赤城山“黒檜山”歩き

赤城山“黒檜山”山頂

2月18日の日曜日のこと。

前日に雪が降ったようで、たっぷりと雪があった赤城山の“黒檜山”を歩いてきました。
ボクらが赤城山を歩きにゆくときは、先ずは節約山行を望んでいるとき。自宅から赤城山までは下道で約100kmの道のりなので、高速道路は一切使いません。そして、赤城山を歩くと決めたあとは、目当てのサンドイッチが食べられる群馬県は邑楽郡大泉町にある“TOMIのパン屋”を経由地に設定して、赤城山の何処かの山へと向かいます。

no

トミのパン屋の良いところは朝6時からやってくれているのと、毎回必ず食べる“チーズコステーラ(500円)”がべらぼうに美味しいこと。しかも濃くて旨いブラジルコーヒーが100円で飲めるので、ヨメさんと二人で1200円の朝ごはんを山歩き前にのんびり取ることができて、これが実に都合がよろしいんです。

黒檜山登山道

さて、TOMIのパン屋に30分ほど立ち寄ったお次は、50km1時間半の道のりを赤城公園ビジターセンター(9時オープン)まで走ってゆき、そこで最後のトイレ休憩を済ませます。
ボクらの赤城山での山歩きはだいたいいつもそこを拠点として、黒檜山方面か地蔵岳方面か鍋割山方面かを決めるのですが、この日の天気は“お天気ナビゲータ”によるとどこも快晴だったはずなのに、いざ到着してみるとかなりの“吹雪”でまいっちんぐ。(´Д`)
峠道に入ってすぐに風が強く雪が多いな~と感じてはいましたが、そこまでの風も雪も望んではいなかった。

黒檜山登山口

さてさて、そうなるとこの日の目的としていた山の上での“水餃子鍋”がおじゃんと消え、山行自体もどうしたもんかな~とテンションがどんどん低くなってゆくボクとは対照的に、ちょっと試してみたい装備や試したいことがあると云う挑戦的なヨメさんの目が輝いた。
あえてさらに吹雪いているだろうと思われる赤城山の主峰、黒檜山を歩きたいと云うものだから、大沼の赤城神社先にある、黒檜山登山口前の“路肩の駐車場”へジムニーで向かいます。

黒檜山登山道

黒檜山への登山口はいきなりの急登が始まりますから、車から完全防寒の身支度を整えるのと同時に、12本爪アイゼンも装着して山登りを開始しました。ガシガシ先を歩いてゆくヨメさんの後ろをゆっくり追ってゆくと、結構な雪があることが分かります。
吹雪いているために気温もかなり低い。山頂では氷点下20度オーバー。アウターのフードを目深くかぶり、目元はゴーグルを付けて寒さ対策を施しましたが、この日は特に太ももが寒かった。

赤城山“黒檜山”登山道

でも、雪の登山道はそんなことも忘れるぐらいにとても綺麗でした。青空はちっとも出てきてはくれなかったけれども、吹雪で真っ白になった背景に、樹氷や霧氷が写り込むモノトーンな銀世界は、息を吞むほどにとても美しい。ボクの写真ではそれが伝わらないのが少し悔しく思うけれど。

赤城山“黒檜山”山頂

黒檜山の山頂までは、休憩無しで一気に登っていった。常にボクのずっと前を歩いていたヨメさんが、あまりにも元気だったのだ。これ あとで聞いてみると、みんな道を譲ってくれるものだから途中で休んでまた譲ってもらうのも何だしね、と云う。
今年の4月に、本当に最後の手術の、“ACL(膝前十字靭帯再建手術)”のボルト除去手術が残っているが、足の経過はいまのところ何もかもが順調に回復してきたことが見て取れる。あまりにも元気すぎるが・・・。(´Д`)

黒檜山登山道

話は変わり、雪山山行記事のところで何ですが、今年の夏からは実は“夏山の縦走”に行ける。これはボクが建築士資格試験の講師の仕事を去年秋で辞めたので、今年の夏からはその期間を“夏山縦走”にあてられるのです。夏の山に行くのは実に初めてのこと。
もちろん夏山と云えばボクらにとっては恋い焦がれたアルプスなので、北に南のアルプスへ行かない手はありません。北海道や屋久島なども視野に入れてはいますが、夏のアルプスへまだ一度も行ったことの無いボクらにとっては、先ずは北アルプスの山々の頂へゆくことが、いまの夫婦間でのホットな話題です。
それが実現できるようにヨメさんは足を治し、雪山山行も含めた毎週の山歩きを体力づくりに見据えて、現在に至ります。

黒檜山登山道

話は戻り、黒檜山からの帰りは下り一辺倒なので早いこと早いことこの上ない。途中、雲の切れ目から差し込む日差しで廻りがパァーっと明るくなる度にカメラで景色をおさめようと試みますが、ショルダーハーネスに直接取り付けていたデジタルカメラが寒さで動作不能となり役立たずになるというトラブルに見舞われてしまった。
やはりこんなロケーションの山行では、カメラはきちんとカメラバックに入れて、保温を意識した取扱いをしなければなと学んだ。いやそれにしても困ったときのiPhoneで、体温を感じられるポケットに入れていただけなのに本当に良く撮れる。これにはとてもビックリだ。( ఠ_ఠ )

黒檜山登山道

■山域:赤城山 黒檜山
■日時:2018年02月18日(日) 雪
■目的:雪山山行と水餃子
■山行:黒檜山登山口前駐車場(09:40)⇒猫岩(10:00)⇒分岐点(10:55)⇒黒檜山山頂(11:00)⇒分岐点(11:15)⇒猫岩(11:55)⇒P(12:05)
■ルートラボ:
赤城山“黒檜山”歩きシャシン記ログ

-山歩きと山登り

© 2024 bebeDECO