蓼科山歩3 at 稲子湯

蓼科山山頂
〈↑蓼科山 山頂〉

2014年から2015年への年越しは、今年は八ヶ岳の稲子湯旅館で過ごしました。さらに2014年の最後の登山として、雪山の師匠である二人の山仲間(kojiさんmieさん)と一緒に蓼科山を登ってきました。よって、今回の山行が本格的な雪山シーズンinとなり、稲子湯では気の合う仲間と心ゆくまで呑み食いと温泉を楽しむ忘年会となった。雪もたっぷりとあって絶好のロケーション。とても印象深い年越しと相成りました。

この記録記事は、そんな12/31~1/1のこと。

 

蓼科山登山道

先ずは蓼科山の雪山歩きのこと。
蓼科山はボクは三回目。今回は白樺高原国際スキー場からスタートした。一番上段の無料駐車場に仲間と8時に集合し、身支度をのんびりと整えて、ゴンドラリフトの始発8:50に乗ってリフトトップへ移動。
ところで、今回ワカンを持ってきていたのだが、かってに不要だろうと判断し、車に置いてきたことを後で大後悔するハメになった~_~;。山行の終始、なんとも雪深くてラッセルの嵐だった。太ももまで潜る潜るでとても歩きづらい。とは云っても、実はボクは4人組の最後尾をしれ~っと何も物言わず顔して歩いていたので其れほどでは無かったが、歩きづらいことには変わりなし。
恐らくボクらグループの先頭を歩くCL(チーフリーダー)の疲労度は相当なものだったことだろうと予想できたが、非力で体力の無いボクがいつも以上に力を消費しても逆に迷惑をかけるだけだと思い、ここは涙を呑んで先頭だけは辞退した。~_~;メンゴ

 

蓼科山の樹氷

コースの概要は、白樺高原スキー場リフトトップ⇒七合目一の鳥居⇒馬返し⇒天狗の露地⇒将軍平・蓼科山荘⇒蓼科山(標高2530m)山頂までをピストン。
とにかくコース内はほとんどが雪深く、まともに歩けたのは山頂の岩が露出しているあたりだけ。装備は終始ツボ足とダブルストック。将軍平まではスノーシューやワカンがあればボクでももっとスムーズに歩けたかと思う。
ただ、将軍平から山頂までは急登なので、ピッケルに持ちなおすかどうするか悩みどころではあった。それから、風が強くてとにかく寒かった。目の廻りは買っておいたゴーグルが役に立ち快適であったが、手、とくに指先の感覚がなかなか戻らずに難儀したものです。

 

蓼科山山頂

さて、蓼科山の山頂に到着したら付近はガスでプチホワイトアウト状態。
視認性は安全に歩ける程度あったので何ともないが、山頂からの、青空のパノラマの景色を期待していたボクにとってはかなり残念でありました。でもまあ、樹氷にモンスター、海老の尻尾など寒い雪山の産物を見ることができて満足ではあった。吹雪いてさえいなきゃ、雪山はこんなシーンでもものすごく楽しい♪
が、課題は時間。山頂まで3時間半もかかってしまった。下りは早かったけれど、やっぱりちょっとかかりすぎよね。苦笑

 

稲子湯旅館

そして気持ちよく雪山で遊んだあとは、ぺこぺこなお腹を満たし疲れて冷えきったカラダを癒すために稲子湯旅館へ向かったのでした。
稲子湯と云えば、思い返せば去年の2月の大雪の重さでお風呂の屋根が倒壊すると云う災害に見舞われたことがまだ記憶に新しい。あの時、実は予約を入れようと電話をしたらその話を聞いて、ものすごく心配でたまらなかった。行きたくてしょうがなかった稲子湯のお風呂、早々に復活してくれて本当に良かったと思っている。お湯、本当に気持ちが良かった。宿に着いてすぐと翌朝にお湯に入り、心身共にリラックス。温泉の力って素晴らしい。

稲子湯旅館の夕食

さ、そしたらいよいよメインのごはんのこと。
山の仲間の先輩たちがみんな口を揃えて云うんです。「稲子湯のごはんって最高よ!」って。この人この人この人もそう。なのでボクも念願かなってやっと稲子湯に来られました。今回の山行とこの旅館の選択をしてくれた山仲間の二人には大感謝している。正月早々、楽しくて美味しい雪山をありがとう。これでますます来年は何処へエスコートしてくれるかが楽しみだ。またヨロシク頼みます!

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