夕日岳歩き

夕日岳山頂

週末山行のこと。
実はこの週末、10人を超える大人数での小屋泊団体山行が計画されていましたが、お天気がなかなか思わしくなく中止となった。それに代わり、曇りでも良いから日曜日ぐらい日帰りで何処かの山を歩けないかしらと地図を見て模索していたら、ん?(☉_☉) と興味を惹かれる名前の付いた山を見つけてしまった。
コースタイムも計算してみたら8時間とカラダを動かすのにはとても打って付け。しかも初めて歩く山なので楽しさも倍増な予感。そんな、6月24日の日曜のこと。

夕日岳山頂付近

さて、蓋を開けたらなんとやらで、天気も上々。スカッと晴れていた。代替え山行は前日光エリアにある『夕日岳』と云うところを歩いてきました。朝日が付いた山は良く聞くけれども、夕日は意外と珍しい。名前が素敵だ。そんな山をメインにして、今回はぐるりと周回できるルートを選択しての山歩き。

古峯神社の棟飾り

スタートは天狗の御朱印で有名らしい“古峯神社”の大駐車場から。お参りしてから歩き始めましたが、神社が立派で綺麗でびっくりした。茅葺き屋根の棟飾りの妻側には、真っ赤な天狗の顔があった。なんとなく、人気の神社なのがうかがえる。

古峯神社からの林道

序盤は長い林道歩き。カラダのウォーミングアップをするのにボクはこの緩い山道を歩くのは嫌いではない。むしろその1時間がヘタレのボクには必要で、いきなりの急登歩きでは息が上がってその先で結構なダメージを受ける。

古峰原林道

コース取りは反時計回りでずんずん歩いてゆく。すると、緑生い茂る目に鮮やかなところで何やらヨメさん立ち止まる。
ん?(☉_☉) 何かを手でもいで、そして食った!

モミジイチゴ

旨いのか?それ。と訊くと、そこにも実がなっているから自分でもいで食べてみろと云う。むむ、甘酸っぱくて美味しい。“モミジイチゴ”と云うらしい。さすが野生児、よく知っている。ボクはアケビもノビルも知らなかったもやしっ子だったので、その点は素直に尊敬する。

クリンソウ

しばらく歩くと、真っ赤なお花畑に遭遇した。クリンソウと云うらしい。お花に興味の無いボクにあーだこーだと教えてくれるが、目の前にあるその赤い花の名前を覚えるのでもう精一杯。ドラゴンボールのクリリン草で覚えることにした。

古峰原林道

そんなこんなで一人遊びをしていると、「ひゃ〜♪」と云う嬉しそうな雄叫びをあげてまたまたヨメさん立ち止まる。
ん?(☉_☉) 何かをその辺の棒で突いている!
何やっているのか?と訊くと、棒を差し出しておまえもやってみろと云う。
・・・・・・おたま 半端ないって。~_~;

ハガタテ平

地蔵岳と夕日岳への分岐点“ハガタテ平”に到着。そこでトレイルランナーの二人と出会ったものの、ここまで本当に静かな山道であった。古峰原林道も沢沿い道も、静かで山が何より明るくて、とても歩きやすい。
そして急登にあえぎあえぎして三ツ目に着いたら、もうその先には地蔵岳があった。・・・残念ながら眺望は無いが。

夕日岳山頂

いよいよ目的としていた『夕日岳』へ。山頂から見える目の前の風景がやはり抜群に良い!(・∀・)
男体山を先頭に先日歩いてきた“女峰山”など、眼前にそびえる日光連山を山座同定。山容がすこぶる良く見渡せる。晴れてくれて本当に良かったと思う瞬間だった。おにぎりを食べて、さて下山。

夕日岳からの下山路

ところが夕日岳からがこれまた長い。あと三つの山を縦走してゆかねばならないようだ。とは云っても、アップダウンのその適度な緩急が付いた山道が妙に心地良くって、とても愉しんで歩いてゆくことができたのだ。

沢沿い道

下山道の最後の方で、ごつごつした岩が多い関東ふれあいの道には難儀しましたが、この山行、通しで歩いてみるととても楽しかった。やっぱり初めて歩く山は魅力的で新鮮さがあってなんともいえない感動があります。素敵な山歩きだった。

夕日岳山頂

■山域:前日光 夕日岳
■日時:2018年06月24日(日)☀
■目的:代替え山行
■山行:古峯神社⇒古峰原林道⇒沢沿い道⇒ハガタテ平⇒地蔵岳⇒三ツ目⇒夕日岳⇒三ツ目⇒地蔵岳⇒ハガタテ平⇒唐梨子山⇒大岩岳⇒行者岳⇒行者沼⇒古峰ヶ原峠⇒関東ふれあいの道⇒古峯神社P
■メモ:ペットボトル飲料は一人3本を完飲。虫除け必須。
■ルートラボ:https://yahoo.jp/dKg3RV
 

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