登山口からすぐにスノーシューを履いて、上州の『三国山』と『ワラジカケマツノ頭』まで歩いてゆき、平標山と仙ノ倉山を眺めながら山ごはんを食べてきたお話です。3月1日㊏のこと。
ジムニーを三国街道(国道17号)の〝三国峠上州口駐車場〟に停めてスタンバイ。この日の雪山装備は12本爪アイゼンとスノーシューを持参。でもアイゼンは最後まで付けることにはならなかった。
見落としがちな登山口へ。どなたかが上がりやすいように階段状にステップを付けてくれていたが、とても分かりづらくて50mほどスルーしてしまった‥笑
初っぱなからずぼるので、早々にスノーシューを装着。
ヒールリフターの踵あげ便利機能を使い、急登もぐいぐいと登れてゆく。
それにしてもこの日は暑かった‥。着てきたハードシェルジャケットなんて歩き始めて3分で脱いでしまうほどの陽気。薄手の長袖Tシャツ1枚で十分な気温であった。
ぼちぼち山へ持参する水も、毎回ザックに忍ばせておく命の水の他に、さらにもう一本必要だなと実感した山行でもあった。足りなくなる前に、綺麗な雪を水筒にたびたび入れては歩いてゆく。
雲一つない!! なんて日だ!!
景色の良い稜線に出るまでは、登山口からのスノーシューイングで2h程度。冬季限定ルートを歩いて行ったが、先行者のトレースも付いていたので危ないところも無く非常に歩きやすかった。
けれども、この近くの山では雪崩注意報も発令されていたので、こうした陽気のときの雪山山行はやっぱり慎重に歩いてゆきたいところ。
稜線の景色がたまらない!!
浅間山も‥‥
赤城の山々も‥‥
そしてこの日の目的としていた「三角山」も「大源太山」も綺麗に見えていた。なんせどこまでも雲が一つも無い。
行き交う登山者がみな口元に笑みを浮かべている。
交わす会話も「お天気で良かったね~楽しいね~最高だね~」と同じフレーズばかりが聞こえてくる。
iPhoneでアプリ〝PeakFinder〟を使って山座同定中。
先ずは『三国山』に到着。11時頃のことだった。
そして稜線をそのまま右側へ三角山方面へと進み、とりあえず行けるところまで進むことにした。そしたらちょうどお腹が空いてしまい見晴らしの良いところで小休止。そこが『ワラジカケマツノ頭』であった。
パノラマの景色がなんとも美しい山の頂であった。
なにより登山者がいなくて空いているのがいい👌
またこんなたっぷり雪があるお天気のときに、今度はビールを担いでテント泊しにきてもいい👌 そんな気にさせるほど、抜群の景色がぐるりと見渡せた。
山頂で食べるカップラーメンは3割増に美味しい。
ヨメさん…ぽかぽか陽気の山頂でごろんとしちゃう始末で、食後のコーヒーブレイクも長々と満喫中。
頭上には、航空自衛隊のジェット機が爆音をあげてものすごいスピードで飛行訓練をしていた。飽きずにそれをしばらく見ては楽しんだ。速すぎて写真撮れず‥。
結局、この日はワラジカケマツノ頭でたっぷりと大休止しすぎちゃって時間切れ。来た道を引き返すことになった。
帰りの稜線歩きの先には、上州武尊山と剣ヶ峰が凛々しく見えていた。
時間が早いうちはまだ雪がしまって歩きやすかったのだが、帰りは気温の上昇に伴い雪が腐ってスノーシューでもずぶずぶと沈み歩きにくい状態だった。
初めから終わりまでずっとスノーシューを履いての雪山山行。これがとても気持ちの良い疲労感ですごくすっきりさせてくれる山歩きだった。山歩きはやっぱりこうでなくっちゃね!!
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最高点の標高: 1634 m
最低点の標高: 1070 m
累積標高(上り): 696 m
累積標高(下り): -694 m
総所要時間: 05:33:53