笠取山テント泊山歩

笠取小屋テント場

山で、寝てきた。
先週末の山行の疲れだったり先週の毎日の疲れからか、とにかくくたびれていて、ゆっくりと寝たかった。それも山で。山へテント泊しにゆくと、いつも以上にゆったりと寝られるもんだから不思議です。今回は「笠取小屋」のテン場でたっぷりと11時間は寝てきたかと思う。そんな週末のこと。

笠取山

当初、山で寝る、にはオーレン小屋のテン場にしようかと目論んでいました。桜平⇒夏沢鉱泉⇒オーレン小屋⇒夏沢峠⇒硫黄岳のコースで一汗かいて、ビール呑んで高いびきかなと考えてた。ところがその週末は八ヶ岳の開山祭と重なっていたため、喧騒を考慮して見送ることにした。穴場のしらびそ小屋のテント場ではどうかなとも思ったのだけれど、静かで空いているのは矢張り奥秩父の方であろうと、矛先を(枕を)そちらの方へ向けたのでした。そしたらこれが大正解。笠取小屋のテント場で、とても静かな一日を過ごしてくることができました。かなりリフレッシュできたテント泊山行でした。

笠取小屋

笠取小屋の小屋番さんはとても親切で優しい。穏和で人当たりも良いから、テン場で和やかにのんびりするのには最適なところかと思う。奥秩父方面の山行に出かけるときは埼玉のボクんちから下道で3時間もあれば余裕を持って到着できるので、足を伸ばすのにも最適なところだったりします。高速道路料金がかからないのは矢張りマイカー登山者にはとてもありがたい。(・∀・)
作場平の駐車場から笠取小屋までは2時間の登山道で楽ちん極まりない。しかも今回のテン場には美味しい水場もあるものだから、その分をお酒に変えられると云う褒美も付いていた。山でゆっくり寝るための準備も万端です。

笠取小屋のテーブル席

小屋番さんに薦められた特等席にテントを張ったら、笠取山の頂を踏みに往復2時間の登山道を歩きに行ってきた。この日の晩餐はヘビーな「山めし」が待っていたから、いくら山へ寝にきたといっても少しぐらいは歩いておかないと何だか罪悪感にさいなまれる気がしてね。
山頂までの急坂を登りきったら目の前に広がる景色が一変。一面真っ青な空模様じゃないのが残念で仕方がないけれど、遠くまでよく見えることよく見えること。さて、ぐるっと水干の方から廻って帰り、14時前にはテン場で呑み始めてた。そしたら18時にはテントの中で深い眠りに落ちていた。

キツネ

翌朝は雨だった。夜半から雨は降っていたような気がするし獣たちがテントの廻りで賑やかに運動会をしていたような気もするが、山に寝にきているのだからそんなことはお構いなしに朝5時までたっぷりと寝ていた。静かなテント場のテントの中ほどリラックスできるのに最適な場所は無いと思う。隣から飛んでくるヨメさんの寝返りパンチにだけ気を付けていれば、こんなにも安眠できる場所は無い。あわよくばもう少し大きめのテントで楽しみたかったところですが、〈山で寝る〉目的を果たせてとても大満足したテント泊山行でした。

クリンソウ

■山域:奥秩父 笠取山 2016年06月04日(土曜)☀ ~05日(日曜)☂
■山泊:笠取小屋 テント場一人1泊500円
■目的:山で寝る
■山飯:山のアボカドカレーライスとグリルソーセージ
■山行一日目:作場平口駐車場〈09:00〉⇒ヤブ沢峠〈10:35〉⇒笠取小屋〈11:00〉⇒笠取山〈12:10〉⇒水干〈13:00〉⇒笠取小屋〈13:30〉⇒テント泊 / 山行二日目:笠取小屋〈07:00〉⇒一休坂〈07:40〉⇒作場平口駐車場〈08:15〉
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