一切経山歩

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福島県の山を歩いて来ました。目まぐるしく変わる週末の天気図とにらめっこし、晴れる!と云われていた日曜日をターゲットにし、一路、福島市と猪苗代町との境にある「一切経山(いっさいきょうざん)」まで遠征。遠かったけれど、無事に目的だったブルーの「魔女の瞳(五色沼の愛称)」も眼下にとらえ、山歩きの日和としては、色々あったがバッチグ~となった一日だった。

東北自動車道の福島西ICで下りたときは結構な雨が降っていた。仕方なくそのまま車を進めるも天気はお変わりなし。標高1500mまで車で一気に高度を上げるも終始ガス(霧)の中だった。テンションだだ下がり。そんなとき、トイレに立ち寄った磐梯吾妻スカイライン(無料開放中)の不動沢Pから空を見上げると、流れの速いガスの中から青空がちらほら顔を出してた。そこからはもう信じて疑わず浄土平ビジターセンターの駐車場(無料開放中)まで青いチョロQ(ジムニー)をぶっ飛ばしたのだ。

 

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少し雲が多かったんだけれど大当たり~。登山口のある浄土平はみごとに晴れ間。そそくさと身仕度を整え山歩きを開始。登山道の途中途中で花に興味を惹かれているヨメさんをほったらかし、青空の出ているうちに~と、ボクはいちもくさんに一切経山の山頂を目指した。標高差はたったの350mほど。まったく元気である。そして、北側の方へ目を向けるとほらこれだ!発色の良いブルーの五色沼が出迎えてくれた♪しばし魔女の瞳で動かぬ石となり、大休止。ここでボクの目的は八割は達成したことになり重い腰がもうあがらない。このあと廻って歩く予定だった東吾妻山をパスすることにし、のんびり歩きへと路線を変更した。一切経山、ここはガスがよく発生し、視界が悪い日が多いんだとか。この日は本当に晴れてくれてラッキーだった。

 

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お昼はふわふわしているワタスゲを遠くにとらえながら、冷たい蕎麦を用意して食べた。じめじめしている暑いときには冷たい麺類に限ります。水やめんつゆですぐにほぐれる流水麺に、ワケギとミョウガの薬味をたっぷり乗せてから刻み海苔を振りかけた。さいっっっこうであった!キンキンに凍らせて持ってきたノンアルコールビールとゼリーがとても良い保冷剤がわりになり、解けどきがこれまた飲み頃食べ頃で、凍結させる時間配分が大成功。たまらない。

ところで昨日ボクが歩いてきたコースです。浄土平の駐車場から酸ヶ平(すがだいら)湿原の分岐を経て、酸ヶ平避難小屋へ。綺麗なトイレあり。そこからザレた斜面を一気に登り、一切経山の山頂へ。南東方向には口を開けた吾妻小富士も綺麗に見えた。北側の五色沼をしっかり目に焼き付けてから、酸ヶ平湿原の分岐まで戻り、鎌沼を半分だけ周遊。お昼は鎌沼の木道のベンチで食べた。鎌沼にはカルガモ親子が優雅に遊泳中。癒される。そして姥ヶ原の分岐を通り、浄土平の駐車場で山歩の終了。最後の方、姥ヶ原を過ぎた頃からあたりは霧で真っ白になり、駐車場付近ではもう真っ白で何も見えない状態がしばらく続き、やきもきしたものです。ゴール地点だったから良いものの、これが山の上だったりしたことを考えると恐ろしくて鳥肌が立ったもの。なめちゃいないけれど、ホワイトアウトって本当に怖い。そんな帰りの、真っ白なガスにビビって運転しているボクの横でいびきの音が聞こえてきたときはもっとビビった。まったく肝っ玉だきゃすごい。福島の山、とても楽しかった!!

一切経山シャシン記ログ

 

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東北道下り線、安積(あさか)PAあさか野の「豚汁定食」が旨かった!
550円。朝めしに最適であった。味も価格も申し分なし。6時OPEN。

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