さて今年も、『根曲がり竹』を採って食べてきた『野沢温泉たけのこまつり』の話。6月17日(土)から18日(日)のこと。
先ずは、たけのこを『採る』方の話。
朝8時、去年もお世話になった定宿『ロッヂまつや』の駐車場に集合し、たけのこリーダーによる点呼開始。
今年はたけのこリーダー“キキさん”を筆頭に、7人のたけのこ仲間が集まった。この内二人はたけのこ採りビギナーであったが、結果、蓋を開けてみたらまるで遜色のない採り高で一安心。きっと、たけのこリーダーの教えが良かったのに違いない。
たけのこ（根曲がり竹）が待っている野沢温泉スキー場へゆく。
ロッヂまつやでは、宿のご主人が“たけのこ採り”へ連れて行ってくれる素敵宿泊プランがあって、毎年その恩恵をうけている。たけのこ採りと朝食が付いて7700円（平日は7200円）と格安だ。
各々、たけのこ採り用の服装に着替えたら、たけのこ山へIN。目当ての根曲がり竹までは藪をこいでゆく。
去年、ツナギがベストだと学んだので、今年はツナギで参上。
この日は3つのコースを、たけのこの様子を見極めながら状況に応じて歩いてゆく。
狙いは太くて皮が赤いたけのこだ！
8時40分頃から12時頃まで、みっちりとたけのこと戯れ、再びロッヂまつやへと戻り、今度は採ってきたたけのこを各自で仕分けする。
大中小とグループ分けをして、鮮度を保てるように新聞紙で包み、持参したクーラーボックスで保存する。クーラーボックスは、大は小を兼ねる的法則のものが丁度良い。
仕分け作業が終わったら、やっとこさロッヂまつやへIN。
今回は和室とベッド付きの洋室を4室借りて、2階は我々たけのこチームで貸し切りだ。こうした都合の良さが、ロッヂまつやの良いところ👌
ロッヂまつやの内風呂に入って汗を流したら、お昼ごはんを食べに野沢温泉村へ繰り出してゆく。
『狸cafe』で山賊焼きバーガーを食す。ビールも呑んで、やっと人心地が付く。とにかくこの日は暑かった。汗がだらだらと流れ落ち、タオルと扇子が欠かせない。
腹ごなしに野沢温泉村を散策する。
ついでに部屋呑み用のおつまみとして、たけのこリーダーが温泉卵をつくってくれる。これももう毎年のこと。硬めがいいとか緩いのがいいとかのリクエストを受けてくれるのも毎年のこと。
可愛い看板猫、もとい招き猫に誘われて『なっぱカフェ』にもゆく。
これはズルい！何とも食べたくなる“にゃポリタン”
でもここは“おとなセット”1000円ワンドリンク付きを頼んだ。どデカいハイボールが美味しくて汗だくのカラダに沁みわたる。
温泉ソムリエでもあるキキさんお薦めの外湯『真湯』へゆく。
黒い湯の華が特徴的で、さっぱりするお湯ではあったが、兎にも角にもお湯が熱くてなかなか入れない。
でも‥、お昼から呑んでいる酔いがここの熱いお湯でもって浄化され、ふりだしに戻ったのは嬉しい。これぞ荒療治^_^;
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次は、たけのこを『食べる』方の話。
いよいよ待望の“野沢温泉たけのこまつり”へとゆく。
今年も、祭りの開始前から席取り合戦に参加。毎年この席取りが過熱してきて何とかならないものかと思うのだが、運良く理想的なエリアで飲食ができて何よりだった。
そして大いに盛り上がり、一同、お腹いっぱいになりグロッキー。
宴の場を、祭りの外呑みから部屋呑みへと移動するのであった。横になれる畳の部屋って、こういうときは本当に最高だ。
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翌日。例によって二日酔いの朝。いつものことである。
ロッヂまつやの目の前にある『まつばの湯』にて、熱いお湯に入って頭をシャキッとさせて復活の儀。若干一名、復活できない者もいたが、お昼に“湯カレー”を食べたら治っていたようだ。
でもって、たけのこ採りのイベントだけで終わらないのがこの貪欲メンバーの良いところ👌
再び野沢温泉スキー場へ訪れ、今度は『わらび採り』に精を出す。
皆、太くて美味しそうな上物をゲットする。
その後‥帰ってそうそう。
自宅にて怒涛の“たけのこの皮剥き”と“わらびのアク抜き”の作業を開始。
皮剥きが終わったのはなんと深夜の1時にもなっていたが、美味しい食材のためならこれも致し方ない。
皮剥き作業の合間、採りたての根曲がり竹を少しだけ味わいながら、今回のたけのこ山行を振り返る。
藪こぎ、切り傷、ミミズ腫れ、笹や竹はムチのようにしなり当たると痛い。尖った竹が鼻の中に入り、鼻血を出しながら夢中で根曲がり竹を採っていた。
藪の中へ入る山は、そこら辺の低山を歩くよりは遙かにくたびれる。そしてそれがとても良い運動となる。
なもんで、こんなに難儀する美味しい山は、また来年も遊びに行きたくなる。野沢温泉たけのこ採り食べまつり。今年も楽しいお祭であった👌