大人の遠足『崖温泉♨️山上旅館』編

10月25日㊏〜26日㊐のこと。

 

山歩きをしに行ったのにもかかわらず、悪天候でもって山歩きをせず、〝山小屋探訪〟だけして麓へ戻った山仲間たち。

 

諏訪神社の拝殿に参拝し、食べ歩きを楽しみ、生産者直売所アルプス市場で買い物まで満喫していたと‥。おいおい、山歩きはどうしたよ!
そして土砂降りのなか、ようやくボクが一人先に待つ温泉旅館へやってきた。

──忘れないように記録memoしておこうと思う。
山歩きに来たのに、山へ行かなかった山仲間たちのことを。笑

 

今回は、久しぶりの『崖温泉♨ 山上旅館』での宴のお話。

ひと月ほど前、山仲間が集合をかけてきた。
「いつものメンバーで集まりたい(呑みたい)んだけど、どこがいい?もちろん山歩き付きで!」と。

 

赤湯温泉などいくつか候補が上がったが、最近はこの『崖温泉 山上旅館』に落ち着くことが多い。
ボクにとっては今回で二度目の訪問である。

なんせ、ごはん良し、温泉良し、宿の趣良し、宿賃良し、宿主良し──と、まるで欠点が見つからない。
ただ一つ挙げるとすれば、「一組8人まで」の制限だけ。
9人では、何が何でもダメなのだ。
だがその徹底したポリシーは、むしろ称賛したいところでもある。

 

さて──膝を痛めているボクは、仲間たちより一足先に山上旅館へINした。
15時ちょっと前のこと。

 

通されたのは3階のとても広い部屋だった。

 

畳がいくつ敷かれていたか、数えるのも忘れたほどの広さ。

 

畳の回廊(広縁)が三方に回り、ぐるぐる歩けるほどだ。

 

その広さに感動しながら、まずはひとっ風呂浴びにゆく。

 

そういえば──創業100年を超える古い宿だから仕方ないのだが、階段が多い。
今回のボクのように膝痛を抱える身には、これが少々こたえる。
片足ずつ、ゆっくり昇降できれば問題はないが、そうでなければこの宿は少しむずかしい。
とはいえ、古き宿とはだいたいそういうものだ。

 

それにしても、お湯♨が相変わらず気持ちいい。

 

「肩こり・腰痛・関節痛など体のこわばりをやわらげ、冷えや疲れをとってくれるお湯」と聞けば、つい「膝よ、良くなれ〜良くなれ〜」と祈りながら長湯してしまう。

 

疲れもストレスも、まとめて流す“全身リセットの湯”♨

 

湯上がりには、広縁で一杯やりながら皆を待つ。
仲間にやっと北海道のお土産も渡せたよ👌

 

待望の晩ごはんは19時から。

 

食事処へ移動すると、思わず華やかな食卓を見て歓声が上がる。

 

今回もあまりにも素晴らしくそして美味しい。

 

当然、熱燗がじゃんじゃん進むのであった。

 

3階の大広間での部屋呑みもエンドレス。
気づけば座布団を枕にして、しっかりと横になって寝ていた。‥そうな。苦笑

 

翌朝。
朝風呂を浴び、8時からの朝ごはんもしっかりといただく。
季節のものが並び、美味しくて、実に美しい。ご飯三杯ぺろり。

 

でもって、外は朝から土砂降り。
こんな日はもう大人しく帰るしかない。

 

古き良き鄙びた温泉宿で過ごす「大人の遠足」。
今回も、楽しいひとときであった。愛車ジムニーとの、最後の旅でもあった。
──また次回、このメンバーと、今度は山で会いたいものだ。

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