女峰山歩き

女峰山 山頂

こちらのエリアへはよく訪れるのだけれど、実は初めて歩く『女峰山』。

歩くのならば、志津乗越からアクセスして、ぐるっと一回りした山歩きをしたかったのに、今はもう志津乗越までの自家用車での乗り入れは禁止されていました。と云うことで、今山行は“霧降高原キスゲ平園地”からの入山となった訳です。

女峰山までの登山道

その霧降高原から女峰山までのコースを“山と高原地図”で調べてみると、ピストンルートで9時間45分とあった。
となれば、足の速くないボクらはほとんどコースタイム通りだから、遅くとも7時前には歩き始めたい。久しぶりに早起きした6月3日の日曜日のこと。

霧降高原キスゲ平園地

東北自動車道、日光宇都宮有料道路と乗り継いで日光ICで降車し、日光の駅前を経由して霧降高原キスゲ平園地の駐車場を目指します。
日光宇都宮有料道路をドライブ中、先日歩いた『旧日光街道』のコースがところどころ併走しており、感慨深いものがありました。いやはやこんなところをよく歩いてきたもんだ。でもお疲れビールの旨さは格別なものがありました。

霧降高原キスゲ平園地 天空の回廊

霧降高原キスゲ平園地の駐車場へは6時15分に到着。トイレのある一番大きな第3駐車場に駐めさせてもらい、身仕度を整えて6時30分にハイクアップ。
すると、目の前には噂に聞いていた“1445段”もあるとんでもない大階段がそびえてました。まいっちんぐ( ´Д`)

女峰山までの登山道

でも、“天空の回廊”とよばれる1445段の階段をクタクタになってクリアすると、そこにはとても素晴らしい景色が広がっておりちょっと感動した。
鹿除けの回転ゲートを過ぎ、そして小高いところまで歩いてゆくと、そこから見える眺望にさらに感動するとこ受け合いです。
さて、階段をクリアしてからが実は本当のハイクアップ。楽しい山歩きが始まります。

シロヤシオ

歩き始めると先ずは“小丸山”にさしかかり、ゴツゴツした歩きにくい岩場を避けてクマザサの道へ進んでゆきます。すると、白くて綺麗な花が咲き乱れていました。ヨメさんに聞くと“シロヤシオ”だと分かった。可愛いらしく、キャーキャーうるさい。

女峰山までの登山道

その後、あれも撮ってそれも撮ってとの指示に従ってあげるものの、名前を聞くまでいったい何の花なのか分からんちんであったが、色々な花が咲いていて、まぁ綺麗ではあった。
一つ。珍しいことにイワカガミと云う花の名前だけは即答でき、我ながらびっくりした。

女峰山までの登山道

“赤薙山”に到着したあたりでようやく大階段での疲れのダメージが抜け、ペースも上がり調子が良くなってきた。
ところがどっこい、目的の女峰山までは登って下ってを幾度となく繰り返すものだから、これがものすごくしんどくて軽く叫びながら気合いを入れて歩き進めてゆきました。

独標

“赤薙奥社跡”を経由したら“独標(一里ヶ曽根)”でたっぷりと大休止。暑さによる尋常じゃない発汗でしたので、こまめに水分補給をしていたのにカラダがどうも言うことを聞いてくれません。

女峰山までの登山道

ここはお腹がまだ空いていなかったけれども、無理しておにぎりをぱくつきます。その後、ごはんを食べたら足の運びがスムーズになったので、どうやらシャリバテになっていたようなのです。
暑さで水をがぶ飲みすると空腹が満たされてシャリバテになっていることに気が付くのが遅れます。この日の反省点。

ナルゲンボトルと虫除けスプレー

景色の良い“独標”をあとにしたら、いったんザレた道を結構下って“水場”まで行き涼を得ます。頭からかぶった水が最高に気持ちんよか。気力が復活し、やる気がみなぎります。

女峰山までの登山道

空になったナルゲンボトルに水を補給して、次の急登をクリアします。するともう目の前には女峰山の頂が綺麗に見えていました。はやる気持ちで心躍ります。

女峰山 山頂

『女峰山』の山頂に到着。山頂からは、男体山、大真名子山、小真名子山、太郎山、帝釈山の“山容”が綺麗にお目見え。
霧降高原からのこのルートで疲労こんぱいしていたので、当初狙っていた目の前の大真名子山からのルートはボクらには無理だなと分かり、そっちを無理して歩かないで良かったなと安堵する。

日光連山

ひとしきり山頂で有意義な時間を愉しんだら、下山は岩場やザレ場に気を付けながらピストンルートで来た道を戻ります。苦しんだ登りも帰りの下りは早い早い。

水場

水場で冷やし中華のお昼ごはんを取っていると、独標から女峰山ではなくモアイ岩の“十一面観音”を目的としていた“先輩”と遭遇。独標手前あたりから出会って面白いお話を聞かせてもらっていたので、その後の動向が気になっていたところでした。

モワイ岩

ロープ必須の険しい山道を経て辿り着いたモアイ岩の観音さまに会えて、それはそれは嬉しかったようです。ボクらにもっとこの日の時間があったら、そちらの山行の話も聞いてみたかったところ。

赤薙山

さて、赤薙山あたりまで来ると、もう膝が笑ってしまっていて相当にバテバテです。赤薙山の頂手前にはキスゲ平への“巻道”があるので、帰りは迷わずそちらを使いショートカット。小丸山までのゆるい山道を、行きとは違った景色を堪能しながら、残りの山歩きを愉しみます。

女峰山までの登山道

霧降高原キスゲ平園地からの今回のルート。1445段の階段はしばらく遠慮したいけれど、その先で出逢いこの目で見てきた見晴らしの良い風景は、またこの肌で感じてみたいなと思うほど、素敵な山行でした。しかし久しぶりに疲れた・・・。(>_<)

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女峰山

■山域:日光連山 女峰山
■日時:2018年06月03日(日)☀
■目的:特訓山行
■山行:霧降高原キスゲ平園地<06:30> ⇒ 1445段の階段TOP<07:00> ⇒ 小丸山<07:05> ⇒ 赤薙山<08:20> ⇒ 赤薙奥社跡<09:25> ⇒ 独標(一里ヶ曽根)<10:20> ⇒ 水場<10:40> 女峰山<11:45> ⇒ 水場<12:50> ⇒ 独標<13:30> ⇒ 赤薙奥社跡<14:15> ⇒ 赤薙山<15:10> ⇒ 小丸山<15:40> ⇒ 駐車場<16:20>
※駐車場は“第三駐車場” 綺麗なトイレあり
■メモ:ペットボトル飲料は一人4本を完飲+水場で1本補給
■ルートラボ:https://yahoo.jp/GZ3kAp
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