3月17日の日曜日のこと。ラーメンでもご一緒にいかが?な、美味しいお誘いは断る理由がまったく見つからない。ジムニーでひとっ走り長野自動車道の松本ICまで片道300kmを駆け抜け、無料の新穂高ロープウェイ駐車場で車中泊をして夜を明かし、翌日の昼の西穂ラーメンのために体制を整えた。
ラーメンは山の上、標高2385mの西穂山荘にあり、味噌もしょう油も各々900円。ちょっと前には豚骨もあったようだ。残念。それでロープウェイの終点、西穂高口駅から1時間30分かけてアップダウンを繰り返す山道を山荘まで歩いてゆくのだから、お腹の具合がどんどんラーメンモードになってゆくのが分かる。
ところが西穂山荘に着いたのは10時30分。ラーメンにはちょっとばかり早い。ならばもうちょっと上まで行ってみようかと云うことになり、CL(山行チーフリーダー)指導のもと、まずは西穂丸山を目指した。ところが山荘で栄養補給したマイブームの舟和の芋ようかんが良かったのか、まだまだ体力がもりもり。あまり調子の良くない左膝もまだまだ疲れしらずだった。ってことで、西穂高岳の独標まで登ることができちゃった。これはすごく嬉しかった。だって初めての北アルプスでこの天気。真っ青な空には雲1つ無いのです。しかも風もほとんど無し。こんなに良い日に西穂独標まで行けてもう最高。この日の登山は間違いなくボクの中では一番の山行。素晴らしいパノラマが堪能できて、本当に鳥肌が立ちましたからね。ここからの景色、凄かった!!感動した。
さて、岩場が何よりも苦手なヨメさんも、CLとSL(サブリーダー)の福井チームのおかげで何とか無事にクリアして山頂にたどり着き、広大な冬の風景を十分に楽しんだあとは、西穂山荘の目的のラーメンに向かっていちもくさんに下山です。もうお腹がぐーぐーと鳴りやみません。シャリバテです。
西穂山荘のラーメンは、改良に改良を重ねたラーメンだとか。標高の高い山の上ですからお湯の沸点が93度になり、普通の麺だと芯が残るんだそうだ(やまもげら氏からのうけうり)。それを美味しく旨くデリシャスな状態で食べさせてくれた西穂ラーメンは、すごい!
今回の山歩きは、ラーメンを食べに北アルプスまで行ってきた訳ですが、遠かった。けれども旨かった。美味しいものを食べに行くのには距離なんて何のその。しかも山歩きがおまけに付いているだなんて、なんと贅沢なお食事会だったのだろうか。ビックリ仰天である。
名物しょう油ラーメン、ごちそうさまでした。次回は味噌ラーメンを食べにきます!