
2025年10月28日(火)
長年連れ添った白い〝ジムニー JB23W 10型〟とお別れした。
新車で購入してから8年半、走行距離は11万2,000km。
ターボブローで手放した前車・青いジムニーには7年間乗っていたから、じつに15年間はジムニー一筋ということになる。
きびきびとした走りで、夏も冬もよく頑張ってくれた。
本当にイカした、最高の相棒だった。
記憶に新しいのは、ジムニーで駆け抜けた北海道の旅。
苫小牧から知床まで、ヨメさんと交代でハンドルを握り、2024年の7月にはオロロンラインも疾走した。
あのときヨメさんは、筋金入りのペーパードライバーを講習で克服し、見事にドライバーデビューを果たしたのだった。
思い出がたくさん詰まった、どこへでも連れて行ってくれた最高のクルマだった。

さて、今回ジムニーと別れた大きな理由は――ずばり、「二人での車中泊がしたくなった」ことに尽きる。
そのあたりの詳しい話は、また新しいクルマが届いたときに記事にしたい。
ジムニーは山へのアクセスには最高の車だが、室内空間の狭さだけはどうにもならない。
二人での車中泊はまったく不可能で、これまでは深夜からぶっ通しで運転して、朝方に現地入りしてそのまま歩き始めるスタイルが常だった。
だが、さすがにそれも少々こたえてきた‥‥。
やはり、前夜に現地入りして仮眠をとり、夜明けとともに歩き出すほうが、年齢的にも精神的にも現実的である。
最近では、駐車場の争奪戦も激しくて、前日入りして場所を確保する必要もある。
「あと10年は、マイカーで趣味の山を楽しみたい」――そう思い、思い切って車を買い替えることにした。

さて、次の車はいったいいつ来るのやら。販売店からは、まだ何の連絡もない。
もっとも今は「膝を故障中」で山歩きもおあずけなので、ちょうどいいといえばちょうどいい。
それでも、新しい車を待つこのもどかしさとワクワク感――まるで子どもの頃の「遠足前夜」がずっと続いているみたいだ。
とりあえず、次の愛車は“鍵を回してエンジンをかける車”から、“ボタンをポンッと押してエンジンがかかる車”に進化する予定だ笑。
さて、どんな姿になって相棒がやってくるのか――楽しみで仕方がない。