渋温泉 金具屋

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とても贅沢な温泉宿へ行ってきた。

週末ともなると大人気でほとんど予約が取れず、しかも連休ともなるとさらに競争率が激しいんだとかで、こんなチャンスはめったに無いんだとか。そんな素敵なお知らせ付きのお誘いは断れるはずもなく、宿代も確かめずに指でOKサインを表すガッツ石松のLINEスタンプを送って参加表明。OK牧場。福井の山仲間と行ってきた、11月の4日から5日の土日のこと。

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泊まってきた宿は渋温泉の中でも人気の高い“金具屋”旅館。ジブリ映画の、千と千尋の神隠しのモデルになったとも云われる歴史的な温泉宿で、兎にも角にも趣がある。ところどころにこだわった趣向が垣間見えるので、仲居さんに部屋まで案内してもらう足取りが遅くて迷惑をかけてしまわないかとヒヤヒヤした。
今回は金具屋で主となる木造四階建ての“斉月楼”には泊まれなかったけれども、仲間が取ってくれた部屋(志のぶ 502)も品があってなかなかのもの。古い部屋に近代設備が完備されているのにも関わらず、露出配線などがなく随分と気を使っているのが当たり前のことだけれども感心してしまった。

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金具屋に到着後は、早々にひとっ風呂浴びた“鎌倉風呂”が断トツお気に入りで、ひょうたんを形どった木製の浴槽縁に頭を乗せて、気持ちのよいお湯を愉しんだ。天井を見上げると、綺麗に組まれた格子の梁が見事で、金具屋の温泉を目でも愉しむことができました。
さて、金具屋館内にある八つの湯のうち結局のところ入浴することができたのは、大浴場の“鎌倉風呂”と“浪漫風呂”と“龍瑞露天風呂”、そして貸切風呂の“和予の湯”の4つだけ。あとはタイミング悪く貸し切られていたため見送ってしまった。とは云え、鎌倉風呂に大満足してしまったのでそんなに後悔はしていない。

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ところで、17時30分から行われる九代目当主による斉月楼ツアー(金具屋文化財巡り)がすこぶる面白かった。話術にたけた九代目若旦那の斉月楼に関する話がとても魅力的で、ぐいぐい惹きつけられる。そして、そのときの説明にも出た“金具屋大広間”での晩ごはんへと突入するので、金具屋での滞在時間中はまるで無駄がないよう楽しむことができたのであった。

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とても丁寧なおもてなしを受けながら味わうことになるその晩ごはん。大きな座卓の上にずらり並んだたくさんの華やかな料理が、どこもかしこも煌びやかな金具屋に調和されており圧倒される。でも、すべての料理は美味しかったんだけれども、味は優しめ。濃い味を好むボクには少々物足りない感は否めない。~_~;
渋温泉 金具屋。とても気持ちの良いお湯でした。建物もごはんも申し分なし。またいつか、こんな贅沢な温泉宿へ泊まれるように頑張りたい。

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