日光社山歩き

日光社山からの眺望
〔せっかくの日光男体山が曇り空で残念賞〕

“日光社山”を歩いてきた建国記念日三連休最終日の、2月12日のこと。実に寒い山行でした。正確な気温こそ確認していませんが、山頂は麓の気温と標高差と風速を考えると恐らくは氷点下15度以下の世界。デジカメの電池があっという間に充電池切れとなり、カップラーメンが3分で冷たくなりました。パタゴニアR1フーデイのマスクとフードの部分が暖かくて特に重宝した雪山山行でした。

日光社山
〔一番向こうにちょこんと見えるのが日光社山〕

週末のいつもの山歩きを何処にしようかと決めかねているときは、ボクらにとっては困ったときのクニさんで、遊山通信の過去記事を参考にさせてもらい“日光社山”と決めました。この山仲間の素晴らしところは、穴場的空いている山域を比較的好んで歩かれているので、ボクらにはいつも願ったりかなったりの好条件の山を教えてくれるのだ。さらにGPSログも公開してくれているので、もうお世話になりっぱなし。

歌ケ浜第一駐車場
〔歌ヶ浜第1駐車場と雪だるま。この場所めちゃくちゃ寒い!〕

さてその参考にした山行記事によると、冬期は目的の駐車場の300m手前のトイレ(立木第二駐車場)しか使えないとのこと。もちろんそれに従ってさっさと用を済ませ、無料の“歌ヶ浜第1駐車場”にジムニーを停め、湖畔から吹き付ける冷たい風にぶるぶると震えながら、さっさと支度を済ませてハイクアップ。珍しく手袋も二重にして、パワーメッシュTシャツ+R1フーディ+ソフトシェル+ハードシェルの完全防寒の装いでスタートしました。

中禅寺湖と日光男体山
〔湖畔でドローン撮影をしていたお兄さんと遭遇。楽しそうだった♪〕

右手に中禅寺湖と日光男体山を見ながら、約4キロ1時間の林道を“阿世潟分岐”まで歩いてゆきますが、景色が良いので飽き飽きしなくてこれがすこぶる良い。スロースターターのボクにとっては、山歩き開始直後はこれが実に気持ちが良い。ゆっくりとカラダが温まってゆくので、“阿世潟峠”からがっつり上る急登に備えての良いウオーミングアップ代わりになりました。
とは言え、そんなものは関係の無いオールラウンダーのヨメさんにしてみれば、景色が良いのなんて最初の1キロ15分で十分らしく、あとは飽き飽きしてあくびしてました。(~_~;)

日光社山の登山道
〔お天気は終始曇り空なのだが、時折出る青空を逃さず撮影♪〕

今回の山行では一応ワカンを装備して歩きましたが、ルート上の雪道はしっかりと踏み固められており、ワカンが活躍することはありませんでした。逆に阿世潟峠からは雪があまりにも堅いので、早い段階から12本爪アイゼンを付けての登りに至ります。雪も峠からはかなりの少な目。
登山道には危ない箇所はほとんど見あたらず、山頂まではピッケルも不要でストックだけでゆきました。それよりもなによりも風が強くて寒気にやられ、指先がじんじんする痛みにまいっちんぐ。感覚が復活するのにかなりの時間を要してしまった。

日光社山からの眺望
〔山座同定の苦手なボクでも、ここからの眺めはいくら何でも分かる〕

山行どきの日光社山のお天気は、“てんきとくらす”で調べた通りに曇り空。時折ちらほらと青空が顔を出してはくれますが、眺めのいい日光男体山にはずっと雲がかかってました。日光社山の山頂越しから見える男体山の青空に映える凛々しい雄姿を期待していただけに、落胆は大きい。でもま、そんなお天気でも社山からのパノラマの眺望は素晴らしいものがあって、中禅寺湖、男体山、太郎山、戦場ヶ原などが綺麗に見えてなかなかのもの。

日光社山の登山道
〔雪の乗っている稜線をひたすら歩いてゆく〕

この日は5人の登山者とすれ違っただけだったので、目の前に広がる美しい景色をほぼ独占できたことに対して喜びを感じながら、“日光社山の山頂”をあとにしました。やっぱり空いている山は、いい♪ 山歩きの満足度が違います♪

日光社山の登山道
〔雪の中禅寺湖畔を歩くのは、とても気持ちがいい!・・・ボクの場合 ´Д`〕

■山域:北関東 日光社山
■日時:2018年02月12日(月)☁時々☀
■目的:雪山足慣らしとアイゼン歩行
■山行:立木第二駐車場(トイレ)⇒歌ヶ浜第1駐車場(08:40)⇒阿世潟(09:45)⇒阿世潟峠(10:20)⇒日光社山(11:40)⇒阿世潟峠(13:25)⇒阿世潟(13:45)⇒歌ヶ浜P(15:00)
■ルートラボ:https://yahoo.jp/ofMkB5
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