〈手乗りヤマガラに首ったけ〉
餃子の形の山を歩いたあと、餃子をたらふく食べて、餃子ホテルに泊まる運びとなった週末のこと。12月20日(日曜日)から21日(月曜日)の話。
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先ずは、歩いたルートが“餃子の形”になる山歩きの様子から。
この日の山歩きは初め、群馬県の“子持山”を歩く予定としていました。でも予期せぬ雪によって駐車場までの進路が多難だったため、四輪駆動車じゃない仲間もいたので急遽進路変更をし、ぽかぽかで暖かそうな『水沢山』へと目的山を代えました。
ぽかぽか陽気で暖かそうな目論見は、上州名物の赤城おろしによって見事に外れてささささ寒い一日となりましたが、代替え山にしてこれが結果オーライな山歩きとなって嬉しい限り。
野鳥が、ヤマガラが!コガラが!シジュウカラが!手に乗ってくれてあまりにも可愛い♪
駐車させてもらった“水沢観音”から野鳥のいる『お休み石』までは、ほんの一時間足らずの山道。整備された木の階段や石段があるため、比較的楽ちんに、ヤマガラたちと戯れにゆくことが可能です。
手に乗せる餌は、砕いだピーナッツやアーモンドが良いみたい。ヨメ氏が持ってきたお煎餅は砕いて小さくしても食べてはくれなかった。お休み石の野鳥たちは意外とグルメなのかしら。
しかしこの餌やりが本当にたまらなく可愛くって愉しかった♪
どこからともなく飛んできては、手の平に乗って指を足でギュッとされる感覚が未だに忘れられません。正直なところ、今回の山歩きの印象が、この野鳥との楽しい戯れによって記憶に薄く、、あまり良く覚えていなかったりして…まいっちんぐ。
さて『水沢山』の山頂では、360度のパノラマの景色が素晴らしい。
展望がとても良好なので、人気の山なのがうかがえます。駐車場からたったの90分ほどで山頂に到着できますから、老若男女に愛される山なのもうなずけます。
水沢山の、山頂標識の一番上には“野鳥の小さな木彫り”もあって、なんだか微笑ましい。
そしてボクらは“餃子の形”にするべく歩き進め、“船尾滝”を経由して駐車場へ戻り、老神温泉の『餃子ホテル』へとゆくのでありました。
それにしてもこの日の山歩きはホント~に寒かった…。歩き続けていればそれ程でもありませんが、ひとたび止まっての小休止に寒さがカラダに応えます…。
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因みに先ほどから云っている“餃子ホテル”とは、ボクら夫婦が愛してやまない“ぎょうざの満洲”が営む『老神温泉 東明館』のことであって、源泉かけ流しの温泉がある立派な温泉ホテルのこと。そこのレストランが『ぎょうざの満洲』という仕組みなのです。
これはもう…ぎょうざの満洲の“餃子ファン”にとってはたまらない温泉宿なので、餃子の山歩きをして餃子を食べて餃子のホテルに泊まれる幸せを、最大限楽しんで味わって満喫して来るほかありません。
では「ぎょうざの満洲ホテル」の話。
チェックインは15時なので、それに帳尻を合わすため山歩きの下山と移動の時間を綿密に配分。ところが、大雪による影響と道路工事によって、車がスムーズに進まい…。路面、結構つるつるでした…。冬は注意したい。
チェックインの際は、ランちゃん(ラーメンのラとチャーハンのン)のユニフォームを着たスタッフから、ランちゃんの刺繍が背中に入った部屋着の“作務衣”をわたされ感無量。館内はその作務衣でどこでも過ごせるので快適そのものでした。
そしてお風呂の入浴時間や食堂「ぎょうざの満洲」の営業時間などの説明を聞いてから、客室へやっと通されます。今回の部屋は、川側角部屋の301でした。
先ずはお風呂へGO。
内風呂も露天風呂も気持ちがよくって長湯を決めこみ、このあとのビール大会と餃子大会のために喉をカラカラにしておきます。
そして待望の食堂『ぎょうざの満洲』にIN。
ビールが旨くてたまらないし、何より餃子が最高に美味しくて涙する。
温泉に入ったあとにぎょうざの満洲の餃子が食べられるだなんて、本当に嬉しくて悲鳴が出る勢いでした。東明館で食べる餃子は、さらに「3割うまい!!」
朝…。二日酔いのていで食べたゴージャスな朝ごはん。
当然ながら小鉢には“餃子”が乗っておりましたが、こればかりは二日酔いのカラダには、それはそれはキツかった…。( ꒪Д꒪)
毎度のことながら、ボクらは泊まり山行となると際限がありません。来年の山歩きは、この辺、ちょっと反省せねばなりません。
さて、水沢山の“野鳥”との戯れ山行と、老神温泉 東明館“餃子ホテル”での宿泊。特に後者は失礼ながらこんなにも良いところとは思っていなかったのでびっくり仰天です。
これに味をしめ、来シーズンもまたすぐにお世話になりそうである…。
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最高点の標高: 1194 m
最低点の標高: 605 m
累積標高(上り): 1166 m
累積標高(下り): -1165 m
総所要時間: 04:51:11