いやもう実に気持ちが良かった!
独特で綺麗な風景が楽しめた那須岳の山歩きももちろん気持ちが良かったんだけれども、何と云っても三斗小屋温泉のお湯が最高に良かったんです。気持ちが良くて、楽しくて、そして美味しかったんです。
今回宿泊してきた三斗小屋温泉は「大黒屋」の方。
露天風呂のある煙草屋とどちらにしようか散々迷ったあげくに、結局今回は大黒屋にしました。決め手は美しいと評判の大黒屋の内風呂に惹かれて。
これが仲間のアドバイス通りで、最高のひとときを満喫することができました! そんな、5月の23日(土)から24日(日)の週末の記録です。
天気予報での登山日和は土曜日の方だったので、9時頃に山歩きをスタートできるように、8時半には峠の茶屋の駐車場に到着。
するともう大混雑しており、なんとか駐車できるスペースを見つけて車を滑り込ませます。ぎりぎりセーフな塩梅…。
さて、登山届けを書いてポストにinしたあとは、先ずは目指す朝日岳を右手にとらえながらとっとと峰の茶屋跡避難小屋まで歩を進め、ウォーミングアップを済ませます。小屋ではあまりの人の多さにうんざりし、一服もせずに朝日岳までさらに歩を進めました。
ところがそっちも人でにぎわい山頂はあふれんばかり。人でごった返す山頂には立ち止まらず踵を返し、次なる目標山の三本槍岳まで一気に歩いて行ったんです。
道中はどこもかしこもとても歩きやすくスイスイ快適に歩を進められました。三本槍岳までの途中の道で狭いところが結構あって、混雑する対向者をやり過ごすのにちょっと時間がかかった程度で、基本的にはどこも安全で歩きやすい道でした。冬の雪道ならきっともっと面白いんだろうなと想像できます。
で、三本槍岳の山頂。~_~;
ガーンだ!もっと混んでいた。でも時間的にそこでお昼ごはんとしておかないと、宿での晩ごはんにも影響しシャリバテにもなりそうだったので、持ってきたおにぎりを2つ急ぎぱくついた。
それで実はキンキンに冷えた缶ビールも持ってきていたんだけれど、大混雑している山頂で世話しなく呑みたくはなかったので、熊見曽根の分岐までそそくさ戻って空いているベンチに座って朝日岳をバックに冷えたビールを楽しみました。
…涙が出るほど旨かった!! この時期はもう冷えたビールさえあれば、他は何にも要らないなと思ったほど。
さて、次はいよいよ待望の三斗小屋温泉の大黒屋です。
煙草屋との位置関係もやっとこ把握。一段低いところにあるのが大黒屋でした。厨房の支度室にいた女将さんや他の従業員の方達と目が合い、笑顔で招き入れてもらいました。
大黒屋には趣のある本館と新館と別館の三つの館があって、なかなかの収容人数がのぞめそう。下調べしたウェブサイトでは28室で80人とありましたが、どこまでがその条件下なのかは定かではありません。
ボクらが泊まったのは“新館の1階左側すぐの八畳の部屋”でした。
浴衣もハンガーも長押も無い部屋でしたがとても清潔感があって過ごしやすかった。布団はシーツ付きの敷き布団も掛け布団も温かくてふっかふか。9時の消灯前からたっぷりと朝5時半まで安眠快眠熟睡でした。
[大黒屋の晩ごはん]
[大黒屋の朝ごはん この温泉卵かけご飯がべらぼうに美味しかった!]
朝晩のごはんはそれぞれ“各自の部屋で食べる”ことになります。
それぞれのお膳に盛り付けられたごはんを持ってきてくれるんです。これはとてもありがたかった。自分たちの部屋で気兼ねなくゆっくりと食べられます。メニューはけしてゴージャスとは云えないものだけど、なにもかもすごく美味しくてもりもり食べました。
そしてお待ちかねのお風呂には、15時、17時、19時、朝7時と4回入った。
新緑の綺麗な景色が浴室の開け放たれた窓からお目見えだった。これが最高のピクチャーウインドウで、湯槽につかりながら気持ちの良い透明の湯と景色を十二分に堪能。この良さ、まさに噂の通りでした♪ またすぐにでも訪れたい。
大黒屋からの帰り道は根曲がり竹を取りながら歩いていたら、あっという間に登山口。
〆には鹿の湯に立ち寄っておしまい。三斗温泉、本当に素晴らしかったです。(^―^)
山行の詳細:
峠の茶屋(P)(9:00)⇒峰の茶屋跡避難小屋(9:40)⇒朝日岳(10:20)⇒三本槍岳(11:40)⇒熊見曽根の分岐(12:50)⇒隠居倉(13:50)⇒三斗小屋温泉(大黒屋 泊)(14:50)
三斗小屋温泉(大黒屋)(8:00)⇒沼原分岐(8:45)⇒那須岳避難小屋(9:25)⇒峰の茶屋跡避難小屋(9:50)⇒峠の茶屋(P)(10:30)
■ルートラボ