四阿山・根子岳山歩

四阿山 山頂

快晴が約束されていたこの日、朝5時半過ぎには外で騒がしい鳥の鳴き声に起こされて、前日にちょっと呑みすぎた重い頭をシャッキリさせるために、熱いシャワーを浴びて無理矢理に目を覚ました。
この日の山行は北軽井沢スウィートグラスのトントゥの庭と云うコテージに前泊していたため、いつもよりもかなり時間的な余裕がありました。キャンプ場から登山口のある菅平牧場までは車で60分ほどと近く、とても便利でアクセスの良い山歩きのコースを知ってしまった。
なかなか浅間山へ行きづらくなってしまった今、ちょっとだけ足を伸ばすと素晴らしい山がまだまだたくさんあることを知った。

■山域:四阿山 根子岳 2015年07月11日(土曜日)
■山飯:セブンイレブンのおにぎり
■山行:菅平牧場P(入山料金として一人200円)⇒小四阿⇒中四阿⇒四阿山⇒大すき間⇒根子岳⇒菅平牧場P。歩行時間は休憩込みで6時間30分。菅平牧場のソフトクリームと冷たい牛乳は各々300円だった。
ルートラボ

四阿山へ

四阿山へは2度目。初めて訪れたときは山歩きがまだまだのときで、パルコール嬬恋ルート側からの、しかもロープウェイに乗ってショートカットして歩いた記憶がある。そしてあのときは虫の多さとあまりの暑苦しさに辟易しながら、ツラくてアツくて涙しながら登ったことを今でも覚えている。
ところがどっこい今回は広大な景色をも見る余裕もあって、なんだか感無量。山歩きする体力と気力があの頃から比べるとずいぶんと成長しているようです。(^_^)
さて、登山口を過ぎるとすぐに緑豊かな木陰の山道になり、天然のクーラーの恩恵を受けながら四阿山を目指して歩くも、ざれた山肌のところでは雲ひとつ無い青空から降り注ぐ直射日光が暑くて色白肌にいた痛い。
四阿山の狭い山頂では混みだす前に写真だけそそくさ撮って加齢にパス。そのあと予想通りにわんさか登山者が増えてきてとてもにぎやかになっていた。
そう云えばふと気付くと、四阿山は若い人たちが多かったように感じた。ボクらの大先輩たちがあまりいなかった。この山はアクセスしやすいのだろうか、不思議に思う。

次に向かったのは遠目からは剥げた岩肌が綺麗に見える根子岳であった。
途中で根子岳を眼下に見下ろす絶景ポイントを見つけてしばし休憩。目の前の景色があまりにも綺麗だったのでそこでお昼ごはんとした。

四阿山

食後、激下りを慎重にパスして稜線鞍部の大すき間の広い笹原へ。そしてそこから根子岳へ向かう途中にある岩場から後ろを振り返って見る四阿山と笹原の景色が素晴らしすぎてしばし見惚れる。
ふとここで今回のコースを参考にした入門山トレッキングサポートBOOKの表紙を思い出した。なるほど♪同じところだ、と。
さて根子岳の山頂。パノラマの景色が美しくて広~い山頂は腰を下ろすのに丁度良い岩もあったんだけれど、とにかく暑くて暑くて山頂でゆっくりすることができなかった。
持ってきた飲料水を飲み干して、ザレて危ない坂を慎重に下り、スタート地点の菅平牧場まで歩を進めるのであった。もう頭の中にはソフトクリームと冷たい牛乳のことしか無いのであった。

因みにヨメさん、そのザレて危ない坂で膝に痛恨の大ダメージ。“前十字靱帯断裂(ACL)”とのことで、今後の山歩きに支障をきたすようでまいっちんぐ。ボクの膝が骨軟部腫瘍でヨメさんがACL。これで二人して膝に爆弾を抱える夫婦になってしまった。まいっちんぐもいいところ。
今回500mlのペットボトルの飲料水を二人で5本持って山に入りましたが、こう暑いとこれじゃ足らないように思う。脱水症状を避けるためにも、やっぱり一人3本は欲しいところであった。新たな教訓だ。

根子岳を眼下に望む
四阿山・根子岳山歩シャシン記ログ

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