笠取山歩

ゴールデンウイーク後半に、5月6日から7日に歩いた笠取山の話です。愛読書によって、テント泊を笠取山と決めたのが4月の末日。急ぎ準備に取りかかり、お天気の祈願をしたり必要な山道具を用意したりで意外とあわただしい日々を過ごし、わくわくな山歩の決行日を待ちに待ちました。
天気予報では6日から7日はどんよりとした曇り空で雨降りに変わるとのことだったが、作場平駐車場へ車を進めるにつれ、予報に反してあれまな晴れ間になってくれたのだ。願掛けが実り、充実した笠取山歩になる予感がちらほらで楽しみが倍増なのであった。

作場平の駐車場から笠取小屋のテント場までゆっくりゆったりと歩いて2時間半で到着。しばらくは沢沿いを歩くから、視覚的にも聴覚的にも清々しさがつのり楽しく歩きやすい。お世話になる笠取小屋のご主人に、挨拶と受付を済ませ、水分補給のビールを購入す。
テント場は1人500円。ビールは1缶500円。喉の渇きのため、背に腹は代えられない。笠取小屋ご主人と名物おやじ的なおじさんに、笠取山は初めてですと正直に告げると、それならばとテントを張るには最高の特等席を教えてもらい、指示に従って大正解。眼下には見晴らしの良い景色が広がり大満足。テントの中にいても景色を堪能できるのだ。有り難かったのはテントの横に、ゆったりと座れる椅子とテーブルが備えられていたこと。この日はたまたまテント場が空いていたようで、なんと独占です。

テントを張り昼飯を済ませ、青空が出ているうちに笠取山頂までアタック開始。45分で登頂。登り始め、もう何度も足を止め、引き返そうかと思うぐらいにとても急な坂でぶったまげた。気をつけないと、後向きに一気に転がっていきそうになるほど急なのです。斜面45度くらい。
山頂では心臓ばくばくで何かにつかまっていないと倒れそうなので山頂標識にしがみつく。そして、もう一つの山頂標識まで移り渡り、水干までぐるっと周回しながら雁峠分岐まで歩き、次には雁峠の原っぱを目指して小休止。笠取小屋のテント場へは往復で2時間半で到着。ああ楽しかったと感慨にふけっていると、なるほど山の天気はホントに変わりやすいのだなと、実感する。ガスがさぁ~と辺り一面をあっという間に充満してきたのだった。雲行きも雨雲に。雨が降らないうちに、それならばと早めに夕食を済ませサッサとシュラフに潜ったのだった。酒の力を借りたため、シュラフのファスナーを閉めた記憶がないぐらいに深い眠りに落ちた。

ちょうど日付が変わるころに一度目が覚めて、星空を見上げるためテントの外に出るも、雨とガスとでコンディションは最悪。空を見上げても真っ暗な闇でしかありませんでした。ものすごーく残念でしたが、なんと晴れていれば、天の川が綺麗に見えるんだそうです。

翌朝は5時きっかりにキツツキの木つつく音に目ざまされ、寝袋から這い出て寒さにびっくり。5月上旬の笠取山では、まだまだダウンの上下が役に立つようです。朝方の外気温は0度。吐く息が煙のように白いのだ。持参したチーズ入りフランスパンを、プリムスのフォールディングトースターで焼く。旨い。

笠取小屋のテント場からの帰りのルートは、ミズナラ林の急坂を下って行きました。歩きやすく周辺の景色が絶妙。あともうひと月もしたら芽吹いてくるであろう新緑の頃に、是非ともまた訪れたい。みずみずしい苔が見られるのもあともう少しの我慢のようでした。
まボクはこの時期でも充分にワクワクさせられてしまいましたが、参考としているサイトや、ムック本によると、緑が青々と生い茂っている頃がやっぱり良さそうです。楽しかった。

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