年に相当数の宿泊をするわけではありませんが、ボクは一応これでもキャンプ歴が27年ほど経ちます。毎回引っ越しでもするの?的なキャンプ道具を連れ出して設営していた大がかりなキャンプスタイルからは卒業し、コンパクトでミニマムな最小限キャンプのスタイルを見つけてからは、趣味の山歩きとからめて比較的いろんなところへ出かけて行っていますが、今回のこのキャンプは凄かった。ボクはこんな特殊なキャンプを今までに見たことが無い、いや体験したことがありません。
まさに度肝を抜かれたキャンプでした!!
何がスゴイって、キャンプの食事のメニューが凄いんです。前菜から始まり最後のデザートまで、なんと燻製料理のフルコースが味わえました。
アルコール類もシャンパンにサングリアに見たことも無い赤白のワインと小洒落たものばかり。まさにグラマラス晩餐会と云う名に相応しい、そんな夏の終わりの燻製キャンプが今回の話です。
晴れ☀のち曇り☁、そして大雨☂の、シルバーウィークの9/17(土曜)~9/18(日曜)のこと。
とある日。
ボクが勝手に師匠と呼んでいる燻製道士さんと、その師匠と素敵な卓上の燻製器(TABLETOP SMOKER - APELUCA)を作り上げたメーカーのオークスさんに、何処かで燻製キャンプをやりたいんだけれど良いところを知りませんか?と相談されました。
実はそんな内容のキャンプに最適なところを知っているので、じゃあ代わりにボクら山仲間をその燻製キャンプに連れて行ってくれたら教えますよと冗談交じりに交換条件を出してみたら、なんと双方からOK牧場とのこと。
そんな経緯がありまして、ボクが手配したキャンプ場は何のことはないいつもの北軽井沢スウィートグラスでした。
アーリーチェックインの9時になるのと同時に、新潟県は燕三条からとても大きな車でやってきたオークスさんと、燻製道士師匠が同時にキャンプ場へチェックIN。
到着後は一息もつかずになにやら会場の設営に忙しない。いったいどんな会場になるのかと探りを入れながらボクらも設営のお手伝いをしてゆくと、段々と幕が増えてゆく。
とてつもない大きな天板に脚が付き、大テーブルが設置される。そしてこの日のキャンプメンバー分のイスやテーブルの上に乗ったパーティー用のデコレーションなどなど、見ているそばからとにかく圧倒されっぱなしでした。
圧巻だったのは別幕に設置されたバーコーナーの類。
これはいったい誰がどんだけ呑めば嵩が減るのだろうかと云うぐらいにテーブルに積まれたお酒の山々。とても魅力的で、難攻不落な素敵な山でした!(・∀・)
さて、さらに別幕には燻製体験コーナーと称したスペースが設けられており、この日のキャンプメンバーで揃って様々な燻製を燻製道士の指導のもとで燻したのでした。
今回のメンバーは皆がmyテーブルトップスモーカーを持参して燻製づくりに励みます。ボクの担当は「燻製ローストビーフ」と「ミックスナッツ」で責任重大なもの。
実はなんと、みんなで作ったこの燻製があとでシェフの手によって一工夫されて、テーブルの上にたくさんの燻製が乗ることになるのだけれど、よく考えてみたら、今回の燻製キャンプの目玉であるテーブルトップスモーカーの名と同じくして何も云わずにサッと配膳するのだから、とてもニクイ演出だなと思った。このこだわりように序盤からノックアウトされました。
肝心のメニューは↑こうでした。
①燻製の三種盛り(半熟燻製卵のキャビア乗せ、燻製明太クリームチーズ詰めプチトマト、いぶりがっこのクリームチーズ和え)
②スモークサーモンの燻製ポテサラ巻
③トマトポタージュ燻製ブラックペッパー添え
④燻製エビとマッシュルームのアヒージョ
⑤燻製ローストビーフ
⑥燻製クッキーアイス
・・・もうまるで何処かのレストラン。
途中からキャンプ場にいることを蚊に刺されるまで忘れてしまっていた。冗談で連れていけと云った軽い発言がまさかこんなことになってしまうだなんて、ボクも仲間も誰も想像すらしていなかったのだ。とても大いに衝撃をうけた燻製キャンプだった。キャンプってここまでできるものなのねと、とても印象深いものになりました。雨の日でもこんなキャンプなら最高です♪(・∀・)
さてさて、このような素晴らしいキャンプを体験してしまうと、ボクらはこのお返しはいったいどうしたらよいかがなかなか難しい。これは翌朝の朝食だけで許されるレベルの燻製キャンプではないだけに、ボクらでたくさん知恵をしぼらないとダメだろうな。(´ε`;) まいっちんぐ。