鹿島槍ヶ岳歩き〈ケーコ編〉前編

10/7(木)

3:00 起床
3:30 出発

 

7:45 扇沢橋を渡ってすぐ右手の三角Pからスタート
平日は空いててイーネ!イーネ!

 

この辺りはまだ緑が青々している

 

すぐに色付きはじめる
ガスっていても色鮮やかだ

 

八ツ見ベンチ
八ツ見えず

 

ケルン
日が差すとたちまち夏に逆戻りしたような暑さと湿度の高さで、
息も荒くなる

 

 

駅見岬
扇沢駅見えず
けど、針ノ木が見えてきた

 

石畳

 

このタオルの使い方は頭から汗が吹き出ているって証拠

 

水平道
落葉し、遮るもの無く、太陽が照りつけると気温が30℃にもなる
10月だよ?

 

黄金岬
見下ろすと、ダケカンバの黄葉がきらきらと輝き、まさに黄金岬だ
名前の由来、当てちゃったかな?

 

てくてく、てくてく、

 

えっちら、おっちら、

 

 

12:30 種池山荘
ここでbebe男が”俺の緊急事態宣言”を発令する
「もうこれ以上歩けない、無理!」
夢か現実か?悪夢に違いない

さかのぼること・・・・・

昨夜22時にはイビキが聞こえてきた
睡眠5時間ちょっと、いつも通り目覚めも良く
上信越自動車道のSAで用を足し(大きい方)
快調!快腸!調子イーネ!と浮かれてた

扇沢出合でザックを背負うと、
「いつもより少し軽いかな~」
なんて、余裕こいてた

それもそのはず、前日に宿泊予定の冷池山荘に
「まだビールありますか?」
と確認電話を入れ、在庫があるとわかると、ビールは担がなかったんだから

赤ワイン1本とポケットウイスキーは保険と理由付け、
ザックに突っ込んでいたけど

安曇野の道の駅でパンを食べ用を足し(大きい方)
また出ちゃったよ!と浮かれてるから、
「ちょっと!出し過ぎなんじゃないの?
カロリー消費する前に全部出しちゃってない?」と注意する
もう何なの、この会話

歩き始めて1時間後、
「悪い汗が全部出て調子が上がってきたぞー」
とか言ってたような、今思えば空元気だったのか?

それからペースが上がることなく落ちる一方で、
黄色い道標ごとに休憩し、
黄色い道標ごとの荷物の移動が始まり、
ワイン、ウイスキー、水、コッヘル、シェラカップ、カトラリー、、、
と続き、挙句の果てにはテントを持って先に行ってくれ!!!
とおっしゃる。

何度も水分の補給や高カロリーのゼリー飲料ををすすめても、
気持ち悪くて飲めない、気絶しそう、こんなの初めて、
俺もう無理、爺ヶ岳も登れない、と言うばかり

「ここで横になって30分くらい寝たら?
ほら、よく、ちゅちゅ先輩が道端で寝て回復してるじゃないの」
と提案しても、
「こんな所じゃ、俺は寝られない、無理!」
の一点張りで、聞く耳を持たないジジィの相手をしてるようだった

種池山荘まであと15分!の道標が見えてからが長かった

3歩進んでは杖に顎を乗せて立ち止まりの繰り返しで、
これはもう駄目だなと薄々感じていたが、受け入れたくなかった

 

12:30 種池山荘着
記入済みで持参した、テント泊者全員の名簿を提出するとき、
「ダンナの調子が悪いので、冷池ではなく種池に泊まって、明日、下山します」
と、日程とテント場の変更を伝え、受付を済ませた
小屋の前のベンチで、つべたいコーラを飲みながら作戦会議をする

 

13:30 平らなテント場へ移動
暑い日向を避け、涼しい木陰にテントを張る(優しさ)
1時間と30分の昼寝の昼寝で、bebe男さん、復活したっぽい

 

15:30 鹿島槍ヶ岳がよく見える開けた高台まで散歩し、
bebe男が”俺の緊急事態宣言”を解除する

「明日、鹿島槍、登れそう」だって

 

 

遥か遠くに小さく見える冷池山荘と、
だいぶ登った先にある斜めってそうなテント場を、
超ズームレンズで盗撮し、
「うわっ、こっち(種池)で良かったんじゃないの~」
と言い放った
どの口が言ってるんだろう

 

元気な証拠、やっと飲めた!

受付のお兄さんに、
「あの~ダンナが寝たら復活しまして。明日、鹿島槍に登って、
ここでもう1泊して、明後日下山します」
と伝える
「良かったですね、明日まで天気良さそうですからね」

 

その他にも、1日ずれてしまったこの先の予定変更手続き諸々をしないと。
最も電波が入るという小屋前でも、入ったり入らなかったりと不安定な中、
なんとかなった!予備日は大事とつくづく思った

 

17:00 夕食
ナスとエリンギのバター炒め&ソーセージ
赤ワイン、かなり賞味期限が切れてるどん兵衛うどんのリフィル

 

 

18:30 就寝

22:00 星空観察
雲ひとつなく、くっきり見えた天の川
そしてまた寝る

前編ここまで!
申し遅れましたが、今回は私、代打のケーコでした~
後編へつづく

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