飯豊本山歩き

10連休中のGWの中日、5月4日(水曜)~5日(木曜)のこと。
残雪の“飯豊山(飯豊本山)”を歩いてきました。

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さて今年のゴールデンウィーク。恵まれたことに、ウチは10連休もの休みを取ることができたので、何処か遠くへ行こうかと目論んでいたのだが、真ん中あたりに義父の四十九日法要があったり、最終日前日には小さな友人(高3女子)の吹奏楽部の演奏会に誘われたりと、虫食いで大事な予定がちらほらと入っていた。

 

なもので、山歩きの予定が立てづらく、さてどうしたものかなと決めかねていたところ、タイミングよくいつもの山仲間から、「残雪の飯豊本山に一緒にどう?切合小屋泊で!」との心躍る連絡が入ったのであった。カッチンちーちゃんよ、いつもすまぬありがたい。

てことで、先ずは“大日杉小屋”へ集合するため、自宅を深夜0時に出発してゆくのであった。夕方18時に寝て23時半に起きて出かけたのだが、意外にもぐっすりと眠れ、歩き始めの調子はまずまずであった。

 

目指すは遠くに見える真っ白い『飯豊本山』へ。
白川湖越しに見た飯豊の山が、幻想的でとても綺麗であった。朝4時半頃のこと。

 

大日杉小屋では、別の飯豊山のスペシャリスト達ともおちあい、総勢8人の飯豊山好きと一緒に行動してゆくこととなった。
残雪の飯豊山は、危険地帯やルート不明瞭なところが多いため、ボクらだけではとても無理な山行となるので、これほど心強いことはなかった。

 

ザンゲ坂の急登をゆく!

 

ところがぎっちょん、飯豊山のスペシャリストたちはみんな足が速い。ヨメもボクも付いてゆくのがもうやっと‥。しかも会話しながら普通に歩いてゆくものだから、度肝を抜かれるのである。

 

そんなボクらのことを心配してくれたからなのか、休憩を多めに入れてくれたのはありがたい。休憩の度にボクらは、最強の“アミノバイタルのゼリードリンク”を飲んで急場をしのぐのであった。顆粒の、アミノバイタルも何本飲んだかもよく覚えていない‥。

 

景色もお天気も抜群で、最高の登山日和であった。
目の前に広がる残雪の飯豊山が、本当に綺麗なのである。

 

とはいえ、先頭集団とヨメとボクらとの差は開く一方で、ヨメは地蔵岳までの急登を頑張りすぎたのか、両足が攣ってしまいてんてこ舞い。
で、塩を大量に舐めたり、仲間から差し入れてもらった梅干しに即席みそ汁を直に摂取したりして何とか一時しのぎをするのだが、なかなか足の状態が良くならない…。
とりあえず、この日の目的地としていた『切合小屋』が肉眼でハッキリ見えるところまで踏ん張って来られたので、ぎりぎりセーフな感じではあったがまぁ何とかなったのは良かった。^^;

 

お!! 真っ白い雪の斜面に落とす影が美しいな!!

‥だなんてことを考えながらも、そこからもまた地獄のような辛い急登が続くのであった。気温が高く、雪も緩み、踏み抜き地獄なのも辛かった‥。

 

切合小屋に到着。
1階入口は雪で覆われていたため、2階入口からハシゴで上がるのであった。
この日はボクらを含め、16人程度が小屋に宿泊していたようだ。寝床は南側2階を利用、とても暖かであった。ボクはダウンジャケットすら着なかった。

 

小屋の到着とともに、雪に埋めて冷やした缶ビールがキンキン冷え冷えになっていた。
こんなに美味しい乾杯ビールは久しぶりに味わった気がする♪ そしてそして‥、楽しい宴へと突入するのであった。

 

―翌朝―

日の出。4時45分頃のこと。

飯豊本山の登頂と、この日の『重要なミッション』をクリアするため、朝焼けた切合小屋を5時に出発する。
しかしながら翌日も、前日の疲れが全く抜けていないヨメと、お腹が痛いボクらコンビが初っぱなから出遅れる。磯B、目に眩しい朝日を見ながら、登山人生2回目の雉撃ちをするのであった…。^^;

 

そして、朝から長~い急登に喘ぎながらも“姥権現”の姥様へ到着。

 

とても重要なミッション『姥様のお着替え』に立ち会えることができて感無量であった。
この方(青い方)、もう何年も“姥様のよだれ掛けと帽子”を自ら作り、取り替えに来ているスゴい方。今回みたいに小屋泊りじゃなくて、日帰りで来てしまうこともあるんだから只者ではない。

 

さらに今年は、もう一人の仲間とともに、例の“赤いもので祝う”風習の年齢だそうで、その仲間が作ってきた赤い帽子と前掛けをペアで付けてご満悦。姥様と一緒に、みんなでお祝いしたのである。これはとても思い出深い出来事となった。

 

 

そんな出来事を経て、ヨメ(ボクも)‥、みんなから遅れながらも、何とか残雪の“飯豊本山”の頂きに立てたことは非常に喜ばしいことでした。
ヨメ本人も、みんなに引っ張られたから何とかついてゆくことができたと言っているぐらい、仲間のパワーってのはスゴいものだなと実感。ボクと二人なら、きっとそこらへんで帰ってきていると思われる。

 

飯豊本山の登頂後は、あまりの景色の良さになかなか稜線から離れられず、さらに遅く亀の歩みとなった。

 

いつかはボクらも‥、ダイグラ尾根、歩けるかしら‥。勿論、下りに限るのだが‥。

 

雲ひとつない!!
飯豊ブルー!!(そんなのあるのか‥?^^;)

 

思いっきりポーズをキメる仲間を全身で撮影する仲間を撮影するヨメ氏。

 

赤の衣装に着替えた姥様が目立つ。赤は目印となってとても良い塩梅。

 

飯豊本山からの下山はあっという間であった。
切合小屋にデポした荷物を回収し、ザックの中身をパッキングし直したら、本格的な下山を開始する。

 

 

下りの景色も最高であった!

 

もったいなくて、なかなか素直にまっすぐ下りられない。

 

さて下りは何とか仲間について行けるものの、今度は前日とは打って変わって無風でとにかく暑かった。雪を包んだ手ぬぐいを首に巻いて、帽子の中に入れた大量の雪で冷やせて歩けなかったら、きっと次はボクがみんなに付いて行けなかったかと思う。

 

残雪の飯豊山行、天気も景色も抜群に良かったのであった♪
“辛くて楽しい”飯豊山。上手く表現できないんだけれど、またすぐにでも歩いてみたいなと思っている。

 

反省点は、小屋泊りだと云うのに荷物を持てなさ過ぎて、ヨメもボクも、気の利いた山のおやつを持っていかなかったことだ。
ゼリーにぶどう、グレープフルーツにオレンジ等々。先輩方のザックからは、疲労回復に最適なフルーツがざくざく出てきてばんばん振る舞われた。ボクらもそういったものは、頑張って見習いたいものだ。‥担げればの話だが…。

 

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■山域:飯豊山 本山 2022年05月04日(水)~05日(木)
■目的:残雪の飯豊山歩き
■集合:大日杉小屋 6時前に歩き始め(深夜0時前に自宅を出発)
■山泊:切合小屋 この日は16人程度が宿泊
■山水:水はまだ出てないため不足分は雪を融かして調達。2Lは歩荷

■寝具:モンベル ダウンハガー800 #3+U.L.コンフォートシステムパッド120
■防寒:ダウンセーター(着ず)+ダウンパンツ(履く)
■温泉:白川温泉 白川荘 450円(montbellカード提示で-100円引きだとか)
■下飯:山形県米沢市の“中華そば こやなぎ”(チャーシューメン)850円

■山行:大日杉小屋→ザンゲ坂→卸田→だまし地蔵→地蔵岳→卸坪→切合小屋(泊)→草履塚→姥権現→御秘所→御前坂→本山小屋→飯豊本山→ピストン復路→大日杉小屋

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合計距離: 27.07 km
最高点の標高: 2109 m
最低点の標高: 614 m
累積標高(上り): 4446 m
累積標高(下り): -4444 m
総所要時間: 10:01:44
Download file: (残雪)山行2022-05-05 15_40_39.gpx

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