浅間山外輪山歩き

黄金色に輝く黄葉した落葉松を見に、“浅間山”を歩いてきた2020年10月21日、よく晴れた水曜日のこと。

2020年10月現在は、浅間山の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」となっており、浅間山の事実上の山頂とされている『前掛山』には登れないこととなっている。
よって、浅間山の外輪山までは入山を許されているので、黒斑山を経て、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と進み、賽ノ河原に湯ノ平高原を通り、草すべりからトーミの頭へと戻り、ぐるっと浅間山の外輪山を歩いてきたのでした。

スタートは“高峰高原ビジターセンター”の駐車場から。平日だと云うのになかなかの登山者入り。
事前情報から、もうすでに“浅間ゴールド”と呼ばれる黄金のカラマツの見頃には遅いのは分かっていましたが、これがなかなかどうしてで、まだまだ十分にその綺麗な落葉松を愉しめた山行となりました。

小一時間ほどで到着する“トーミの頭”からの景色からがもうスゴい♪ 見ごたえバッチリの◎の景色でした♪
ガトーショコラと呼ばれている雪のついた浅間山から、裾に広がる黄金色のカラマツの山容があまりにも綺麗で舌を巻く。

山頂の狭い“黒斑山”は写真だけ撮ってすぐにスルーし、次の“蛇骨岳”で一息ついた。蛇骨岳からの稜線歩きはさらに素晴らしく、南に浅間山、そして北に雲海が何処までも広がってここでも景色の綺麗さに舌を巻く。

さて このままずんずん休まずに先へ進んでも勿体ないんで、“仙人岳”では腰を下ろしてのんびりお昼ごはんの大休止。カールの景色が素晴らしい。

もうすっかり山専ボトルにお湯を入れて持参する季節になってきました。この日はぽかぽか陽気ではありましたが、やはり山頂では日陰やひとたび風が吹くともう寒い…。

浅間山が良く見える“鋸岳”まで来たら、凛々しい山容に別れを告げて“Jバンド”まで戻り、急なガレ場を下って三ツ石へ。ほっと一息ついたら“湯ノ平高原”まで歩き、黄葉した落葉松エリアで小休止。

でも悲しいかなカラマツの葉はほとんどが落ちていた…。あと一週間早く来られていたらと思うと残念でなりません。お天気め…。

そしてその名の通りの“草すべり”へ。ジグザクで急なつづら折りを登り返す。途中、歩いてきた後ろを見返すと、これまたびっくりで綺麗な景色がお目見えだ。

浅間山へは季節問わず何度も訪れていますが、少し黄葉の見頃には遅かったかもしれないけれど、この日の山行は最高のものとなりました。

青空、浅間山の雪化粧、広がる雲海、そして黄葉した落葉松。見るものすべて色鮮やかで、とても有意義で愉しめた山歩きでした。
朝早くからガスがかっていたので、今山行はゆっくり目のスタートにしたのが良かったかと思う。次は雪のときにまた訪れよう。

浅間山外輪山歩き:
高峰高原ビジターセンター〈08:30〉→中コース→トーミの頭〈09:40〉→黒斑山〈10:05〉→蛇骨岳〈10:40〉→仙人岳〈11:15〉→鋸岳〈12:15〉→湯ノ平口〈13:10〉→草すべり〈14:10〉→トーミの頭〈14:25〉→中コース→高峰高原VC〈15:15〉
 

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