ボンジュール、ケーコです。さてこの日のためにまつお家に前泊させてもらう。ネコの睡眠妨害に遭いながらも快眠。1時30分起き、2時出。車を50㎞走らせるごとのコンビニ休憩が楽しくて、ついついお菓子やジュースを買ってしまう。いつもは殆ど休憩をとってくれないから、私は助手席で寝るしかないのだ。
7月17日(日)三倉山山開き
参加費¥1000で、バス送迎、山バッジ、くじ引き(景品はカボチャ、リンドウの花、手編みの靴下など)、お神酒、お蕎麦の振る舞い、傷害保険付。これからキツイ縦走だというのに、景品にほっこりさせられてしまう。いかんいかん!
音金稲荷神社P 05:50 ~ 空沢山(唐沢山) 08:55 休憩 ~ 一の倉~三倉山 10:25 休憩 ~ 大倉山 11:37 ~ 流石山 12:58 ~ 大峠山 ~ 大峠 14:12 ~ 林道大峠線終点P 15:03 ~ (バス) ~ 音金稲荷神社P
1年に1度、便利なバスが出る。神社Pと林道終点Pの間をピストン輸送してくれるのだ。殆どの参加者はここから林道終点Pまでバスで行き、大峠側から歩き始めるようだ。縦走せず、流石山大倉山あたりまでのピストンの方も多い。私達は神社Pから入山させていただく。こちら側は空いていること、空沢山までの傾斜率35%を下りに使いたくなかったこと、早朝の涼しい時間に少しでも早く歩き始めたかったことが理由だった。
この山域には長靴じーさんが出没すると聞く。それ以外にも後で登場するが、ウエストポーチじーさん、ナタカマばーさん、レッツゴーばーさんが影を潜めていた。
空沢山(唐沢山)までの3時間の急登が核心部だった。そこそこガレてて、そこそこ泥んこ、登り難くはないが手がかりも少ない。やはり下りで使わなくて良かった。慎重に下らないと泥んこ滑落しそうである。うるさいなーと思っていたレッツゴーばーさんの掛け声「レッツゴー!」にいつしか、まつおの母も私も励まされ(笑)いいペースで引っ張っていってもらう。
空沢山山頂で休憩中、ナタカマばーさんに遭遇。道が無かった20年前、鉈と鎌を背負って切り開いたそう。すごいな、おい!ですよ、ホントにもう。
傾斜はだいぶ緩くなったものの三倉山まで1時間の登りが続く。次第にレッツゴーばーさんの声が遠くなり、あっという間に聞こえなくなった。視界は開け、茶臼岳も頭を覗かせ始めるが、稜線の西も東も山肌にはべったりとガスが張り付いて離れる気配がない。ほぼ無風である。暑い。この辺りで大峠から入山した人とすれ違うようになる。飛ばしてくるのはじーさんで、水1リットルも入らないであろう小さなウエストポーチ姿だったりするのである。私、ここに来るまでにもう1リッ トル飲んでるのに、どーいうこと?
三倉山山頂ではお神酒の振る舞い有り。本日の山めしはダンナが居ないので、ひねりがありません。最近、ゆかりがキてる?
正面に那須連山、右手に沼原池が見えてやっと那須に居る実感が湧いてきた。沼原池は結構高い位置にあったのだな。
〈サンショウウオの卵〉
〈モリアオガエルの卵〉
五葉の泉で水浴びしてるウソ(鳥)、サンショウウオとモリアオガエルの卵を観察し、やっと花も目に付き始め、うかれていると雨が降り出す。がーん。ほてった体に心地良い雨で済んでくれて良かった。
あ!!!三斗小屋温泉!
〈大峠〉
〈大峠のアップ〉
会津中街道(松川街道)の要衝だったそう。ピンとこない程、山奥だよなぁ。今は道ではなくて山だもん。このあたりの先人は皆、普通に長靴じーさんだったに違いない。
下山後、林道大峠線Pでバスに乗り、稲荷神社Pまで送ってもらう。
町の集会所で冷たい蕎麦を振る舞われ、まつおの「オレ、初めて蕎麦が美味しいと思った」と いう言葉を聞いて、あぁ、いい山歩きが出来たなと思った。いつもと少し違う。山自体の魅力と達成感だけではない、長靴じーさん、スロトレ、レッツゴーばー さん、まつおの母、ナタカマばーさん、まつおの好き嫌い克服、色んな人生が絡み合ってる。まさに人間交差点(ちと強引)。交差点・・・交差点・・・大峠! 以上、花より大峠萌えな山歩きでした。
メルシー♡まつおの母
自分memo:次回があれば、水は1人2.5L必要。