富士山を見るために〝菊花山〟を登り、その後は笹一酒造のイベント〝新酒まつり〟で日本酒をしこたま呑んできた話です。11月9日の土曜日のこと。
この日の数日前。当日の山の天気予報は曇天で寒く、夕方あたりからは降雨のおそれ‥となっていた。
そしたら仲間が高円寺の“気象神社”で晴れをお祈りしてきてくれた。その甲斐あってか願いが叶い、なんともバッチグーな登山日和の一日となった。
まずは山歩きの話。
集合場所は『JR大月駅』に8:45分。新宿駅経由で中央線に乗り高尾駅へ向かう。次は中央本線に乗り換えて大月駅まで移動する。
先月の山行に続き、今回も公共交通機関での山歩きとなった。でもこれは当然のこと。目的は日本酒を呑みにきたのだから。
後ろに見える山がこの日登った『菊花山』で、標高は644mと低山ながら、山頂からの眺めはとにかく美しかった。ヨメ氏、大月駅前で顔ハメる。
登山口へ移動。
この日のメンバーは10人。みな日本酒が大好きな超の付く呑兵衛だ。
引率してくれた仲間からは、「暴飲暴食するから“軽~く”山を歩いとくよ!」てなニュアンスの説明だったはずなのだが‥、しっかり額に汗するちゃんとした山歩きでビックリ笑。額どころか全身汗びっしょりとなった笑
この日は雲一つ無い快晴青空の登山日和。
見晴らしポイントでは綺麗な富士山が見られてホッとする反面、11月も半ばに差し掛かろうとするこの時期で、まだ冠雪していない富士山に不安の目も向ける。
なにかで「雪がなくなったら、全員負け。」という記事を読んだものだから、やっぱり心配になる。
山頂、団らん、談笑後、再び美しい富士山を目に焼き付けてから下山する。
コースのいたるところで富士山がこんなに綺麗に見られる裏山があるのは本当に羨ましい。
大月駅へ戻り笹子駅へ移動する前に、駅のプラットホームで山歩きの乾杯をしてひとまずお疲れさま。駅のキオスクに缶ビールが売っていて助かった。
ん‥?一人仲間が増えている笑。11人となって、本来の目的地へと移動するのであった。
去年このメンバーにヨメさんが〝足の甲(中足骨)を骨折”した際にお見舞い酒をもらっていたものだから、そのお返しとして、ささやかな全快祝いを皆に配っておくのも忘れない。酒豪伝説、本当に効く👌
さて、次はメインの酒呑みの話。
行ってきた場所はJR笹子駅前にある『笹一酒造 新酒まつり』会場だ。真っ赤なのぼり旗が目立っててすぐにわかる。
この新酒まつりは、以前から仲間に楽しいから美味しいから行こうよ呑もうよと嬉しいお誘いをもらっていたのだったが、別の山歩きの予定が入っていたり、住んでいる地域の理事会があったり、ヨメさんが足を骨折していたりと、いつもタイミングが悪くて行かれなかったのだ。
今年はこれに予定も体調も合わせて、満を持しての参加となった訳なので嬉しい。
そしたら先ずは、何度も参加しているベテランの仲間から指示をもらい、テーブルと席の確保と防寒着を着込み、受付で〝10枚つづり2800円のチケット〟を買って、〝ぐい吞み〟をもらいにゆくのである。みんな手馴れた様子でちゃっちゃっと準備する姿が可笑しい笑
準備が完了したら、ぐい吞みを持ってチケット一枚ちぎって新酒を注いでもらいにゆく。なかなか楽しいシステムである。
そして、怒涛の乾杯が何度も幾度も繰り返されてゆくのであった。
乾杯の開始に併せてテーブルの上には、日本酒用のゴージャスなおつまみ弁当が配られた♡ これは当然、仲間がつくってきてくれたもの♥
ボクらの山仲間には、『東の横綱(矢車関)、西の横綱(キキ関)』がいるので本当にありがたい。勿論これは体型のことを言っている訳では無く、料理の腕前のことを言っている。
先日の“食欲の秋キャンプ”では、この両横綱には本当にお世話になった。
今回は、東の横綱がこんな華やかなで美味しいおつまみを作ってきてくれた。まさにプライスレス。くれぐれも体型が横綱級な訳ではない笑
さて、本格的な呑み会が始まります‼
他にもいろいろな種類のおつまみがテーブルの上にたくさん乗っていた。
山をやる人たちって、本当にみんな料理上手で尊敬する。
日本酒を注ぎに行ったり食べたり喋ったりととにかく忙しい。
みんなの近況報告話に花が咲く。
相も変わらず酒を注ぎに行っている者もいれば、小休止zzzして一休みしている者もいる笑
ワインを注ぎに行ったり食べたり喋ったりと兎にも角にも忙しい。
因みに“もろみワイン”と云うチケットの要らない無料のワインもあって、様々なお酒を呑んだりして本当に忙しない。
小休止zzzしてダウンしている者もいる笑
でも復活してじゃんけん大会で新酒をちゃっかり当ててしまう強運の持ち主は、さすがは東の横綱である!
しかもボクらのグループから、他にも、次のじゃんけん大会で勝ってしまう者もいて驚いた。
真っ暗になったころ、廻りを見渡すと知らぬうちにボクらのグループだけになっていた。これももう毎年のことらしい笑
菊花山と笹一新酒まつり。とても楽しい呑み山行であった。
現地へは電車を乗り継いで2h30分ほどかかるけれど、行ってきた甲斐以上に得たものがとても大きかった。
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最高点の標高: 641 m
最低点の標高: 360 m
累積標高(上り): 317 m
累積標高(下り): -320 m
総所要時間: 01:49:58