“玉子焼き”と“焼き鳥”と“太平だんご”を目的とする、山を歩いてきた話。
3月10日の、水曜日のこと。
目指す山は一応…『太平山(おおひらさん)』となるわけなのだが、目指した理由は実は他にあり。太平山の名物とされるとある“三つ”を食すため♪
『玉子焼き』と『やきとり』と『お団子』なのである!
ちょうど今月号の山雑誌“山と渓谷”にこの太平山のお団子が掲載されていたので、これにならって食べに行ってきた。
歩いたコースは、“おおひら歴史民俗資料館”に車を停めさせてもらってからの、ぐるりと回って来られる道のり。
朝歩き始めて、昼前には太平山の名物セットを食べたかったので、歩き方は時計廻りに歩いてゆくことにした。
休憩を含む山歩きは、時間にしては5時間30分で距離なら8.7kmほど。腹減らしのコースとしてはやや役不足なんだけれど、ごちそうをゆったり味わうために、ゆるふわハイクでだらだら歩いてきた。
先ずは清水寺(せいすいじ)への細道を歩いてゆく。途中に示してくれている“関東ふれあいの道”の案内表示板に明記されている内容が興味深くて楽しい。景色も渋くて好みな感じ。
清水寺でトイレを借りて、次は桜峠と青入山を経由して晃石山(てるいしさん)へ。青入山からの景色もなかなか見事で驚いた。
見晴らしの良い里山ならではの風景を目にできて、心が和む。
ぐみの木峠で一服して、太平山へ向かう。
〈富士浅間神社〉
〈山頂標識〉
太平山の山頂は富士浅間神社の真後ろにあったので、あぶなくスルーするところだった…。
本日の、ヨメさんが唯一撮ってくれた貴重な写真がこれ。まったく気分屋で困ります。
そして太平神社でお参りをし、食べるならここと決めていた『山田家』へ。
やっと待望の名物セットにありつけるのであった。
名物セットとは「玉子焼き、焼き鳥、お団子」のセット(1200円)のことで、太平セット(1700円)はその名物セットに“もり蕎麦”が追加された内容のもの。勿の論、ボクはもり蕎麦付きの満腹太平セットにしてがっついた!
で これがべらぼうに旨いのだ!!!
正直なところ…前評判や口コミに踊らされているだけで、味はたいしたことはないのだろうなと思っていたのだが、いざ食べてみてビックリ仰天した。
特にとちぎ小江戸ブランド卵を使った玉子焼きなんて、美味しくって絶品♪だった。焼き鳥もお蕎麦もお団子もそれに引けを取らない美味しさで二度ビックリ。
お代わりすると云って聞かないヨメさんをまぁ待てとなだめて帰らせるのがもう大変で…。
カレーやラーメンにその他のメニューも美味しそうだったので、もう少ししたら再訪すること確実である。
大中寺の立派な建物を見学し帰路に就く。
今回も満腹で満足な美味しい山行ができて何よりであった。