さえない天気が長く続いている。なんだかなぁ・・・
そんな、朝方まで降り続いた雨があがり、濡れた登山道を歩いた、9月9日(日)の話。
スタートは柳沢峠から
あぁ、森が潤っている。
人間はえらい目に遭ったけど、きのこにとっては最高の夏だったのかもしれない。
ところどころに台風21号の爪痕が残る。
木々が散乱し、まだ青いイガグリやドングリを蹴飛ばしながら歩く。
ドングリ(ミズナラの実かな?)ってテトラポットみたいに実がつくの?てな発見もあり、
とっ散らかった登山道もこれはこれで楽しい。
薄日が差したり、ガスに覆われたりを繰り返すなか、良いタイミングでヒカリゴケを見られた。
丸川荘に着く頃には青空も広がり、小屋番の只木さんに挨拶だけ済ませ、山頂を目指す。
尾根に出ると突風が吹き荒れもしたが、それも心地良く、今日、私は何でも許せそうな心境だ。やっぱり山はいい。
山頂の先の雷岩にて、富士山がチラリ
きのこをひやかしながら来た道を戻り、雲母(うんも)がキラキラ光る急坂を下り、
やや急ぎ足で丸川荘に駆け込み、用を足す。だいぶ汗かかなくなったな。
丁寧に淹れられたナリーニョストレート珈琲をいただきながら、
春の丸鍋山菜パーティの裏話や、
台風21号で四方から吹く以外の風を初めて体験した話
(天から地へ、地面に叩きつけるような暴風が吹き荒れたらしい)、
木彫りの新作のカップやスプーンを見せてもらったり、
なれてくると、随分と人懐っこい方なんだとわかった。
次回はふらっと酒を飲みに行こうと思う。