アテンド歩き―大菩薩嶺―

11月26日(日)のこと。この週末も、再び『大菩薩嶺』を歩いてきた。磯B、ヨメ氏のサポート無しで、ひとりで仕事仲間を山へアテンドしてきた。そんなお話。

 

天気予報によると、週末はとくに冷え込むのだという‥。そんな話を山へ連れてゆく仲間たちに伝えておき、集合場所の塩山駅へ向かった。

 

普段の山歩きは車でゆくことがほとんどなのだが、この日の山行は仲間を引き連れてゆく訳なので、電車バスの公共交通機関を利用してゆくことになった。
あずさ2号はよく歌うのだが、あずさに乗るのは実は初めてで、齢五十過ぎのおじさんが特急の手配をするのにしどろもどろであった。

 

そんなもんだから途中で面倒くさくなり、行きも帰りも特急の停まる塩山駅にしてもらって、登山口までは予約したタクシーでゆくことになった。
四人で割れば怖くない。でも特急あずさとタクシーを使ってのセレブ登山には変わりない。

 

この日の仲間たちと山歩きをするのは初めてのことだったので、小手調べに、コースはロッヂ長兵衛から大菩薩嶺をぐるっと時計廻りに歩いてゆく王道なコースにすることにした。

 

天気予報とは裏腹に、嬉しいことに朝からめちゃんこ晴れていた。そして気象予報士に驚かされていた気温も全く寒くなく、ボクにとっては暑いぐらい。

 

ピッチよく歩いてゆく。
まさか20代の女子と山歩きができるだなんて思わなかった♡

 

「ほら 後ろ 富士山!!」と言えば、『すご〜い♪ きれ〜い♪』と想像していた通りの返事が“かえってこない”のはご愛嬌。
職業が建築士なもんで、考え方もやることもみな実に個性的。気の向くままに、しょぼしょぼの苔とか踏まれた霜柱とか毒キノコとかそんな写真ばかりを撮っていた笑。

 

「あれが南アルプスの北岳で〜‥」と言っても、やっぱりただ聞いていただけ笑。富士山以外は、あんまり興味はなさげだった。

 

雷岩まであともう少し!

 

『なんで山頂なのに眺望が無いんですか?』の問いに、かなり返答に困っているところ‥。苦笑

 

解けてほとんど落ちてきてしまったが、霧氷が美しかった。

 

雷岩の陽だまりスペースに戻りお昼ごはん。山の上で食べる〝旨さ増し増しカップ麺〟にみんな衝撃をうけていたようだ。
myカップがあれば、コーヒーとか紅茶を淹れてあげるよと言っておいたら、食べ終わって空になったカップ麺の器を渡されたときは大笑いした。

 

『この石のトンガリは何ですか?』の問いに、ケルンの説明をしたらみんな興味しんしんな様子。

 

結局はヨメさんと一緒の山歩きよりも、ボクの写真をたくさん撮ってくれていたという素敵な山歩きだった♡

 

福ちゃん荘でおのおの大休止して、タクシー(甲州タクシー)が待っているロッヂ長兵衛へ。

 

そして、この山行の最終目的地とした〝塩山温泉 宏池荘♨️〟へゆくのである。

 

山の先輩チュチュさんがおすすめしていた立ち寄り温泉で、ここは本当に気持ちの良いお湯だった。美人湯とのことで、ぬるぬるしたお湯のおかげで肌がすべすべになった。仲間もみんなご満悦。入浴料がなんと500円。

 

打ち上げは、塩山駅へ歩いてゆく途中の〝居酒屋いろは〟で〆た。注文できる品数が豊富で、何もかもとても美味しいお店だった。
今山行、まぁまぁなアテンド山歩きだったと自負しているが、電車での山歩きには未だ慣れていないので、やっぱり変なところがぎごちない‥。電車派の方々のスムーズな山行、本当に尊敬する。

 

でもって、行き帰りの電車で酒が呑めるのは、やっぱり最高だった!👌

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