足底腱膜炎となり、しばらく不調だったヨメ氏の足。先日は調子を見るため、3000m峰の『乗鞍岳』を歩いて様子をうかがってきた。‥なかなかであった。
ならば今度はと、重たい荷物を担ぎテント泊はどうだ?!と云うことになり、尾瀬沼へキャンプしに行ってきた話です。7月31日㈰~8月1日㈪のこと。
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尾瀬沼へキャンプしにゆくのは本当に久しぶり。前回訪れたのが思い出せないほどだ。でもこんな時、ブログに記しておくと昔の山行を瞬時に検索できるから便利である。読み返すと文章が拙くて恥ずかしいんだけれど…。
今回の尾瀬沼へは大清水から入山。日曜日の朝8時前に到着。大清水第3駐車場の日陰のエリアに駐車し、二日間で1000円だった。
歩き始めは、低公害車両も走る一般的な“一ノ瀬休憩所”の方へは向かわず、スタート直後別れる右手の“奥鬼怒林道 大清水起点”から歩いてゆく。
前日に地図を眺めていたら、尾瀬沼を経由した周回できるコースが目に止まる。そちらの道は、定宿としている“日光澤温泉”への道でもあるから、そのうちゆくのであれば、様子を見るには丁度良いから歩いてみるか?と云うことになった。
緑鮮やかな林道を小一時間ほど歩いてゆく。
むむ、こちらの道も、好みの雰囲気でなかなか良い!‥‥途中までは だが^_^;
あまり人が入っていないからなのか前日の大雨でやられたのか、土砂崩れや土砂崩壊なところが多数あったが、慎重にその場をやり過ごして先へ進んでゆく。
やっと“小淵沢田代”の湿原へ向かう登山口に到着するも、赤テープを見つけられなかったら意外とひっそりしているんで、見落としそうであった。
一息入れ、重たい荷物を担ぎ直し態勢を整える。
登山道なのか沢なのか分からない急登をぐいぐいぐいっと登る。
景色もなく‥渋〜い山道であった‥。渋い山ずきの春日部の仲間でも連れてきたら、きっと喜ぶことうけあいだ。稜線の湿原に出るまでは、本当にNON景色‥。
やっと尾瀬沼への分岐点に出るも、水飲み休憩で立ち止まっていると直ぐさまアブがやってきて足を刺していくから最悪だ。しかもあいつらタイツの上からお構いなしに濃厚なのをお見舞いしていくもんだから本当にたちが悪い‥( ꒪Д꒪)
今山行、暑いので半ズボン&太ももまでのタイツで臨んだのだが、下山後、痒くて痒くて発狂しそうで気を紛らすのが大変であったので、今後はやっぱり長ズボンで歩くことにする。
さて、目的の“小淵沢田代”の湿原に到着。
[キンコウカ]
やっと開けた景色が望めてホッとする。しかしここも、そんなに人が来ないのか結構荒れていた。
尾瀬では珍しく、木道の状態があまり良くはない。しかも一本しかないので、互いに行き交うことができないのである。そんなことからも、あまり人は来ないのかなと想像ができるのであった。
小淵沢田代をじっくり堪能したら、尾瀬沼キャンプ場へ再び歩いてゆく。
尾瀬沼ヒュッテで二人分のキャンプ料金2000円と二人分の生ビール代1600円を支払い、幕営地のウッドデッキでテントを張る。14時頃のこと。
去年2021年の“鹿島槍ヶ岳山行”以来のテント泊であった。
尾瀬沼、とても空いていた。
目ぼしい花も終わり、しかもこの日は日曜日。さらには、小淵沢田代経由で来たものだから、ほとんど人には会っていない。
テン場も先着者が四組しかおらず、サイトは選びたい放題。今回は水場にもトイレにも近い“4番サイト”とした。メインの通路との距離も比較的あって、とても良いサイトであった。
駆けつけ生ビール後はお腹を満たすために、長蔵小屋別館で軽めのお昼ごはん。落ち着いたらやっと尾瀬沼も軽く歩いて散策する。
尾瀬沼キャンプ場までの周回コース、意外とくたびれた。ザックが重い分だけやっぱりコースタイム通りには進まない。
テントへ戻り、メスティンでごはんを炊きながら宴会を開始する。
人に言えないぐらい賞味期限の切れたアマノフーズのカレーがあったので、晩ごはんは何としてもカレーにしたかった。尾瀬の水が美味しいからなのか、炊きあがったご飯がバッチグー♪
夕暮れ時のテントサイトも雰囲気は良い。
ひとり、沈む夕日を見に尾瀬沼へ。
酒呑んでしこたまオツマミ食べてカレーまで食べたらヨメ氏はテントでバタンキュー。12~3kgはあるであろうザックを担ぎ、尾瀬沼まで歩いて来られたので、テント泊の様子見山行もなかなか良い塩梅であった。次は縦走‥できるかな‥。
朝もやの燧ヶ岳‥。たっぷりと寝た。
星を見るはずが、一回も起きなかった‥。20時まで、テントの前でひとり静かに呑んでいたのだが、気がついたらテントの中だった‥。ボクも人のことは言えません‥。^_^;
帰りは、一ノ瀬休憩所方面へ向かって下山する。
燧ヶ岳をバックにキメてみても、ズボンはワークマン!
帰りはもうアブに刺されるのはごめんだと云うことで、小屋泊やテント泊で大活躍している部屋着(トラベルシェルパンツ 1900円)を着て下山。
のびのびで楽ちんで山着としても遜色なしなので、これは何だか癖になりそうだ。
天気が良いと、山行の終わりも全て良し。
尾瀬沼のテント泊山行、楽しかった。
下山後は、沼田市の“満洲飯店”に立ち寄って黄金の3点セットを味わってきた。
我ら大好き“ぎょうざの満洲”の初代料理長がいるお店と聞けば、寄らない訳にはいかないのである。どれもこれも最高に美味しかった。特に餃子がたまらない!
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最高点の標高: 1893 m
最低点の標高: 1197 m
累積標高(上り): 969 m
累積標高(下り): -954 m
総所要時間: 02:51:34