前に訪れたのはもう5年も前のことになる。
あの時は結構な雨が降っていて、持ち込みmyテントでキャンプをするか迷いに迷っていると、常設テントを新品に交換したばかりだから綺麗ですよ と云う管理人さんの助言に従い、その綺麗な小川のテントで快適テント泊を楽しんだのでした。
そのときも、なんと七夕のキャンプだったようで驚いている。
もちろん今回も七夕キャンプの、7/8(土)~7/9(日)のこと。
カヤの平高原キャンプ場までは、埼玉の自宅から約260kmの道のりを高速道路を乗り継いで3時間40分かけてアクセスする。
キャンプ場には受付案内所とトイレが設置された小屋と、炊事小屋があるだけで飲み物の自販機すら無いことを知っていたので、最寄のスーパーツルヤ一本木に立ち寄り、食材とアルコール類をたくさん買い求めてからキャンプ場に乗り込んだ。
天気は土日とも晴れ予報だったので、山歩きをひとり愉しむために、午前中もそうそうに乗り込んだのでした。
サイトは遊牧された牛のいる牧草地を正面にとらえると、横にものすごく広く長い。ところどころに大きく立派なミズナラの木があるので、ボクらはその特等席付近にテントサイトを陣取ることにした。
しかしながら、写真を撮るにはとてもフォトジェニックなロケーションだったのだけれども、もう少し巨木のミズナラから離して幕営するべきでした。
被害こそそんなに無いものの、巨木の根のあたりにはムネアカオオアリが群生しており、椅子に座ってくつろいでいると、足を登ってくるわ登ってくるわで対策に忙しい。なんせ体長15mmはある大きなアリなので正直びっくりする。(´д`)
さて、テントにタープにテーブルとイス、クーラーボックスに道具類の入ったコンテナを広げて諸々準備を整えて、サイトの設営を大汗かきながら作り込んでいった。標高1500mもあるカヤの平といえども、昼間の陽射しはやはり暑い。とはいってもカラッとした暑さがまだ救い。
サイトに吹く風が特に気持ちんよかで、山歩き前だからとりあえず一本だけと自分でとどめていたのに、ビールの空き缶があっという間にたくさん増えていってしまいまいっちんぐ。
愉しかった山歩きの話はまた別の記事にするとして、3時間弱の山歩きから帰ってくるともうお腹がぺっこぺこ。
テントサイトで待っているヨメさんのもとへ一目散に駆けて行って、楽しみにしていた晩ごはんの調理に取りかかった。翌日は誰とも会う予定が無かったので、たっぷりのニンニクで焼き上げたステーキと、フライパンに残ったニンニクステーキの脂でつくるガーリックライスにして、「ガーリックライスステーキ乗せ」をつくった。←そのまんまだ。(´_ゝ`)
これ食べながら、昔観たケンタロウの料理番組「男子ごはん」のステーキのせガーリックピラフを思い出す。彼のつくる豪快でシンプルなごはんの大ファンなので、是非ともいつか復活をとげてもらいたい。
焚き火とウイスキーとアリと共に夜更かしした翌日、ヨメさんに起こされるまで良く寝ていたようで、ボクにはあまりにも珍しい。
カヤの平高原の見所でもある綺麗な朝もやすら見ることが叶わなかった。慌てて跳ね起きて檜枝岐村のイベントで買ってきた新潟のオネオネコーヒーを飲んで目を覚ます。ふと気が付くと見回りよろしく放牧された牛たちがキャンプサイトの近くまで巡回しに来ていた。
あきらかにカヤの平高原キャンプ場の名物となっているこの牛たちは、モウとにかく可愛くて愛嬌がある。有刺鉄線越しだが撫でられるほどだ。
キャンプ場の管理人、山なめくじさんにテントに付ける札を返し、お礼を伝えて9時にはキャンプ場をあとにした。
綺麗な道の駅FARMUS木島平に立ち寄って食べたきのこのおこわがべらぼうに美味しかったのが印象的。
早めに出立したので早めに帰路に付き、帰りはあまり遠くは感じられなかったな。
カヤノ平キャンプ場、とても気持ちの良いところだと再確認できたので、今度は燃えるようなブナの紅葉を見に秋口にまた行きたいものです。愉しいキャンプでした!