山の湯宿はまやらわ

噂にきく“贅沢なお風呂”と

 

朝晩の“美味しいごはん”と

 

癖になる“名物わらび餅”だけかと思ったら、

 

こんな最高の“おもてなし”を受けるとは思いもよらない宿だった。

 

『たまらニャイ』おもてなしと、『よくきたワン』のおもてなし。12月16日㊏~17日㊐のこと。

 

いつからかは分からないが、国道411号線の大菩薩ラインを奥多摩方面から車で走るたびに目にする『山の湯宿はまやらわ

 

山歩きの帰りに、名物の“わらび餅”を食べに何度か立ち寄ったことはあるけれど、そこが宿泊できる宿だと知ったのはずいぶん後になってからのことだった。

 

ところがなかなか悩ましい距離感のところに宿があるため、泊まりで訪れるのには何かしらの理由が必要なのだった。
しかも少々宿代も高く、気軽に泊まるのにはボクらにとっては予算オーバーの宿だった。定宿の日光澤温泉ならヨメさんと二人で2回は行けるお値段だ。

 

そしたら機は熟し、山仲間の〝還暦のお祝い〟をその宿でやることで話がまとまった。さらに今の“はまやらわ”は、一日一組限定の宿となっているのもとても都合がよかった。

 

さて、予約どきに感じの良い女将さんから仕入れた情報によると、はまやらわの詳細は↓こうでした。

 

・〈人数〉は、6人ぐらいまで可。
・〈宿泊費〉は、料理の内容によって違いがあり、18,000円と20,000円と25,000円の3タイプあるとのこと。(外税+入湯税が必要)
・〈チェックインチェックアウトの時間〉は、in14~とout11ぐらいまで。
・〈晩ごはんと朝ごはんの時間〉は、晩18時、朝8時。
・〈部屋の備品〉は、浴衣、半纏、フェイスタオル(バスタオルは無し)、歯ブラシ。部屋に冷蔵庫は無く、ドライヤーはあるとのこと。
・〈持ち込みのアルコール〉は、空きビン空きカンを持ち帰ってくれたらOKらしい。でも食事中は、持ち込んだアルコールを呑むのはダメっぽい。

 

てことで、ここは初“はまやらわ”なので、仲間7人と一緒に真ん中の20,000円のコースで様子を見ることになった。
そしたらこれだもの‥びっくりだ。こんなにボリュームのある料理が大きなテーブルの上にどかんと乗っていた!
大食漢のボクらデブ’S夫婦でさえ、満腹になって動けないレベルであった。大満足👌

 

天然のきのこに甲州牛。その他いろいろな美味しい小鉢があって、おしゃべりと食べるのにとても忙しい。

 

料金の差は、料理の量ではなくてその内容みたいであるから、一番安いコースにして、また来る方がきっとボクらには合っていると思った。次はこの方法かしら。

 

看板犬の甲斐犬モモちゃん♀と招き猫のトラちゃん♂とひとしきり戯れたら、先ずはお風呂へゆく。

 

ああ…たまらん♪

 

源泉かけ流しの温泉ではないけれど、天然鉱泉の湯がとても気持ちがいい。もちろん、宿への到着後すぐと、深夜、朝風呂と、3回も はまやらわのお風呂を楽しんだ。お風呂は24時間入れるのも良い。

 

朝ごはんは8時からでちょうどよかった。
深夜まで宴会させてもらい、ぐだぐだのテイでの朝ごはんとなったが、ご飯のお供が胃に優しくて良かったのか、皆なぜだかしっかりと味わって食べていた。ボクも調子にのって、3杯ものご飯を食べていた。

 

部屋へ戻り、再び団らんしてからお会計。
7人でしっかりと飲み食いして“175,000円”ほどだった。一人単価はおよそ全て込み込みで“25,000円”の宿代であった。

 

兎にも角にも、いつも目にしていた気になる宿に泊まることができて何よりだった。古い宿なりのサービスも良かったし、旦那さんも女将さんも娘さんも猫ちゃんも応対が素晴らしく良かったのには驚いた。しかもとても感じが良い。
もちろん、名物の“わらび餅”がべらぼうに美味しかったのは言うまでもありません。

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