白峰三山歩き〈ケーコ編〉

農鳥岳山頂

ズドラーストヴィチェ!ヨメです。
おそらくbebe夫には北岳の記事を書けない3つの理由があるのだろう、
じゃ私がやりますよ。

長年、夏季限定の仕事を毎週末に入れてたものだから、なななんと夏山デビューでした。
夢は膨らみすぎて、本チャンは7泊9日の大縦走とし、今回はその前哨戦てことで、
さてどうなることやら。

7/16(月)祝日・海の日三連休の最終日
1時半起床、2時出発
なんせ初めての夏山、ストレスなく楽しみたい。
覚えたての「休日入れ替え制」を使い、土日は働き、火水は休む。

〈奈良田第二駐車場からバスで広河原へ〉
第一駐車場は満車、少し先にある第二駐車場に駐車
第二駐車場にもトイレ、バス停あり
5時32分・始発バス(第一駐車場を5時30分に発車し、2分で第二駐車場に到着する)
浮かれてたのか、お金を払わずに乗車したり、空いてるのに暫く膝の上にデカザックを載せ、バスに揺られてたり、
行動が少し変だ、落ち着け!

登山道

この日、広河原~大樺沢は通行止めにつき、白根御池~草すべりコースで、
ノロノロ歩きでも休憩は入れず、一気に白根御池小屋まで行ってしまおう。

白根御池小屋

〈白根御池小屋〉

白根御池小屋の桃ソフトクリーム

生ビールの誘惑にも負けず、桃ソフトクリームで小休止する。
水も補給させてもらう(無料)

白根御池と鳳凰三山

〈白根御池と鳳凰三山〉

草すべり

暑いぜ!草すべり

草すべり

下山者のマナーが良く、沢山励まされ、とても歩きやすいが、暑い暑すぎる。
浴びるように水分と塩分を補給するも、足が攣りそうになる。
小太郎尾根分岐までは灼熱地獄が続いた。

小太郎尾根

命からがら小太郎尾根に取り付くと、突然開けた景色と爽風にbebe夫が歓声を上げる。
マズイ、早くもbebe夫の興奮がピークに達している。

北岳 肩の小屋

肩の小屋でとうとう気持ちも緩み、
「今日はもう肩の小屋にしちゃう?生ビール呑んじゃう?」
と甘えた事を言い出す始末、おい。
ここはオールフリーで我慢しな!ホントのビールは北岳山荘で!と諭し、
オールフリーを2缶与えた。

北岳山頂への稜線

あと少し登るだけで北だけ。

北岳山頂

〈北岳〉
いや~感無量。
多分、お互いが違う事を思い、感慨無量だった。

北岳山頂直下

北岳山荘があまりにも近くに見えて、30分もあれば着くんじゃ?と
軽い足取りで歩いても歩いても山荘が近くならない。
bebe夫との会話にも飽きて、花の写真を撮ったり、後ろのソロの男性と話したりと自分の時間を過ごす。

緑ハクサンイチゲ

緑ハクサンイチゲ(アローラ?)
最近、花もポケモンも色違い探しに夢中なのである。

北岳山荘

〈北岳山荘〉水無料
あ~遠かった。くたびれて、ダラダラ歩いて、やっと着いた。
テント場の受付を済ませたbebe夫が平らな物件探しと生ビール呑みたさでイライラしてて、
クタクタの私とギスギスした会話を交わす。

北岳山荘の生ビール

そりゃあもう、ね。

ユンボで石垣を作っていた方(山荘の人?)が云うには、今日はここも気温が20℃まで上がったそう。
半袖Tシャツのまま、寝袋には入らず、寝袋をかけたりはいだりして寝た。

北岳山荘テント場 夜景

時折、ガスが流れて満天の星空ではなかったが、
甲斐駒方面の稲妻が激しく、綺麗で、見入ってしまった。
 


北岳山荘テント場

7/17(火)
3時半起床、軽い早いビバークレーションと甘酒の朝食を済ませ、
ガスでびしょ濡れのテントを畳み、用を足し(←これ大事)、5時出発。

北岳山荘テント場

稜線歩き

今日の核心部は大門沢下降点から大門沢小屋までの3時間弱の激下りとし、
それまでは標高3000mの稜線歩きを満喫しよう。

中白根山

〈中白根山〉

緑八重ハクサンイチゲ

八重の緑ハクサンイチゲ

間ノ岳山頂

間ノ岳山頂

〈間ノ岳〉

富士山

おや?

ライチョウ

おやおや?

富士山

おやおやおや?

農取小屋への稜線

ここも見えてからが遠い。

農鳥小屋

〈農鳥小屋〉
値引き品を更に値引きし、100%グレープフルーツジュースを100円にしてくれる。山で飲むと旨さ100倍。
小屋のオネーサンに「富士山、噴火してませんよね?大丈夫ですよね?」
と聞くと、雲の流れる方向がいつもと違くて、真上に上がっていただけとのこと。
農鳥小屋の親父さんとオネーサンも朝イチで富士山を見たときは「噴火してんじゃねぇか!?」と驚いたそう。

西農鳥岳山頂

西農鳥岳から振り返る。

西農鳥岳

西農鳥から農鳥への稜線と富士山

農鳥岳山頂

〈農鳥岳〉

農鳥岳山頂

〈白峰三山〉
右から北岳、間ノ岳、農鳥岳

山でポテチ

暑くて食欲もなくなり、昼食はポテチだけ。
山でのポテチはカロリーを気にせず幾らでも食べられるのがいい。

大門沢分岐下降点

〈大門沢下降点〉
ハイマツ帯、岩場の激下りからズルズルと滑るザレ場へと続き、勢い余って崖から谷底に転落しそうなカーブ箇所もあり、こりゃいかん!と気を引き締める。
無風で汗が乾くこともなく、露出してる肌はジットリ濡れたまま、そこに止まった虫が溺れ死に張り付いたままである。なんだかなぁ、ハエ取り紙になった気分。
しばらくすると道もだいぶ良くなり、沢に合流した。

大門沢

ザックを放り投げ、全身水浴びをする。生き返った。沢に感謝。

大門沢小屋

〈大門沢小屋〉水無料
昔ながらの山小屋というか、工事現場のプレハブ小屋のようでbebe夫はひと目で親近感が湧いたふう。
テントの受付を済ませ、テン場も空いてそうだから、まずはビールで乾杯をする。くぅ~

大門沢小屋テント場

先着は今日上がってきたソロ男性2人のみ、最終的には6張となった。
段々畑状の狭いテン場で展望も狭いのに真正面に富士山が見えるという、とても幸運なテン場と思う。

大門沢小屋テント場

テントを張り、ビールを求めに行くと「そうめん1000円」の張り紙が目に入る。
ほほぅ、水が豊富な小屋は違うのぅ~と注文するも、「これは昼のメニューね、もう夕食の支度に取り掛かってるから。」と断られてしまう。がーーーん。今までの人生の中で一二を争う美味しさだったろうに無念である。
 


大門沢小屋

7/18(水)
5時起床、ビバークレーションとコーヒーの朝食を済ませ、
若干濡れ気味のテントを畳み、用を足し、6時半出発。

大門沢小屋

今日の核心部はズバリ、木の橋
ワイルドな木の橋が4つだか5つ続くのである。
梅雨時期に濡れて滑る橋からドボンした『』、その翌年も梅雨で濡れて滑るから靴を脱いで靴下で渡った『』、
滑り体質の自分にはとても他人事ではないのである。

大門沢の木橋

大門沢の木橋

私は早々に現れたL型の橋が難易度が高く感じたけど、
bebe夫は終盤に現れる1つ目の吊橋だけが相当怖かったらしい。

大門沢で水浴び

〈命の沢〉

大門沢下山路

〈命の水〉

最後の最後に通過せねばならない、川の工事現場やバス通りは平日につき、トラックがバンバン行き交い、
歩きづらかったが、仕事中だから仕方あるまい。我慢我慢。

下山後、冷房の効いた車の中で、珍しく会話が弾んだ。
「7泊9日の大縦走は辞めよう、暑くて無理!」
以上。

稜線歩き

スパシーバ!白峰三山!
 


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