奥日光庵滝歩き

奥日光庵滝の氷瀑

2月12日の日曜日のこと。この日は当初、日光雲竜渓谷の氷瀑を見に行こうと思案していたんだけれども、情報をいろいろと集めてゆくと今はもうとんでもない賑わいで大混雑していると云う。ボクは混んでいるのが何よりも大嫌いなため、こちらの奥日光庵滝へと目的地を変更したのでした。まだ見ぬ雲竜渓谷の氷瀑とはスケールこそ違えど、けれどもボクにとっては庵滝(いおりたき)で満足のゆく山行となりました。凍った滝を見てきたお話しです。

奥日光庵滝への道

つるつるだった日光いろは坂のアイスバーンで肝を冷やしながら、出発地の赤沼茶屋の駐車場には8時に到着。いつもなら到着そうそう先ず身支度を整えるのだか、結構な雪が降っていた。30分ほど狭いジムニーの中で、もぞもぞとのんびり用意しながら、出発するタイミングを今かと計っておりました。
でも結局この日は晴れたり雪が降ったりとお天気の移り変わりが最後まで忙しなかった。晴れてりゃ陽射しがあるので温かく感じるけれども、ひとたび吹雪けば指先がじんじんするほどの寒さに襲われます。

奥日光庵滝への道

登山道に起伏があって景色もいろいろと楽しめるのであればまだしも、この日は天気があまり良くなかったこともあり、目的の庵滝までのトレイルは意外と単調で飽きが伴った。
でもこれは、少しでもノートレースのところを選んで楽しんで歩いてゆけば良かったのだけれど、初めての道だったので踏み締められたトレースを追って、ただ単純に歩いていたのが原因。それから、この日のもう一つの目的であったヨメさんの雪山用登山靴のテストも兼ねていたので、あんまり冒険ができなかったのが良くなかったようだ。

奥日光庵滝への道

それでも徐々に庵滝が近くなってくると、あたりに陽が射し明るくなってきて、ボクらの士気も段々と高揚してゆきます。目印となる左右双方にそびえる黒い山が見えてくると、さらに士気が高まります。
そしてそのままがしがしと歩いていたら、前から来るご夫婦に「もしかしてbebeさんですか?」と話しかけられた。なんとも初めての経験。~_~; 恥ずかしいやらびっくりするやらでその対応がいまいち分からずで、まいっちんぐ。
ちゃんと滑舌良くお話しできたのかどうか不安ですが、これでまた一つ山のネットワークが広がったようで嬉しく思います。

奥日光庵滝の氷瀑

さて、ちい山歩中のちいさん達に別れを告げて先に進むと、庵滝まではあっという間。まだ陽射しも降り注いでくれていたので、ブルーに輝く庵滝の氷瀑をじっくりと堪能することができました。
ヘルメットを被って装備を整えたら、今度は氷瀑の中に突入して青く輝く氷柱を裏からのぞきます。細部をよく見ると割れているところもかなりあって、結構危なくて恐怖する。しかもボクは尖端恐怖症なので、やっぱり長い間氷瀑の中には居られませんでした。(>_<)ヒィエ~、コェ~。

奥日光庵滝

庵滝をあとにしたら、山ごはんできるスペースを見つけてしばし大休止。この日は「みそ煮込みうどん」としました。湯気を伴う山ごはんは身も心も温まるから、雪の山ではやっぱり鉄板です。
長い一服を終えたらまた単調な道を辿って帰りますが、山歩きが終盤になるにつれお天気が最高潮となってゆき、目に鮮やかな青空になっていった。

奥日光庵滝

雪も多くてなかなか楽しめた奥日光の庵滝。ブルーのその表情も見ることができて、実のところ想像していたものよりははるかに見応えがありました。途中の車道歩きが長く飽きちゃうのが玉に瑕だけど、パッと来て気軽にスノーハイクが楽しめるのは、やはり良い!奥日光、とても良いところでした♪(・∀・)

庵滝カラマツの道

■山域:奥日光 庵滝
■日時:2017年02月12日(日)☃ ☁ ☀
■目的:氷瀑と雪山用登山靴慣らし
■山行:赤沼茶屋駐車場(08:30)⇒小田代ヶ原(09:30)⇒弓張峠(10:50)⇒庵滝(11:15)⇒赤沼茶屋P(14:30)
■ルートラボ:http://yahoo.jp/qOGUD2
奥日光庵滝歩きシャシン記ログ

小田代ヶ原の貴婦人

-山歩きと山登り

© 2024 bebeDECO