ゼログラムのテント

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韓国旅行で、軽量で簡単な山用のテントを買って帰ってきた。

今度の山岳テントは、“ダブルウォール”で“長辺方向に出入口”があり“吊り下げ式”。しかも前室の広い“出入口が前後二ヶ所”もあり、とても設営がしやすい。こんなタイプのテントを前々から所望していたもので、探しに探してようやく韓国のゼログラムの『El Chalten 2P Platinum』にたどり着いたのでした。そんなとき、タイミング良く“韓国旅行”へゆくことになったので、こんな機会を有効に使わない手はありません。

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現地の本社ゼログラム(ZEROGRAM)へ訪れてゆき、現物を見て触って感じて納得して購入。フライシートは真っ白ではなく、薄いグレーと表現した方が適切かと思うけれども、実際に屋外でテントを張ってみると“白”にしか見えません。
このエル・チャルテンの特筆すべき特徴は、なんといっても“三位一体構造”なところでしょうか、とにかく設営が優しくて楽ちん。フットプリント(グランドシート)とインナーテントとフライシートの三つがくっついた状態で一気にテントを設営できるので、超時間短縮となります。もちろん各々は取り外し可能なので、従来通りに個別にセッティングできますが、ポールは外側に設置してからの吊り下げ式になりますから、フライシートとインナーテントだけは常に接続しておいた方がやっぱり楽ちん。
それでそのポールですが、吊り下げ式のテントがこんなにも楽に設営できるとは思いもよらなかった。大袈裟ではなく、ポールスリーブ式のテントの出番が減りそうです。

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もう一つの特徴は、同じサイズ同じ塩梅の出入口が“長辺側”に二つあること。これによって、風の流れが真逆に変わったとしても、臨機応変に使える点は素晴らしと思いました。さらに、三つ目のポールによって両方の前室が広く使える点も素晴らしいところ。まだ山では使っていませんが、わざわざ韓国から買ってきて本当に良かったなと思う山岳テントです。早く山行で使えることにワクワクが隠せません。

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さて、難点はやっぱりただ一つ。ボクはシングルウォールで広いテント空間に慣れてしまっているので、吊り下げ式のダブルウォールのテントの中は矢張り少々狭く感じます。天井も、今までのテントでは大丈夫な位置に座っていても、今回のテントでは頭がぶつかります。その辺、使い勝手に工夫をしたいところ。

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