この山行の前日。ヨメさんから栃木県の山の〝ハナネコノメ〟を見にゆくから何処どこ駐車場のこと調べておいて‥と仕事場に連絡があった。
ハナネコノメとは、白くて小さい花の中に、赤い雄しべが可愛い多年草のこと。山の沢沿いの岩場などに群生しているアレだ‥と最近はすっかりお花にも明るくなってきている。お花目当てで行ってきた北海道山行のたまものかしら。
さて歩いてきた山は、分県登山ガイド〝栃木県の山〟に掲載されている『仙人ヶ岳』663mの低山だ。ハナネコノメやアカヤシオで何やら有名な山のようだった。
3/20木曜日、春分の日のこと。
山歩きのスタートは〝小俣北町バス停〟前の駐車スペース(トイレ無し)から。
ヨメさんには、人気の山なのですぐに駐車場がいっぱいになってしまうみたいだから早めに出かけようとの提案で0650分着。一番乗りだった。
仙人ヶ岳へは〝岩切登山口〟から登り、熊ノ分岐から猪子峠へ周回するコースを歩いてゆく。
沢沿いの、ロウバイのトンネルのアプローチをゆく。
5回目ぐらいまでは数えていたのだが‥、こうした渡渉が何度も出てくる。
大雨の翌日とかは注意が必要かしら。ゴアテックスの、防水の靴で良かった👌
堆積した落ち葉で、沢が見えず隠れているところもあった。防水の靴で良かった👌
かたくり群生地と、炭焼き跡。
こうした炭焼き跡地が幾つもあった。
くさり場を経て‥
ねじねじ樹木を経て‥
それっぽいところを経由してゆくと‥
沢の岩に、白い塊のようなものが見えてきた!!
赤い雄しべがまだ付いている〝ハナネコノメソウ〟を発見♪
アングルを変えて、または場所を変えて、何度も撮ってゆく!!
小さなお花の写真は本当に難しい!!
ぶれていても何のその、質より量作戦。数撃ちゃ当たる笑
さらに、ハナネコノメが咲いていそうな沢沿いを上がってゆく。
あるわあるわで良いときに来たみたいだ。
ヨメさん、足場の悪い岩場で何度もスクワットをしてた笑
岩切生満不動尊を過ぎて‥
落差のある沢も過ぎ‥
岩切鉱山マンガン採掘坑口跡を過ぎてもまだあるハナネコノメソウ。
赤いしべは少なかったけれど、こんもりと可愛い山のようになっていたハナネコノメもあった。
さて、見どころ満載のハナネコノメエリアを過ぎると、やっと山登りらしくなってきた。
前日に降った雪が少し残っていた急登をぐぐっと登ると〝熊の分岐〟の稜線にでる。
冬枯れた稜線を歩く。
葉が生い茂る新緑の頃とはまた違った光景なのだろうか。
まずは『仙人ヶ岳』の頂上へ到着。
山頂は広い。戻ってきたらここでお昼ごはんだねと決めて、その先の頂きへ進んでゆく。
続いて『女仙人ヶ岳』の山頂へ到着。
仙人ヶ岳にあった案内記しの通り、山頂狭いがここからの景色の方が抜群に良かった。
赤城山、袈裟丸山、皇海山、日光白根、日光連山、浅間山、などが一望。
次はその先の、孫仙人ヶ岳、子仙人ヶ岳、中仙人ヶ岳、前仙人ヶ岳の〝仙人ファミリー山〟へと進んで行きたかったが、この日はここで時間切れ。先へ抜ける仙人ファミリー縦走歩きはまたいつか来ることにした。
仙人ヶ岳から周回する帰りのルートは、知ノ岳、宗ノ岳、犬帰り、惟の岳(維ノ岳?)、猪子山と幾つものピークを経由して猪子峠へと下山。
あとは、歩きやすいようにと枝打ちされていた檜の林道と車道を歩いて駐車スペースへ戻っていった。結構車があって驚いた。13時過ぎのこと。
登山後は、ヨメさんの運転の練習で下道でゆるりと帰った。
すると‥いつも通っていた走り慣れた道で〝登利平〟の看板を見つけて入店。仲間に教えてもらってからハマっている〝鳥めし竹弁当〟を買って帰る。これが本当に美味しい👌
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最高点の標高: 670 m
最低点の標高: 206 m
累積標高(上り): 989 m
累積標高(下り): -992 m
総所要時間: 06:24:36