梅花皮大滝歩き

5月21日、土曜日のこと。登山歴12年、磯B、なんと山のツアーに初めて参加してきました。
その名も『梅花皮大滝鑑賞ツアー』というもの。
タフでハードな山ツアーと称される山ガイドの吉田岳さん(通称 岳ちゃん)主催によるもので、ワクワクとハラハラな気持ちが混じった複雑な思いで、集合場所の“倉手山登山口駐車場”へとゆくのであった。

 

この日は『民宿 奥川入で前泊』したので目覚めも良く、体力的にも全く問題無しなのであったが、自己紹介する話をいまいち上手くまとめられず、悩んでいた。
ところがどっこいガイドさん。12名のメンバーの点呼と名前を読み上げるだけで、詳しい自己の紹介なんてのはまるで無かったのであった。
山ツアー、なんせ初めて参加するもので、その辺のアプローチの仕方から間違った認識でお恥ずかしい限り。

 

因みに考えていた自己紹介はこうである。
「埼玉県から来ました磯Bです。趣味はお酒を呑むこととアウトドアをすること。特に山歩き、キャンプに今のところは首っ丈。暇さえあれば何処かの山へ行っています。意外とこだわり屋の格好付け。涙もろく情に弱い。トレードマークはボーダーシャツと色メガネ。愛車はジムニーです。」です。

 

さて、梅花皮の滝へ向けて出発する。
事前に調べた情報によると『梅花皮大滝』とは、世界百名爆にランクインされていて、滝の総落差は7段で270mもあり、なんでも日本では二番目にすごい滝のようなのだ。そして、秘瀑とも幻の滝とも云われているとのこと。

 

では何故、秘瀑や幻の滝と云われるのか…、その理由は山歩きを進めてゆくにつれすぐに分かります。梅花皮大滝までの山道が、とてもとても険しいのである。しかもなんと片道5時間もかかります!汗
ああ‥前泊してぐっすり寝ておいて本当に良かったなと、ホッと胸をなでおろすのであった。(^^;

 

怖ぇ~!! こんなクラックだらけだった。

滝を挟んだ対岸の雪原が、梅花皮大滝への入口となるのだが、ここを右に回って高巻きしてゆくのであった。

 

で、その前に寄り道を。
ガイドさんがフィックスロープでルート工作をしてくれている間、石転び沢の出合までみんなで視察歩き。

 

 

来るべきいつかのため、ヨメと二人していつまでも石転び沢を眺めていた。
はたしてボクらに石転び沢を歩いて、稜線上にある梅花皮小屋までいけるだろうか…。特訓あるのみである。

 

なんでも‥今年の石転びは雪が多かったからなのか、デブリも多いんだそうだ。

門内沢で、門内小屋へも行ってみたい…。特訓あるのみである。

 

 

さて高巻き中。
ヘルメットをかぶってチェーンアイゼンを付けて、ロープをたどってグイグイ安心して登ります。

 

 

高巻き終了。
さぁいよいよ!梅花皮の滝が見えてきた。

 

さらに歩を進めてゆくと、段々と滝の全景が見えてくる。

 

「す、すげぇ‥‥。」言葉を失います。

 

上から流れ落ちてくる水量が半端ではない。
水しぶきがそこら中に舞い上がり、キラッキラ輝いていた。青空バックじゃないのがどうにも悔やまれる。

 

そしてなんとここでガイド岳ちゃんから、ここからオプションツアーがあるのだと云う素敵な話を聞くのであった。

 

なんと今期は雪が多いので、中段のところまで上がれて滝つぼが見られるのだがどうだ?とのこと。

 

 

そんな素晴らしい光景!
行かないわけがない!!

 

 

こんな絶景が見られるのは岳ちゃんツアーならでは。
滝を下から見上げる景色は参考写真でたくさん見たことがあるけれど、上から見下ろす景色は新鮮でまた違った感動が生まれます。

 

『梅花皮大滝鑑賞ツアー』
まさに美景、絶景、最高であった♪

 

それにしてもヘルメットをかぶると、どうしてこうも顔が長くなるのだろうか。なんとかならないものかしら‥。
今回のこの山行。このコースに熟練したガイドさんに連れて行ってもらえなければ、到底 大滝まで危なくてたどり着けなかった。ガイドさんに引率してもらうことを強く薦めたい。

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行程詳細:梅花皮大滝鑑賞ツアー
倉手山登山口駐車場7 時半 集合

倉手山口⇔飯豊山荘 ⇔ 温身平 ⇔ うまい水 ⇔ 梅花皮沢 ⇔ 滝沢⇔石転ビ沢出合⇔ 梅花皮大滝
山岳ガイド:吉田 岳 氏(ガイド料金6000円)

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合計距離: 21.11 km
最高点の標高: 865 m
最低点の標高: 320 m
累積標高(上り): 1042 m
累積標高(下り): -1018 m
総所要時間: 09:00:02
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