ハンターテントキャビンにて

旧ハンターテントキャビン

先週末のこと。

ギザギザな山頂の妙義山とパノラマビューの浅間隠山を歩いてきました。そして、山歩きの副産物としてのキャンプもしたかったので、北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場を拠点として、3日ほど遊んできました。
してそのキャンプ場では、「ハンターテントキャビン」なる新しい施設を利用し、テントもタープもいらない楽ちんスタイルのキャンプを楽しんできたのです。

キャンプでは、自慢のテントにタープを設営するところに醍醐味を感じている人がいれば、その他の道具類を使いこなすことに情熱を燃やす人もいるし、本当に人それぞれです。
ボクはどちらかと云えば、テントもタープも建てなくてもいいのであれば、それにこしたことはないタイプ。したがって、寝袋なり椅子なりテーブルなりガスバーナーなりランタンなどといった道具類を使うことに、幸せを感じる方なのです。
ま そんな理屈っぽい前段があってこそ、これからボクが云いたいことにつながるのでありますが、このハンターテントキャビンは、キャンプをしていることを充分に楽しませてくれる施設ではなかろうかと思うのである。
テントとタープの設営が無いだけで、あとは通常のキャンプと同じように楽しめる。
いつものキャンプをしているように、料理つくりにはげめるし、お酒にひたれるし、火とたわむれることもできるのだ。ましてや、テントとタープがすでにあるだけで、小さな子連れファミリーキャンパーや面倒くさがりの大酒呑みキャンパーには的を射る施設であり、その辺考えてみたら正直感動してしまった。
このキャンプ場は、ホント次から次へと心くすぐる施設をよく生み出すものだな~と。ものつくりを生業としているボクは、こうした前向きな取り組みなどは、見習わなくてはいけないな。

さて以下に、この施設のもう少し詳しい説明を、独断と偏見でまとめてみました。
ボクは、スウィートグラスの中で一番ここが好きだと言ってもいいくらい、この施設に惚れてしまった。キャンプ仲間たち、ここ良いぞぉ~、それぞれで、素敵なキャンプ道具持ち出して、是非また遊びに行こう!

旧ハンターテントキャビンコラージュ

左上:タープ下での様子。直火専用炉では焚き火や炭を、ガンガンに燃やせます。さらに、標準装備されているダイナミックグリルや三脚スタンドを使えば、豪快な焚き火料理を楽しめそうです。難点は、炭床が低いため丁度良い火加減にするために、大量の燃料を使うおそれがあるところか。
壁の入り隅には、造り付けのテーブルがあり調理の下ごしらえも道具置き場としても大丈夫そう。このテーブル大いに役立ちます。壁の隅には、100Vの電源がきています。外部用の照明器具は備え付けられていませんから、なにかと利用できそうです。お得意のニッチを利用した便利な棚もあり、整理整頓に大活躍。あとは、梁の一部にランタンなどが引っ掛けられる部品が付いていたら云うこと無し。

右上:入口からテント内部の様子。室内はコンクリートの土間スペースと1段(30?)上がった就寝などのくつろぎスペースとによって分けられており、土足で動ける室内部分が多いのが特徴的。タープとテントを、靴を履いたまま行ったり来たりが容易です。室内には2口のコンセントとE26口金用の電球が1灯あり。ランタンいら~ずです。

左下:タープ下から見るテント内部の様子。暖をとることが目的の薪ストーブがあり、まだまだ寒い北軽井沢の夜には必需品。水の入ったヤカンを乗っけておけば、いつの間にか湯が沸いている始末。便利だ。でもこれからの季節、昼はもちろん薪ストーブの出番無し。

右下:就寝スペースからの様子。土間スペースにはベンチとテーブルが備え付けられており、タープ下でのくつろぎが不可能なときや、深夜にもっと団らんしたいときには最高の備品です。1段上がった床は合板の上にクッションフロアー仕上。シュラフ敷いて直に寝ると多少床の堅さが気になるから、マットを持参すると申し分なしだと思う。
室内には3カ所の大きな開閉式給気口と、実質2カ所の採光窓兼開閉式の換気口が設置されているが、昼間は換気が有効に作用してもとにかく暑かった。外のミズナラに葉が沢山生い茂れば日差しを遮ってくれるから、このテントの中の今後の暑さ対策にはなるのだと思うが、昼間はせっかくなので、外のタープでくつろぐことをお薦めします。

旧ハンターテントキャビン 夜

旧ハンターテントキャビン シャシン記ログ

-キャンプと野営

© 2024 bebeDECO