会津駒ヶ岳山歩2

駒の小屋 自炊室

5/9から5/10の週末のこと。

総勢10人の山仲間でにぎやかに連なってドラクエ山歩をしてきました。歩いてきた先は、会津駒ヶ岳。したがって今回の山行は駒の小屋泊のグルメ山行ともなった訳です。駒の小屋は暖かいお布団付きの素泊まり(一泊3000円)を提供してくれるのみなので、ごはんの用意は自身でしなければなりません。
それで今回の山行のメンバーは一癖も二癖もある・・・、あ間違い、一ひねりも二ひねりもしてるくる山めしの強者揃いなので、それはそれはもうメンバーのおしゃべりにも負けじと、自炊場のテーブルの上もスゴイにぎやかになっておりました。

駒の小屋での山めし

さて、いったい何が出てきたのか忘れないために覚え書きをしておこうと思う。

先ずは前菜の、砂肝とキュウリとセロリとパプリカの中華風マリネから始まり、カレー味のケークサレ、太っとくて立派なアスパラの肉巻き、アボカドとコンビーフとクリームチーズのパテのクラッカー乗せ、アンチョビとプチトマト炒めのバゲット乗せ、切り干し大根とシメジと梅の例のマリネ、オリーブのニンニク鷹の爪和え、じゃがいもとアスパラのマリネ、マグロのほほ肉の葱鮪(ねぎま)、マグロの尻尾肉のステーキ、焼きそば、山菜チヂミ、はちみつ味噌ベベーコンの燻製、野菜たっぷり牛すじトマト鍋、ウドとベーコンのクリームペンネ、カステラ、ミックスナッツ・・・。~_~;

駒の小屋 晩餐の様子

だいたいこんなところだったかと記憶しているが、いつものようにお酒をやりながらの団らんだったので忘れものもあるかもしれない。しかしながらこう改めて記事に記録してみるとすんげいレパートリー。よくもまあこんな食のこだわり屋さんが集まったもんだわ。しかも美味しいのよね~どれもこれも。

駒の小屋へのアプローチ

さてそんな駒の小屋での晩餐での話はこの辺にしておいて、そろそろ会津駒ヶ岳を登った山行のことなどをぼちぼち書いておこうと思う。
家を5時に出発し、東北自動車道に乗り西那須野塩原ICで下車。会津駒ヶ岳の登山口の麓にあるトイレありの無料駐車場に到着したのは8時過ぎのこと。埼玉の田舎に住まうボクんちからは福島の山々は結構近い。山仲間との集合時間は9時なので、それまでは到着順におしゃべりと身支度をしながら全員が揃うまでスタンバイ。時間通りに集合後は、早速目的地へ向けてみんなでGOする。

駒の小屋へのアプローチ

残雪の会津駒ヶ岳を桧枝岐側の滝沢登山口から登るには、駐車場の隣の国道352号線をちょっとだけ経由して階段のある登山口まで30分ほど歩かなければなりません。しかもジメジメしたすごい湿気のなか最初からいきなりの急登なので、顔からは滝のような汗が流れ落ちること流れ落ちることひどい。
ここ最近のボクの山行の中では本当に久しぶりに大汗かきました。今のところ一番。びしょびしょに濡れた日本手ぬぐいを5回は絞ったかしら。もうみんなにそれ見られて気持ち悪がわれて大変なおもいだ~_~; でもましょうがない、ボクの背中のザックにはワインが3リッターも入っていたんだもの、そりゃ~重いよ、手ぬぐいぐらい絞らせて。涙
と云うような泣き言をいってみてもみんなも同じぐらい食料で重たそうなザックを背負っているんだから、もうホントお馬鹿さんもいいところである。みんな苦行であった。苦笑
で、駒の小屋までの道中は、駒中(駒ノ小屋中毒患者と云われる、要は常連さん)のリーダーがみんなをなかなか良いペースで引っ張っていってくれるのであるが、お天気が実は生憎の雨模様。小休止の度にボクなんてしょんぼりです。だってつい前日までの天気予報では晴天だったんですから!まさに青天の霹靂。

駒の小屋 屋外テラス

そんなこんなでみんなしてワイワイガヤガヤやりながら駒の小屋に到着したのは14時頃のこと。小屋に到着した頃はもうすっかりと周りはガスで真っ白の景色だったので、会津駒ヶ岳の山頂はスパッと諦めて早々にみんなしてヤケ酒です。駒の小屋では階段を上がると右の部屋へ案内され、今回のメンバーはちょうど10人でしたので一部屋を集団で借りることができて何よりでした。

駒の小屋 2階右側室内

さ、自炊室でみんなで軽く?乾杯をやって山歩きの楽しみを共感した後は、お布団も毛布もふっかふかの自分のスペースで2順目の食事時間(17:30)になるまでみんなして夢の中へ。その後はむにゃむにゃ云いながらお待ちかねの山ごはんの時間へ突入です。 駒の小屋の消灯時間は20時と決まっているので、調理も飲食も時間勝負でした。なんせ2時間半もの間、上記のメニューのようなスペシャルな料理が目白押しだもの、しゃべって食べて呑んでとお口が大忙し。ああ、この日天候が良ければ外の雪のテラスが使えたのになと少し残念でたまらない。風も強くて星空すら見えなかったんです。涙

会津駒ヶ岳山頂

さて翌日。強風でガスッガス。
前日と同じような真っ白な天候でしたが、ここまできて駒の小屋の目の前にある(あるであろう)会津駒ヶ岳の山頂を見に行かない訳にはいかないので、男組だけの5人衆で装備を調えて雪の直登コースをサクッと登ってきたのです。
ええ、もちろん何にも見えませんでした。だからして山頂で記念写真を撮ったらあっという間に下山。そしてそのまま駒の小屋に置いてきた荷物を拾ってみんなして本格的な下山を開始したのが8時半のこと。

駒の小屋直下

そして30分もぞろぞろ下ってゆくと、ん?(ʘдʘ) んんん!なんとも!晴れちゃったではないか!ガスがさぁ~っと抜けて目に鮮やかな山容に移り変わってきた。なんともまぁ、下山すると晴れると云う法則。こんなところでまた体験したくは無かったな。安達太良山を登れなかったくろがね小屋の時のデジャブかと思ったです。~_~;

下山途中の晴れ間

さてさて、そんで高度をどんどん下げてゆくと今度はもっと目に鮮やかな新緑の森の中に突中して行きました。先ほどまでのお天気がまるで嘘のよう。終わりよければすべてよしとでも云われているかのように、とても素晴らしい景色で〆。天気が悪かったけれども、大人数での山行はかなり印象深いものになりました。最後まで楽しく過ごせたのはまさにみんなのおかげ。もしもまた機会があれば、次もわいわいやりましょう。なんせ呑み足りません♪
今回の山仲間⇒矢車姉さん、カズ兄、スロトレさんMOMOさんみっちゃん山うさぎさん、まつお、そしてまつおの母。ごちそうになりました。またいつかよろしく頼みます。
会津駒ヶ岳山歩2シャシン記ログ

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