武尊山歩2

武尊山への稜線
[武尊山への気持ちの良い稜線歩き]

去年の初夏の頃に登った上州・武尊山はきつくてツラくて途中敗退する勢いでしたけれども、残雪の今の時期の武尊山は、こんなにも楽しい山行になるとは露知らず。
先週山歩きしてきた赤城山の鍋割山から見えた真っ白い武尊山があまりにも美しかったから週末の山歩きのターゲット山にしたんだけれど、歩いてきて本当に良かった。
そんなピュアな思いを抱くほどに良かったのである。
いやもう楽しくっての一言に尽きました。目的の武尊山まではアップダウンの繰り返しで、実に楽しかったのです。
夏はあんなにきつかった武尊山から剣ヶ峰山までの稜線歩きの楽しかったことと云ったら、他に上手い言葉が見つからない。
はあはあ息切れしてもうだめだ休憩死ぬ的なつらさのちょっと手前で、楽チンな下りがきて、そんでまたぜえぜえ息切れしてああこれはダメだマジ死にそう的なきつさの少し手前で、楽ちんな下りがくるものだから、苦しい→快適→苦しい→快適が幾度となく繰り返しでとても楽しい山歩きだったのです。
登りっぱなしの下りっぱなしの山歩きより、ボクはこんな飴とムチな山歩きが特に好き。

剣ヶ峰山
[剣ヶ峰山 サムネイル]

今回の山歩きは、愛読ブログの方の足跡を追って同じように歩いてきました。
渋滞を回避するため4時半に家を出発し、東北道→北関東道→関越道と高速道路を乗り継ぎ沼田ICで下車。登山口のある川場スキー場までは20分と非常に近く、スキー場の駐車場には7時前にイン。この時点では高速道路も駐車場もガラガラ。
8時に動き始めるリフトと行動を同じくするために、あらかじめ書いておいた提出義務のある登山届を持って7階のリフト券売り場で30分前に並ぶ。
リフトは二本乗り継ぐので帰りの分も含めて一人4枚のリフト券を購入。ソロの方なら4枚で1600円(1回券400円)。
でもペアで買うと一人分が1500円となり、二人で200円のお得(6枚つづりの回数券があるので、それにプラス1回券を2枚買い足し8枚にする)。
それから、登山届の提出後にもらう登山証明証をリフトに乗る度に係員に見せなければならないので、出しやすいようにポケットに入れておいた。
リフトトップからはしばらくいきなりの急登でかなりの息切れ発生。でもそこから見上げるぽっこり尖った剣ヶ峰山の雄姿が格好良くって気持ちがはやります。
剣ヶ峰山から武尊山へゆく下りは特に急で怖いとの情報を頼りに慎重に下りたら、難なくパス。西穂独標とかで鍛えてくれた仲間のおかげかしら。
そしてそこからは楽しくて景色の良い稜線歩きがしばらく続くのです。樹氷や霧氷、それに遠くまで見通せる青空よろしくバッチリなお天気。こんな調子が武尊山の山頂まで続きあっという間にピークゲット。
リフトトップから山頂まではこれでもかって云うぐらいに雪が締まっていたのでアイゼン歩行がしやすくて、山頂までは2時間もかからなかった。

武尊山山頂
[武尊山(標高:2,158m)の山頂]

ほとんど無風の稜線歩きでしたが、山頂だけは風が強く当然寒い。バナナバウムとコーヒーで簡単にお昼をとって、広大で素晴らしい眺望をひとしきり楽しみ30分ほどで山頂を離れました。
帰りはツンッと尖った剣ヶ峰山をひたすら目指し、歩いてきた道をピストンで戻ります。そこからはもうあっという間の下山。名残惜しくて帰りはのんびりだらだら歩いてきましたが、4時間ちょいでお楽しみが終わってしまった。
川場スキー場からのピストンルートの武尊山。残雪期のこの時期って空いていて穴場なのかも知れません。とても有意義な時間を楽しめました。機会があれば、またすぐにでも行きたいぐらいだわ。

武尊山から剣ヶ峰山までの稜線
[小さなピークがいくつもいくつも♪]

武尊山歩2シャシン記ログ

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