アヤメ平尾瀬ヶ原山歩

尾瀬アヤメ平

先週末の節約山行に引き続き、今週末も節約山行で「尾瀬」に行ってきた。

行ってきた先はアヤメ平と尾瀬ヶ原。アヤメ平は真っ白なワタスゲの穂が ぽわぽわしており見頃だったように思う。けれど尾瀬ヶ原はもう終盤か。ま、そんなところ。お花については上手くそして詳しく語れないもどかしさがあります。まいっちんぐ。
さて、今回の尾瀬山行は「富士見下」の駐車場からスタートしてきました。
尾瀬には珍しく駐車場が無料。トイレだってあります。ただネックなのが尾瀬のメインルートへゆくためのアクセスが長~いこと。もう今は営業をしていないんだけれど、富士見小屋までは片道2時間もの林道を歩いて行かなくてはならないのです。そんなこともありこちら側からは空いているのかもしれませんが、無料で尾瀬歩きが楽しめる願ってもない山行。
今回ボクらが歩いてきたコースは30.5kmの道のりを10時間かけて歩いてくると云うもの。暑くて長くてしんどかったけれど、そんな苦労してきたことなんてすぐに忘れさせてくれる不思議な魅力の尾瀬に、またまた足を踏み入れてきました。

富士見下の林道

■山域:アヤメ平 尾瀬ヶ原 2016年06月11日(土曜)☀のち☁
■目的:ロングトレイル歩き
■山行:富士見下の無料駐車場〈07:10〉⇒富士見小屋〈08:55〉⇒アヤメ平〈09:20〉⇒鳩待峠〈11:00〉⇒山ノ鼻〈12:15〉⇒龍宮小屋〈13:20〉⇒長沢新道⇒富士見小屋〈15:40〉⇒富士見下P〈17:10〉
■ルートラボ:http://yahoo.jp/C2y4k0

尾瀬アヤメ平の池塘

富士見小屋の下にある水場の出はちょろちょろだった。
けどそれでも水が出てくれているだけでもありがたくて、この暑くて長い単調な林道を歩いてきた褒美としては最高のものでした。とにかく冷たくて美味しい水だった。帰りにそこで汲んで帰ったお水でコーヒーを飲んだらべらぼうに美味しかったのだ。
山歩きのコースは当初、富士見小屋から反時計回りに廻って険しい長沢新道を先にパスしてしまおうと考えていたんだけれど、天気予報を調べてみると晴れ間はお昼頃までと早い時間だけだったので、じゃあ時計回りにして天上の楽園と云われるアヤメ平を先に見て廻るルートに変更し、池塘のあるパノラマの美しい景色と真っ白なワタスゲと楽しく戯れてきました。尾瀬のアヤメ平、初めて訪れましたが実に良いところでした。友人連中にも是非薦めたい。

尾瀬アヤメ平のワタスゲ

大混雑していた鳩待峠から山ノ鼻までの登山道では、良いことがほとんど無かった。むしろ悪いことしか覚えていない。(>_<)
木道を歩く大人数の団体さんを追い抜かすため、空いている方の木道をダッシュで走り抜ける最中に木道のつなぎ目の段差にけつまずいてしまい2秒ほど宙に舞った。で怪我の被害は相当なもの。切り傷、すり傷、ヤケド、打ち身、と治療薬のパッケージの裏に書かれている効能効果そのもの全部。痛すぎてすっかり泣くことを忘れてしまったけれど、大渋滞している木道でスッテンコロリンした恥ずかしさも相当なものがありました。やはり尾瀬は安全にゆっくりと歩いた方が無難です。

龍宮小屋

龍宮小屋ではヨメさんが土産品の「尾瀬鹿バッジ」を買うと云う。
丁度良かったのでボクはビールを買ってそこで小休止。これからハードな登りが始まる長沢新道に備えて英気を養った。急登を頑張って何とかやり過ごし、土場まで来られたらあとはこっちのもん。アヤメ平の分岐のところまでは緩い木道が続き、クールダウンするのに最適な道のりでした。富士見小屋では再度息を整えて、水場で水を汲んでまた辛く長~い林道を歩いて富士見下の駐車場へと戻って行ったのであった。
歩いてきた軌跡が旗竿な形の今回山行のこのコース。お天気によってどっち廻りにもコース取りができるから、尾瀬ヶ原にゆくときは是非ともまたアヤメ平を経由した山歩きを楽しみたいと思っている。登って下りてを2回繰り返し10時間の山行は本当に久しぶり。来週はきっとあまり歩かない山行になりそうなので、今週末の山行は是が非でも長い距離を歩いておきたかったのである。

天空の楽園 アヤメ平

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