太平山茶屋はしご酒歩き🈡〈もみじ庵と日の出家編〉

6/21の土曜日のこと。
まだ暑さにカラダが慣れていないので、いっちょ「暑熱順化」でもしに行こうじゃないか──と、そんな口実で汗をだらだら流し、歩いたあとのビールを美味しくいただくために、最近お気に入りの低山・栃木県の『太平山』へ出かけてきたお話。

 

そして、セブンサミッツの最後峰〈もみじ庵〉で、太平山三大名物の「焼き鳥」と「玉子焼き」と「太平だんご」に、+αのお蕎麦も味わって、太平山の全茶屋の三大名物を完食してきた話でもある。

 

因みにここで言う「セブンサミッツ」 とは、本来ならば世界の七大陸の最高峰を指す言葉なのであるが、ここでは太平山の七つのお茶屋さん〈山田家〉〈あづま家〉〈松乃家〉〈日の出家〉〈栃木家〉〈いづみ家〉そして〈もみじ庵 〉を指す言葉に変えて言っている笑
さらに、それらの茶屋すべての『三大名物(焼き鳥、玉子焼き、お団子)』を食べた者を、「セブンサミッター」と呼ぶことにもした、ここだけの話でもある。まったく、憧れの対象にもならないのだが‥笑

 

さて、先ずは太平アルプスを歩いた、太平山までの山歩きのこと。

 

今回もいつもの定番ルート、JR両毛線・岩舟駅から東武日光線・新大平下駅まで、約12kmの山道をおよそ4時間かけて歩いてゆく。

 

でもって今回は、11時過ぎには目的の茶屋に入りたかったので、時間を巻いて巻いてピッチよく歩いてゆくと、3h40mで太平山神社に到着することができた。

 

暑熱順化うんぬんよりも、みな山歩き後に摂取する水分(麦酒)のために一生懸命に歩いたというのが真相だ。この日は、同じ呑兵衛の山仲間夫婦を伴って歩いてきた。

 

11時20分。セブンサミッツ最後の砦、〈もみじ庵〉にin。
まさかの席予約ができる茶屋とは知らなんだ‥。でもギリギリセーフの、2人席の卓×2に座ることができた。

 

今年2025年3月にオープンしたばかりの店内は、冷房がよく効いてはいたものの、外気の暑さと山歩き直後の火照ったカラダには追いつかず、汗が止まらない。なもんで、ビールも止まらない‥笑。一人一本手酌方式で呑みまくる。

 

待望の、お蕎麦付きの太平セット(焼き鳥、玉子焼き、お団子)を注文する。
う、うまい!!
…が、どこかで感じたこの味。ふと思い出して、 働き者のお母さんに聞いてみると、お隣の山田家とは姉妹店なので、焼き鳥も玉子焼きもお団子もお蕎麦も、同じものなんだそうだ。

 

とはいえ、厨房は別、独立した一軒として営業している以上、〈もみじ庵〉の名物三点セットを食べずに「セブンサミッター」とは言えぬ。そこは譲れぬ矜持きょうじである。
それに、 特筆すべきはこちらの、もみじ庵の天ぷらがたいそう美味しかったことかしら。衣サクサクで風味がとても豊かだった。

 

店内は昔ながらのお茶屋さんと云うよりも、現代風なカフェな装い。
歴史ある太平山の茶屋群の中にあって、新しい茶屋が仲間入りするのはなかなか難しいのでは…と勝手に想像していたが、この日の混雑ぶりを見るかぎり、まったくの杞憂だったようだ。

 

さて、〈もみじ庵〉だけで終わらないのが、我ら呑兵衛仲間の良いところ👌

 

次なる河岸は、謙信平へ移り、お気に入りの〈日の出家〉で四たび はしご酒。

 

今度は帰りの電車時間も意識して、ちゃんと節度をもって呑んだのは我ながら褒めてあげたい。手前味噌。

 

アジサイも、そこかしこで見事に咲き誇っていた。
6月29日までは「太平山とちぎあじさいまつり」も開催中とのこと。だからこそ、どの茶屋も大盛況だったのだろう。

 

帰り道、歩いてきた太平アルプスの稜線を振り返りながら、新大平下駅までのんびり歩いて下山。
これにて、しばらくは太平山の茶屋巡りも一区切り…のつもりではあるが、カラダを動かしたくなったら、またきっとこの山に登ることだろう。

次は、新大平下駅前の町中華で「お疲れさん会」も悪くないな──そんなことを考えながら帰路についた、太平山のはしご酒歩きであった。

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