岩櫃山歩き

6月4日、〈午前の部〉の土曜日のこと。
楽しみにしていた山行がお流れとなり、しょぼくれていたら、ヨメ氏から「じゃあ良いタイミングだからこの機会に行っておこうよ!」と持ち上がったのは群馬県の山、『岩櫃山』であった。

 

岩櫃山は、山城で有名な真田の“岩櫃城”があったところ。
ボクはこの上なく時代小説が好きなので、当然、池波正太郎の“真田太平記”にもどっぷりとハマり、真田一族に夢中になっていたことがとても懐かしい。

中でも、94歳まで長寿を全うしたお兄ちゃんの真田信之が大好きで、晩年を書いた物語の“獅子”なんてのは何度も読み返した記憶がある。
さらに、真田太平記に度々登場する美味しそうな肴も大好きで、“焼き味噌”なんてのは何度もヨメにお願いして作ってもらったこともある。

そんな真田ずきなのでありますが、何故か一度も岩櫃山を訪れたことが無く、廻りを車で通ってはスルーするばかり‥。
と云うことで、もうすっかり大河ドラマ真田丸の影響も薄れ、山を歩くには丁度良い頃合いになっているであろう岩櫃山を歩いてきたのです。

 

で…😍
いや ここ すんごい 良かった♪

なんでもっと早くに訪れなかったのだろと、軽く後悔した。めちゃくちゃ面白いのである!

平沢登山口から一時間足らずであっという間に岩櫃山の山頂へ到着し、それでこんなパノラマの絶景が見られるのだから、低山里山としては最高のロケーションの山なのではなかろうか。

 

 

まさに‥“低山あなどるなかれ”だ。

 

しかも ここ 岩場や鎖場だらけで楽しいのである♪

山歩きの時間こそ短いものの、全身を使って山歩きをしていたようで、意外とくたくたになっていたことにも驚いた。

 

コースは ↓ このように回って歩いてきた。

 

平沢登山口駐車場(7:30)→分岐→沢通り→櫃の口(天狗の蹴上げ岩)→九合目の岩場の高台→岩櫃山 山頂(8:30)
→尾根鞍部→密岩通り→密岩登山口(9:45)→古谷T字路→赤岩登山口・潜龍院跡(10:10)→赤岩通り→分岐→尾根通り→岩櫃城本丸址(11:05)→平沢登山口P(12:00)

 

行きは“沢通り”で岩櫃山の山頂を目指して歩く。
平沢登山口の駐車場はとても広くてありがたい。観光案内所のトイレもとても綺麗でありがたい。

 

さて、上がって下ってが多数の面白いコースだったから、高低差はいかほどのものかと楽しみにしていたのに、今回…、ログを取るのを忘れ、いつもの軌跡が無い…。

 

 

岩櫃山の山頂をひとしきり楽しんだあとは、密岩通りでいったん下山。

 

そして潜龍院跡の赤岩登山口から再度山頂へ向けて登り返し、今度は“尾根通り”で“岩櫃城本丸址”へ向かうのであった。登り返しがややキツい‥。

 

 

岩櫃城本丸址でお昼ごはん。
もう暑くて流水麺、始めました。

 

想像していた規模よりも随分と小さいスペースの本丸址ではあったが、山城の魅力と特徴が分かり、とても感慨深く印象的であった。
この日は木漏れ日が綺麗でした!

 

これでまた、真田太平記を読み返すことになりそうだ。^^;
〈午後の部〉の、次の山へ続く。

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