3月3日㊐のひな祭り。「おんせんがたけ」ではなく「ゆせんがたけ」と読む栃木県の山『温泉ヶ岳(標高2,332.9m)』を歩いてきた話。
風はそれほどでもなかったが、とにかく寒かった気温-10度。終始アイゼンとワカンで歩き、雪の重みが足にズシリと感じた山歩きであった。
スタートは“日光湯元の駐車場”から。
いつもの仲間のお尻に『尻皮』が付いていた!ボクにも買え買えうるさい。ボクにはコヨーテがおすすめらしい。
日光湯元の温泉街を抜けて登山口へたどり着き、冬季ルートの急登に備えて最初からアイゼンを装着して歩いてゆく。
ああ‥アイゼンが重い重いと言いながらも、ヨメさん実によく歩いてゆく。
骨折後のトレーニング山としてとにかく急登の山を歩きたかったとのこと。そしたらここの序盤は丁度良い塩梅。
ところどころでCLが配給付き(りんご)の休憩を挟んでくれる。ついでに尻皮いいよいいよと推しも忘れない。ボクにはコヨーテが似合うらしい。
雪がずいぶん深くなってきたのでアイゼンからワカンに履きかえる。この日の雪質ではスノーシューでもよかったかもしれないが、山頂直下の急登を考えるとワカンに軍配が上がる。軽いのもよい。
ヨメさん、久しぶりのワカン歩行に悪戦苦闘して何度も転ぶ。その都度その都度ダイナミックに転ぶものだから、骨折した足は大丈夫なのかとこっちが心配になるほどだった。
まだまだ先なのだが、温泉ヶ岳の山頂がちょこんと見えてきてロックオン。
新雪が重たく足も重い。
途中の見晴らしポイントでしばらく小休止。
ヨメさんが最近凝っている撮り方。ブラタモリ風だとさ。エンディングテーマの、井上陽水の“瞬き”が流れて来そうではある♪ 番組終わっちゃうの残念ね‥。
日光白根山が綺麗に見えるこの場所も絶景見晴らしポイント。
そうこうして急登をやっつけたらあっという間に山頂へ。
3月3日㊐のひな祭り、温泉ヶ岳にて。
今回も何とか山頂まで歩いて来られて嬉しい。ヨメさんに限っては初登頂。ここに来られたのだから、足の骨折(中足骨)から完全復活かしら。
尾瀬 至仏山まで綺麗に見えるパノラマの景色がたまらない。
その景色を見ながら、他に誰も来なさそうなので山頂で風呂敷広げて大休憩とした。
スウィートポテトが落ちていた。
‥うそ、CLからの配給である。
天気予報通り、昼過ぎには雲が多くなり天気が悪くなってきた。下りは超特急で帰るのである。
無事に下山。
怪我もなく、鈍ったカラダが実に喜びそうな山歩きであった。しかも誰にも会わないとても静かな山歩き。心地良くて大満足であった。
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最高点の標高: 2336 m
最低点の標高: 1480 m
累積標高(上り): 1019 m
累積標高(下り): -1025 m
総所要時間: 07:38:28