4月7日の日曜のこと。
何処でも良いので軽くカラダを動かしたかった。ふと思いついたのが丸川荘。大菩薩嶺ではなく、その山頂の下の方にある“山小屋丸川荘”だ。そこの小屋主の只木さんが淹れてくれる美味しいコーヒーを飲むことが今山行の目的。ゆっくりと歩いてきた。たまにはこうした山歩きも実に楽しい。
アクセスは柳沢峠から。当初は裂石側から歩き始めようと考えていましたが、トイレして駐車場が空いていたので柳沢峠から歩き始めてしまった。天気予報は晴れのち午後から曇り。午前中さえ気分良く楽しく快適に山歩きできれば良しとして、丸川荘からの帰りのピストンはさくっと下りるつもりであった。
ところがどっこい、柳沢峠からのルートにはまだ結構な雪が残っており、足を取られてまいっちんぐ。大幅に時間をロスする。しかも気温が高かったせいか、雪が腐ってずぶずぶ潜る。かと言って日陰に入るとつるつるのアイスバーンだったりで気が抜けない。特にヨメ氏。なもんでのらりくらりと慎重に歩いてゆく。
青いトタンが印象的な山小屋丸川荘が見えてきた。玄関前で、小屋主の只木さんが何やら仕事で忙しそう。とりあえず、元気な姿の只木さんを見られて一安心。去年秋に大怪我をされて心配していたところだ。
小屋で一息ついたら、豆から挽いてくれるコーヒーを注文。何種類かあるうち、濃くてコクがあるナリーニョストレートを頼んだ。うむ、旨い。
と同時に、時間のかかる炊飯に取りかかる。この日の山ごはんは“たこ飯”とした。うむ、これも旨い。手前味噌だが、とても美味しくご飯が炊きあがった。新しい調理道具メスティンの使い勝手もバッチリ。実践したので、これで何処かの山の上でも大丈夫かしら。いやきっと大丈夫だろう。
食後にはヨメ氏ともう一杯ずつコーヒーをおかわりした。今度もナリーニョストレート。新しい茶菓子の“そばっこ棒”なるそば粉で作ったビスコッティがあったので、ひとつ購入して珈琲に合わせて食べてみた。うむ、旨い。
只木さんに云わせるともう少し甘い方が良かったというが、コーヒーに合わせるビスコッティだったらボクは今のままで良いと思った。
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カフェ丸川荘でひとしきり休んだら、下山へ取りかかる。来た道を戻るだけと単純明快ですが、先程通って来てつるつるだったところがきになるところ。この日は最後までノーアイゼンで歩き通した。ところが泥濘が酷かったのでノーゲイターで来たことには大後悔でしたが。(;´Д`)
丸川荘で美味しいコーヒーを飲むことが今山行の目的。ゆっくりと歩いてきた。たまにはこうした山歩きも実に楽しい。