ちょっと可笑しい“制約”のある温泉に入ってきた。〝おなら〟は禁止の、岳温泉の“岳の湯”である。ここのお湯は熱くてすぐに足が真っ赤っかになるけれど、しばらく我慢して入っていりゃそのうち気持ちよくもなってくる。~_~; 湯治場だもの、入ったり出たりを繰り返していれば良いのよね。とにもかくにも、ここのお湯がとても気持ちが良くてすっかりとお気に入り。また再訪することになりそうです。9月23日(土曜)~24日(日曜)こと。
ところでこちらへは、浄土平の“吾妻小富士”を山歩きしてきた帰りに寄った訳ですが、本当ならばそのまま浄土平キャンプ場でテント泊をするつもりでいたのです。けれども天気が想像していたよりも悪く気持ちが萎えてしまったため、急遽代替えを発案。車なら小一時間で行ける岳温泉の“岳の湯”へとターゲットを変えたのでした。
岳の湯は安達太良山の登山帰りなどの日帰り立ち寄り温泉で有名ですが、実は素泊まり宿泊ができるってことは以前より調査済み。布団に浴衣、TVに冷蔵庫、そして自由に使える炊事場まであって、格安で泊まれて温泉まで付いている。こんな日にこんな優れた施設を使わない手はありません。
岳の湯に宿泊希望の旨を伝えると、16時から18時までの間に来て下さいとの指示を受け、濃い霧と雨が降りしきる中、浄土平から岳温泉へと向かいました。駐車場は、岳の湯からちょっと離れた公共の無料駐車場に停めることになります。この日は幸いにもキャンプをするつもりの用意で来ていましたから、ごはんをつくるのに必要な道具類をザックに詰め込んで宿へ向かいます。
岳の湯へ向かう登山客のほとんどが山の格好から着替えてリラックスした装いで歩いてゆくのに、ボクらは逆の出で立ちで食材にお酒に調理道具がパンパンに入ったザックを持って岳の湯へゆくのには少々可笑しい光景でした。
さてチェックインそうそう持参してきた大量のビールで喉を潤したら、キャンプで食べようと用意してきた食材を綺麗さっぱり消費して帰りたいので、炊事場に入りびたり、ごはんの準備に取りかかります。
結局持ってきた調理道具はニンニクとステーキ肉を焼くためのフライパンと、ご飯ととうきびを湯せんするためのコッヘルしか使わずで完璧にオーバースペック。
火器は備え付けの“1口ガスコンロ”を便利に利用させてもらった。尚、備え付けのガスコンロは硬貨式の子メーターに10円玉を入れて使用する。最初勝手がわからず300円分の10円玉をごっそり用意して料理に臨んだけれど、10円玉は15枚もあれば必要に十分であると思われる。10円で3分間ガスが使えます。
そして調理したものを部屋に運び“晩餐会”。この日はまた例よってガーリックステーキとガーリックライスとした。キャンプめしは、もうこれに勝るものは無いってぐらいに簡単で美味で体力回復になってまさに鬼に金棒めし。
炊事場の道具を借りて洗い物を済ませたら、待望の温泉に入って晩酌し寝落ちていた・・・~_~; 目が覚めたら翌日でした。
ちなみに肝心の岳の湯のお風呂には、〝19時頃〟と〝6時頃〟の2回、ゆっくりたっぷりと入浴してきました。特にこの時間は一般入浴“外”なので、宿泊者だけが味わえる特権のようで、かなりのんびりと岳の湯のお湯を愉しむことができます。ああぁ・・・気持ち良くて最高の温泉でした。♨
⋆memo:岳温泉 岳の湯
住 所:福島県二本松市岳温泉1丁目270
電話番号:0243-24-2139
宿泊料金:一人一泊 3600円(税込)
客室備品:TV、冷蔵庫、エアコン、浴衣あり。お皿、お箸、コップ、湯呑みあり。タオル、歯ブラシ、シャンプーは無し。
特記事項:室内での火器使用は厳禁。冬期の暖房はガスファンヒーターになる模様。トイレは脱衣室の便器が洋式でウォシュレット付きで便利。他は全部和式便器。浴室には固形石鹸だけあり。脱衣室にドライヤーあり。
宿泊の時間は16時から翌朝10時まで。宿泊チェックイン時間は16時~18時の間。入浴不可は9時から10時までと、20時から23時30分までとなっているため注意。