吾妻連峰縦走山歩

昭元山から東大巓の稜線
[写真中央のハゲているような一切経山からここまで歩いてきた。しんどい!]

9/14(日)~9/15(月)のこと。三連休の二日目。
朝早くの出発に備えるために、浄土平キャンプ場に前泊し、英気を養った訳であるが、どっこい、養うどころか二日酔いになっての山歩きとなってしまった。
三岳をお湯割りでピッチよくやっていたはよいが、ローチェアから全く立てないほどに呑んでいた模様だ。て云うか記憶があまり無い。まいっちんぐ‥。
あとで超ピンぼけの写真を見て、理解すると云うありさまで、あの寒空の中、テントの入口を開けっ放しで寝てしまったようだ…。よく風邪を引かなかったものだ。大反省である。

 

酸ヶ平から望む吾妻小富士
[酸ヶ平から吾妻小富士を望む。青空で幸先がよい。]

さて二日目。
前置きが長くなってしまったが、今回の山歩きは遊山通信のクニさんのプランに同行させてもらった。渋くて空いていて素敵な山歩きができるところを探していると伝えると 、実はちょっと考えているところがあるんだけど、どう?と提案いただいた。
一年で一番混雑する連休に、ちょっと地味だけど『空いているのは確実』と云う魅力的な言葉に惹かれすぐさまクニさんの縦走プランに飛びついた!

 

一切経山の反対側からの五色沼
[一切経山とは反対側(家形山方面)から魔女の瞳を見た。やっぱ向こうからの方が青いね。]

集合は浄土平ビジターセンターの駐車場に6時15分。ボクが前泊している浄土平キャンプ場からは車でものの三分と近い。けれども酷い二日酔いでどうにもこうにもカラダが重い。でもそんなことはヨメさんには口が裂けても云えないので辛い。
二日酔いをあまり悟られないように 、のらりくらりとキャンプ道具を撤収し集合時間に間に合わせたは良いけれど、水を隠れてカブ飲みした効果はほとんどゼロ。二日酔いが絶賛継続中で、前途多難な山歩きとなってしまった。

 

烏帽子山の山頂?
[烏帽子山の山頂付近。とにかくこの二人、タフでパワフルで足が速い。涙]

スタートしてすぐに当然だがボクが遅れ始める。
少し多めに持参したポカリスエットを、前をゆく二人に隠れてこそこそ飲む。とにかく二日酔いって喉の渇きが半端ではない。それでもしばらくカラダにむち打って歩き続けてゆくと、大量の汗とともに酒がカラダから少しずつ抜けてゆく感覚が分かってきた。
ところがもともとタフでパワフルなこの二人にボクはまったくついて行けないのだった。二人が立ち止まって休憩しているところにボクがやっとのおもいでたどり着くというパターンで、面目丸潰れ。もうタジタジですっかりと男形無しである涙

 

クニさん差し入れの梨
[山の上で食べた梨は、千疋屋の其れよりもそれはそれは格段に美味しかった!]

そんなボクの様子を見てとったクニさんが、休憩の度にちょいちょい物知り情報をくれてテンションだだ下がりのボクの志気を高めてくれる。
白く小さな丸い花をもいで潰して匂いを嗅がしてくれる。トクホンの香りがして目が覚める!次は黒く小さな丸い実をもいで食べてみて!と手渡してくれる。ブルーベリーみたいで酸っぱ旨い。二日酔いに超絶効く。もうまるでガイドさんだ。
きのこを見つけてきゃあきゃあ云いながらバシバシ写真を撮っていると、後ろからこれはアレだねとすぐに同定してくれて、まるできのこ博士だし。お昼ごはん休憩のときはザックからおもむろに梨を出してサッと皮をむいてくれる。八百屋さんか(笑)。そんなこんなでボクの二日酔いがかなり良くなった。

 

タフな二人でコースの確認中
[二人して何やら作戦会議。もちろんボクは蚊帳の外。ここから下って目の前の山、登る。]

さてそうなると、あとは一気にこの日の目的地としている明月荘(弥兵衛平小屋)まで二人に遅れを取らずに頑張らなくてはならない。途中何箇所か背の高い笹に行く手を阻まれて右往左往したけれど、歩いたコースのほとんどに笹刈りがしてあったのでわいわいがやがや楽しみながら歩けました。
昭元山から避難小屋(明月荘)までは木道が整備されていたってのも最後のラストスパートにはとてもありがたかった。あまりの疲れで心折れる寸前に、この木道と、今さっき歩いてきたばかりの山々を眺めるってのは何よりのご褒美(トップの写真!)。
一番奥の一切経山から家形山、兵子、烏帽子山、昭元山とよく歩いてきたきたもんだ。

 

明月荘(2階)
[明月荘2階。窓から室内へ射し込む光が明るくて、とても良い雰囲気の避難小屋でした。]

明月荘は2階建てのとても綺麗な避難小屋でした。
それでボクら、実はなにげに初の避難小屋泊でして、いまいち勝手が分かりません。クニ先輩を手本にして、掃除して陣取りしてお店を開いてみた。買ったばかりのシュラフも準備してしばらくは皆でくつろぎモードに。
とここで本気でまったりする前に水場へ直行し水汲みに行く。空身とはいえ片道10分の歩きはやっぱり疲れたカラダに応えます。水は硬質でとても美味しかった。

 

明月荘(パントリー)
[担ぎ上げたワイン3本といつもの丸鍋。口がへの字になるほど重かった。]

明月荘にトイレは2箇所。2階へは急なハシゴを上って行きます。酔っぱらってトイレにゆくにはかなりの注意が必要ですが、2階の広い開放感と窓から射し込む光が明るいので、ボクらは2階の隅で宴会開始です。
前日にあんだけ酔っぱらってへろへろだったくせに、酒の準備だけは欠かしません!今回は3人いるのでワインボトルを3本担いできましたよ(笑)。以前まゆちゃんから教えてもらったペットボトルのワイン。飲み終わった後は潰せるし軽いし何より美味しい。今ではボクらのワインは殆どこのワインです。

 

クニs キッチン
[クニさんの前菜。アボガドの和え物とギンナンのチーズ焼き。超美味。酒すすむ々。]

さて乾杯してしばらく数杯ワインをやっていると、クニ's キッチンからは肴になる前菜が出てきた。ザックからアボガドを出してきて手早くちゃっちゃっと調理して一品目。二品目ももう秋だからと銀杏とチーズとキューピーのトッピングをちらしてくれた物をこれまた手早く出してくれた。
う~む‥、またまたボクらの廻りに料理上手な仲間が増えてしまったようだ。頼りになり心強い。

 

サンラータン鍋
[ウチはサンラータン鍋。疲れたカラダに効くと云うよりも、ボクの二日酔いに効いた!]

さ そしてボクらもいつまでもご相伴にあずかる訳にはいかないので、わざわざ持ってきた丸鍋で仕込みを始めます。メニューは疲れたカラダに優しいサンラータン風の鍋にした。
豚肉、タケノコの水煮、椎茸、ブロッコリーを順に入れて煮込み、鍋キューブの鶏だしうま塩を4個入れて一煮立ち。最後に酢の代わりにたっぷりのレモン汁を投入だ!これがなかなか染みる美味しさ。疲れたカラダに効果てきめん。
で ひとしきり宴会を楽しんだあとは、烏帽子山からご一緒だった素敵な母娘さんとワインをやりながら交流を深めたりして情報交換会と相成った。担ぎ上げたワインは絶対に持って帰りたくなかったので、酒豪の娘さんにヘルプしてもらって大助かり。楽しい一夜でした♪

 

谷地平湿原
[谷地平湿原。秋だね~。もうすっかり草紅葉が始まってました。]

翌朝は、明月荘にもう一泊するクニさんとは朝から別行動。
ボクらは谷地平湿原を経由して姥ヶ原、そして鎌沼、浄土平へとコース取り。谷地平湿原から1時間半の最後の登り・・・、姥ヶ原登山道、きつくてきつくて何度休憩を取ったか覚えておらずだ。(>_<)
さてと、こんなにも渋くて空いていてものすごく歩き応えのある山歩きも、今ではもう楽しかった思いしか浮かばない。登って下って稜線歩き。そしてまたその繰り返し。額に汗して自分の足で踏んできた山頂の数々は、なんともみな思い出深い。
ああ‥‥、縦走ってやっぱりいいね、面白い!!二日間お世話になったクニさんに大感謝。

 

姥ヶ原登山道
[ものすごくきつかった姥ヶ原登山道。疲れから足がもつれて泥濘へ大転倒(>_<)]

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吾妻連峰縦走山歩の行程:

・浄土平キャンプ場(兎平キャンプ場)⇒浄土平ビジターセンターP(1日300円)⇒酸ヶ平⇒△一切経山⇒五色沼(魔女の瞳)⇒△家形山⇒△兵子(ひょっこ)⇒△ニセ烏帽子山⇒△烏帽子山⇒△昭元山⇒△ 東大巓⇒明月荘(弥兵衛平小屋) 〔西吾妻一切経縦走線〕 一日目(休憩込)の山歩時間、8時間。

・明月荘⇒谷地平湿原⇒姥ヶ原⇒鎌沼⇒酸ヶ平⇒浄土平 〔浄土平・東大巓線(大倉新道)〕 二日目(休憩込)の山歩時間、6時間30分。

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