ウチのGWは5/3㊌から。さて‥何処の山へ行こうかと考えてみても、ボクの乏しい経験値では素敵な山候補がなかなか引き出しから出てこない。そんなときは、ウチはヨメに頼るのだ。
そうして決まったGWの山歩きは、まだ未踏の奥秩父『和名倉山』を歩いてくることになった。さらに『将監小屋』でテント泊をして、のんびり呑んで過ごしてくることになった。5/3㊌~5/4㊍の話。
登山口は、“将監登山道入口”から入山。車は、“民宿みはらし”の駐車場に駐めさせてもらった。1日500円だから2日間で1000円。本格的なGW初日の8時過ぎでもまだ若干の駐車スペースはあった。みはらしのおばあちゃんがまだ元気なのも嬉しい。
一日目の行程は“将監小屋”のテント場までなので、2時間ほどの林道をゆっくりと歩いてゆく。
林道の脇にはたくさんのスミレが咲き乱れていたが、あんなに小さいお花をボクには上手く撮れる訳もない。
小屋に到着後はテント泊の受付して、二人で2000円を支払う。今どき一人1000円は本当にありがたい。
干してあるお布団が気持ちよさそうであった。小屋泊の人はきっと、今夜はぽっかぽかで眠りにつけるはず。
テン場で好みの場所を決めたら、早速テントを張ってまったりタイムを開始する。11時過ぎには呑み始めたのであった。
この日持参してきた酒は、缶ビール4つとワインのフルボトルを2つ。昼前から呑み始めたもんでビールが足らず、小屋で追加の缶ビール(小さなおつまみ付き)を2本も買ってしまった。ビールがキンキンに冷えていたのはかなり嬉しい。ちなみに缶ビール(1本500円)しか売っていなかった。
今回のテント泊山行では、この新しいテントの試し張りも目的の一つであった。長い縦走やテント泊で軽量化したいときのために、これは3年前に買ったものであるが、そんな出番がくるのをずっと待っていた。
再来月、北海道へ山旅にゆくため、厳選した荷物と道具で行きたいのである。
使い勝手としてはかなり良く、自立する超軽量のテントは本当に便利であった。位置づけとしては自立するドーム型のツェルトとなるらしいが、真冬以外なら、普通に使えるのではないかと思えるほどに優れている。
室内の結露の多さは少し気になるが、それに変えてもテントの軽さはピカ一なので、今後はどんどん使って行こうと考えている。
17時半の時点で50張りキャパシティのテント場、満員御礼であった。54張りのテントまでは数えた記憶はあるが、その後は酔っ払って寝てしまったため不確定。
とても静かで(覚えていないが‥)よく寝られた(べろべろだったらしいが‥)テント場であった。将監小屋テント泊また来たい。
―――――
さて翌朝。5/4㊍、やっと“和名倉山(白石山)”を歩いてきた山歩きの話。
4時に起床し5時出立。朝焼けがとても綺麗な朝だった。朝方はボクでも少し寒く感じるほどで、2度まで気温が下がった模様。
歩いてきたコースは将監峠を経由し、綺麗な富士山を見ながら、山ノ神土、リンノ峰、東仙波、吹上ノ頭、二瀬の分岐、そして“和名倉山”へと歩いてゆくピストンルート。
初めて歩く山道は本当に楽しい!!
この日は富士山と大菩薩嶺がとても美しく綺麗だった。
稜線歩きが新鮮で楽しい!!
特に西仙波から東仙波への“稜線”からの眺めがバッチグー👌
“東仙波”山頂からの景色も文句なし👌
5年も前に歩いた、北岳、間ノ岳、農鳥岳の“白峰三山”(南アルプス)も綺麗に見えていた。北岳はまた久しぶりに歩きに行きたいものである。
そうこうしているうちに、二瀬の分岐に到着。和名倉山へはあと20分ほどの位置に到達。
さて『和名倉山』
眺望ゼロとまるで噂通りではあったが、苔むした樹林帯が、ボクは嫌いではなかったむしろ好き。気に入ってしまい、しばらくあっち行ったりこっち行ったりしてウロウロしていた。
下山路も景色が素晴らしくって、その場から立ち去りがたし。奥秩父、感慨深い。
そして下山の途中、このblogを知ってくれている方から声をかけられた。これまた嬉しいやら恥ずかしいやらで、上手くそして丁寧に言葉を交わすことができなかったことが心残りである。
将監小屋のテント場に帰幕し、荷物をまとめて帰宅。とても有意義で楽しめたテント泊山行であった。和名倉山も、今度はトレーニングで秩父湖から日帰りでチャレンジしてみたい。
そしてもうぼちぼち山は暑い!!
半袖Tシャツに日焼け止め、そして虫除けスプレーは毎回忘れないように準備しておきたい。この日の山行、500mlのナルゲンボトルももう3本は必要だった。
――――――――――
最高点の標高: 2040 m
最低点の標高: 1280 m
累積標高(上り): 1694 m
累積標高(下り): -1704 m
総所要時間: 06:24:38