立山『雄山』歩

今年も雪山の師匠mie&コージさんからお誘いを受けて、一年越しの想いを叶えてきました。去年はまったく雪山へゆく装備が整っておらず、ありがたいお誘いを泣く泣く断念したのでした。

 

話は去る11月24日、日曜日のこと。山域は北アルプスの立山『雄山』にて。

11月末で富山と長野を結ぶ観光路線の立山黒部アルペンルートが冬季閉鎖となるため、ケーブルカーやバスで室堂まであがれるチャンスももう残りわずか。その最後のチャンスと晴天の青空を狙って、一年前から約束していた通りに、雪山登山を堪能してきました。

さて、前日に起こった雪崩事故を厳粛に受け止めて、常に安全登山ができるように心がけ、室堂へin。
室堂までは、いくつものケーブルカーやバスを乗り継いでゆくのが面倒くさいので、扇沢からではなく、富山側の立山駅からアクセスする。割引券を使い立山ケーブルカーと高原バスを一本ずつ乗って、往復で一人3360円。遠い地にもかかわらず、体調バッチリ元気もりもりで立山駅へ参上したのでした。

実は今山行、あまりにも目的地が遠いことに怖じ気づいて、富山に前泊してしまったのだった‥。なもんで、少し飲み過ぎた感は否めないけれど、そりゃあ元気なのは当たり前。こんな快適な入れ知恵をしてくれたのはもちろん山先輩の矢車草さん。今回の立山も一緒に入山である。

とこが‥ホテル立山の室堂ターミナルのゲレンデへのエントランスをくぐると、そこは目に鮮やかな青空!!じゃなくて、ガスで真っ白けっけだった‥※★△■*涙。

せっかく遠路はるばる立山まで来たのに、膝下まで埋まる新雪に足と体力を奪われ続け、意気込んでノリノリで乗り込んだテンションが、ただただ下がるいっぽうでした。

CL(チームリーダー)がガイドしてくれなきゃボクには右も左も分からないような真っ白な世界。立山雄山の影すら見えません‥。それでも、視界はある程度は開けていたため、天候の様子を見計らいながら、一ノ越山荘まで頑張って歩き通してゆくと、あら不思議!!

ボクらの到着をまるで待ってくれていたかのように、あたり一面、厚く覆われていたガスが嘘のように晴れて一瞬で青空に変わってくれたのには驚いた。

3000mを超える山頂を、これからアタックしに行こうと思っていたボクらにとって、これほどに嬉しいタイミングはありません。出来過ぎです♪

立山の雄山山頂から見たパノラマの景色は、文句なしにボクが今まで見てきたものの中でダントツの美しさでした。

雪山のこの静かなるたたずまいに、神々しさったらない!!あまりにも綺麗でダイナミックで大感動!!来年目標の劔岳がもう目と鼻の先あるし、一人で盛り上がっていました。

雲海はどこまでも幅広く奥行きがあって、現実のものとは思えないほどの美景にノックアウトされました。これでやっと、一年越しの想いが叶います。

さて次は、何処の雪山へ行こうかな♪

立山 雄山歩シャシン記ログ

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