旧日光街道歩き2〈粕壁宿⇒間々田宿〉

栗橋宿の菜の花畑

さて、旧日光街道歩きの第二段目。
こんなに早く歩くことになるとは思いもよらなんだ。歩いてきた目的はもちろん旧日光街道を日光東照宮まで歩き通すことなんだけれども、ヨメさんの場合は4月4日(仏滅)に膝の「前十字靭帯再建手術(ACL)」が控えているので、もっぱら体重を落としたいことが目的で、ボクは相変わらずの旧日光街道沿いでの呑み食いが目当て。したがって愉しみ方は様々でした。

粕壁宿

3月25日の良く晴れた土曜日。旧日光街道歩き1の続きです。
前回終点にした粕壁宿のボクらのポイントから朝8時に歩き始めた。春日部駅に到着した頃はソフトシェルジャケットだけでは寒く感じたものの、歩いてゆくうちに矢張り次第に暑くてたまらなくなってくる。

杉戸宿

杉戸宿への区間にさしかかると、なかなか面白いものが目白押し。
店主怪我の復活から営業再開を待ち望んでいる古い定食屋の前の道が、実は旧日光街道だったことに驚きながら、面白いもの、楽しいものを見つけては写真を撮りながらゆっくりと歩いてゆきました。
今回は前回歩きから学び、常に一定の速度で疲れにくいように歩くことを考えた。靴もちゃんと紐を結び、靴擦れなどできないように配慮。なので、比較的今回は楽ちんでした。
今回のコースは歩道がとても広くて歩きやすいってのもそんな理由の一つですが、慣れた、てのが矢張り大きな理由だったのかもしれませんが。

らーめん一色の醤油ラーメン

杉戸宿のいのうえでお団子休憩をした後は、幸手宿へと歩を進め、また愉快なものを探しながら距離を伸ばしてゆきました。
途中、幸手名物の焼かりんとうや、ハヤシライスなどの美味しそうな看板に後ろ髪を引かれながらも、知らぬうちにお店に入っていたのは良い香りを漂させていた「らーめん一色」だった。
旧日光街道沿いにたたずむには相応しい店構えに惹かれたのか、入口横に排気される換気扇からの匂いに釣られたのか怪しいところですが、らーめん一色の醤油ラーメンはアタリだった。
細い平麺がしこしこしててスープに良くからみ美味しい。600円と値段も嬉しい当たりだった。

栗橋宿の葉の花畑

ところどころにある標識や石標の指示に従いながら、のどかな田舎道の旧日光街道をさらに先へ進むと栗橋宿の区間へたどり着く。
これと云って目新しいものはある特定の施設以外は発見できなかったけれど、ここでは茨城県古河市へ渡る大きな橋のたもとに広がる土手の菜の花畑が見事で、行ったり来たりと楽しんでいたようです。ボクが。~_~;

古河宿

中田宿、そして古河宿、野木宿と巡ってゆくと、さすがに風景が単調になってゆくので疲れが隠せないようになってくる。
「東京から70km」と表示された標柱を発見すると、あと4kmほどでこの日のノルマが終わることに安堵しながら、間々田宿までのラストスパート歩きに拍車がかかります。なんせ、有終の美ール🍺が待っている。

道路標柱

間々田宿での〆は、赤ちょうちんに明かりが灯された居酒屋を見つけて、恐る恐る、「酒処おとめ」と云うお店に入ってみた。
店構えもお店の中も先客の常連さんも、そしておとめのママも、みな個性的で一目惚れ。一目見てこれは愉しめそうなお店だと食指が動いた。

酒処おとめのベーコンエッグ

とりあえず瓶ビールを3本もらい、ヨメさんと心ゆくまでノドを潤した。
そうこうしてやっと一息つくと、今度はぐーぐー鳴るお腹の虫のリクエストに応えてメニューを片っ端からママに注文していった。
中でも気に入ってしまったのは何てことはないベーコンエッグだ。
半熟卵をくずしたところに醤油をちらりとかけて、それを頬張りながらビールをノドに流し込むと、得も言われぬ美味しさを味わえたのだった。
そして色々なものを食べ、最後の〆として鮭茶漬けを頼んだ。これがもう・・・美味。一つのお茶漬けをヨメさんと争奪戦だった。

酒処おとめの雪っこ

間々田宿の酒処おとめ。
旧日光街道歩き第二段目の〆として最高の有終の美を飾ることができました。お天気が良かったことも味方してくれて、今回の街道歩きもとても楽しめた。
さて、第三段目の次回に向けて、今から英気を養っておかねばならない♪(´ー`)

■宿順:粕壁宿⇒杉戸宿⇒幸手宿⇒栗橋宿⇒中田宿⇒古河宿⇒野木宿⇒間々田宿
■ルートラボ:http://yahoo.jp/J00fCd
旧日光街道歩き1〈日本橋⇒粕壁宿〉

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