大佐飛山“撤退”歩き


天ぷらパーティー歩き at 雨巻山”から、つづき。

10連休中のGW。後半戦は5月4日、土曜日のこと。
朝3時30分にiPhoneの目覚まし時計で起こされるとそこは( ఠ_ఠ )、なななんと“益子いくべ会”のうらら会長宅だった!(;´Д`)
そうだった。昨夜は雨巻山での“天ぷらレストラン”歩きのあと、うららさん宅での宴会にも参加させてもらい、そのまま一夜をあかしたのだった。う~む、まいった・・・。またきっと、酒でごきげんな状態(醜態を晒す状態)のボクをあらわにしたに違いない。令和初の、まいっちんぐ。( ꒪Д꒪)白目

さて今回の山行。初めての『飯豊山行』に導いてくれた山仲間が、これまたボクらの心をくすぐるようなことを云う。「大佐飛山の天空の回廊で、山ごはんなんてどう?」と。

栃木県で一番遠い(アクセスするのに遠い)山であって、大佐飛山までは6つの山のピークを越えて行かなくてはならない。ピストンルートで軽く10時間はかかるコースと聞いていたのだが、その雪の“天空の回廊”がどうしてもこの目で見たくなり、同行させてもらうことにしたのだった。

山歩きのスタート地点は、道の駅アグリパル塩原から車で20分ほど走った山中の、ハシゴがかけられた斜面脇(黒岩山新登山口)の林道から。コンビニで朝ごはんを買うとき一緒にソルマックも買って即飲んだのだが、なかなか二日酔いが治らずでまいっちんぐだったのを良く覚えている。

こいつはやべぇな~(´Д`)と、額に汗しながら最後尾から皆を必死で追いかけているうち、超急登な長い長い登りで大量の汗をかいていたら、1つ目の“三石山”に到着したときにはすっかりと酒が抜けていたようでほっと一安心。やれやれだ。

2つ目の“さる山”を越えると、ところどころに雪が出てきた。3つ目の“山藤山”ではダケカンバの木肌が美しくてうっとり見惚れていたら、皆足が速くてとっとと先へ行かれてしまっていた。

と ぼちぼちこの辺から行く手を阻む意地悪な木々が登場してきて、ぐねぐねに曲がった木の幹を避けたり乗り越えたりくぐったりして難儀しながら先へ進む。

4つ目の“黒滝山”まで、もう少し雪の登山道が続いてくれたらずいぶんと歩きやすかったと思うが、そこは自然が相手。先週のヤマレコ情報では雪が残っていたとしても、GWでのこの陽気です。すっかり雪解けが進んでいたとしても矢張り不思議ではない。

やっとのおもいで黒滝山へ到着。そして小休止。山仲間がおすそ分けしてくれた“きゅうりの浅漬”がべらぼうに美味しかった♪

次の5つ目の“西村山”までもキツかった。今度は“踏み抜き”そして“藪こぎ”と腐った雪に笹ヤブと忙しい。特にシャクナゲの藪こぎが硬くて痛くてムチのように跳ね返ってくるものだからたまらない。しかも暑くて半袖のいでたちだったから、両腕に刻まれたムチのあとが未だに痛いオレのバカ。


〈作戦会議中〉

で西村山からちょいと先まで進み、6つ目の“大長山”まではあと1キロの道のりと分かり、メンバー皆で作戦会議。このまま先へ進んでも踏み抜きも藪こぎももっと酷くなるようだから、まだ山歩きが楽しめているうちに引き返し、先程の西村山でお昼ごはんにすることにしたのだった。


〈お昼ごはん中〉

てことで今回の山行記事は、大佐飛山、ましてや雪の天空の回廊までも行かずに、西村山で“撤退”とした山行の記録となりました。また来年、今度はもう少し早い時期(少なくとも4月中)にリベンジを誓い、一同帰路に着いたのでした。

結果はどうであれ、今山行も険しくてとても成長した山歩きとなりました。しかもこのGW中の山行は、ボクらにとっては初めてづくしの山行だらけですこぶる楽しいものとなりました。飯豊山と雨巻山と今回の大佐飛山。非常に内容の濃い~山行でした。ヘトヘトです。(-_-;)

 

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