10月22日㊐~23日㊊のこと。安達太良山へ、紅葉狩りに行ってきた。
でも本当は飯豊山の朳差岳へゆくつもりであった。ところが飯豊のその時期の紅葉はもうすっかり終わっているのだとか‥。
あわてて代替え案の北アルプスは北ノ股岳を候補に立て、北ア寒そうだね〜だなんて呑気に構えていたら、低気圧が悪さして今度はお天気が悪いのだという‥。
てことで、急ぎお天気が良さそうな山を探して、仲間と想定外の安達太良山へ山歩きに行ってきたと云う話。
さて、安達太良山へは“沼尻登山口”からinしてゆく。
沼尻スキー場をすぎると、ダートな道で悪路が続くが、行き止まりのスペースには大きな駐車場がある。残念ながらトイレは無いが、駐車場は無料である。
この日のコースは、一般的な奥岳側からのアクセスも考えたのだが、紅葉で平日でも大混雑しているという話を聞くと、渋滞している登山道が目に浮かび嫌気がさした。
その点、車でのアクセスのみと限定されるけれど、沼尻側からのコースは空いていて駐車場も無料と良いこと尽くめ。しかも、沼ノ平火口の荒々しくてダイナミックな景色が堪能できるのだ。
同行の仲間は、そっちのコースはまだ歩いたことが無いと云う。これはもう行くっきゃない👌
とは云え‥、またまたヤマテンにやられた感が‥。朝から晴れだったはずなのだが、あたりはガスっていて神秘的で幻想的な様子だった‥。プラス思考、ポジティブ、そして前向きに考えることにした。
しかもスタート直後からものすご~く寒い。それもそのはず、前日は悪天候で雪が降っていた模様だ。念のためチェーンアイゼンだけはザックにしまって、ガスガスの景色の中へ飛び込んでゆく。
強酸性の温泉の川が横に流れる“湯の花採取場”を過ぎると、さらにあたりの景色は一変していた。
紅葉と霧氷の雪景色が入り混じり、お天気は悪かったけれど、なかなか見られない景色に遭遇し印象的だった。
さらに歩みをずんずん進めてゆくと、素晴らしい雪景色に衝撃をうける!
兎にも角にも、そこら中の景色が美しくって息を吞む。
とても良いタイミングのときに来られて嬉しく思う。
胎内くぐりの岩場に難儀する我々‥。笑
岩に付いた雪が凍ってつるつる滑るのだ。
すっきり晴れた青空の山歩きを期待してきたのだったが、こんな想定外の景色もなかなか良いものです。
ところが‥この日は風があまりにも強く、そしてあまりにも寒い‥。ポケットから手を出せない。
鉄山避難小屋が、ガスった風景の中、ぼんやりと目の前に現れてきた。
暖を取るため、小屋の中でお昼ごはんの小休止とした。こんなとき、山小屋って本当にありがたい。ゆっくりと仕切り直しをすることができた。
鉄山避難小屋は、シンプルながらもエクステリアもインテリアもものすごく素敵な小屋であった。綺麗で広くて、すごく明るくて清潔感に溢れていた。泊まってみたくなる。
山頂の乳首をズームアップ。
‥‥こんな大風の中でも結構な人がいることに驚いた。
稜線ではたま~に青空が出てくれるものの、この日の天候は全く安定せず、爆風がとにかく厄介であった。
という事で仲間と相談し、安達太良山(乳首)を周回してゆくコースは取り止めて、来た道を戻ることにした。
この判断がのちに功をなすのだが、この時は爆風と寒さをしのぐことで頭がいっぱいで、このあとの風月無辺な素晴らしい景色を堪能できるとはつゆとも思わなかった。
下りは下りで、ここどこ?的な景色が見られるのも良かった。この日は何もかもが想定外で、良い方向にすすんでゆく👌
上から高度をがんがん落としてゆくと、なんと!見たかった綾錦な風景が目の前に広がっていた!!
まるで油絵の様だった。
湯の花採取場まで戻り、その先へ先へとすすんでゆく。
すると、今度はもっと信じられないような紅葉ゾーンに遭遇した!!
これこそが待ち望んでいた見たかった景色であった。安達太良山での紅葉狩り、仲間と声たかだかに「うわあ〜♪」と歓声が上がり大成功である。
“白糸の滝”付近の紅葉が色鮮やかでとにかく凄いことになっていた。
こんな素晴らしい紅葉が見られたら、今年はもうお腹いっぱいです!
さて、山歩きの後の話。
温泉♨️宿は『mt. inn(マウントイン)』に宿泊し、晩ごはんは『居酒屋 洗心亭』でお世話になった。
詳しい話はのちほど別記事にて記録予定。
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最高点の標高: 1683 m
最低点の標高: 1120 m
累積標高(上り): 761 m
累積標高(下り): -758 m
総所要時間: 07:07:07