木曽駒ヶ岳山歩

■山域:中央アルプス 木曽駒ヶ岳 2015年09月12日(土)~13日(日)
■山飯:ホテル千畳敷の売店カツサンド、矢車姉さんのおつまみアラカルト、サンラータン鍋、〆ラーメン
■山行:菅の台P(黒川平臨時P) ⇒ しらび平 ⇒ 千畳敷(中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ) ⇒ 乗越浄土 ⇒ 宝剣山荘 ⇒ 中岳 ⇒ 駒ヶ岳頂上山荘 ⇒ 駒ヶ岳山頂 ⇒ 駒ヶ岳頂上山荘テント泊。 翌日⇒ピストンルート。
※黒川平臨時駐車場は1回600円。しらび平駅~千畳敷駅までは、バス&ロープウェイ乗車券が大人3900円。

 

今回の山行は7月10日以来、約2ヶ月ぶりのものとなる。題してリハビリ山行。
ボクは毎年のことで、仕事で山歩きに行けなかったこの2ヶ月間で鈍ったカラダをほぐすことと、膝を痛めているヨメさんのリハビリ的な意味を込めた山行でした。とにもかくにも久しぶりの山歩きがどぴーかんな青空ときたもんです。こんなに嬉しいことはありません。

さて、朝9時に駐車場でいつもの山仲間の矢車草さんふーふと待ち合わせしたあとは、黒川平のバス停までゆっくり歩きながらの近況報告会。お口が元気な矢車姉さんは相変わらずで一安心。紺色の新しいザックが妙に似合っていた。

バスに乗り込み、しらび平まで行ったあとは、タイミングよく発車寸前のロープウェイに乗ってあっという間に千畳敷へ到着。青空と白い巨岩と木々の緑が綺麗にマッチングした迫力ある景色に目を見張る。
そしてその遠くへ目を細めるとつづら折りの急登が大渋滞しているのが分かった。ここまでロープウェイでひとっ飛び。登山者以外にもたくさんの観光客がいるのにちょっと驚いた。

乗越浄土まではその急登をえっちらおっちら登って50分ほどで到着。重たいテント泊装備がズシリと肩に応えたけれど、久しぶりの山歩きなのでとても嬉しい疲労感を味わうことができました。
そしてちょいと先へ進み宝剣小屋までいったらそこで小休止。

矢車家のザックからはシャインマスカットが出てきてボクらからは嬉しい悲鳴が出た。つやっつやで大きくてとても上等な皮ごと食べられるシャインマスカットの登場は、すごく嬉しいサプライズだった。流石よね♪

次は岩だらけの中岳の巻き道(帰りは通常コースで)を通って、木曽駒ヶ岳までの鞍部にある、駒ヶ岳頂上山荘まで歩を進めた。
山荘でテント泊料金(トイレと水代込みの一人900円)とビール代を支払い、目の前にあるテント場へと移動。特等席を探し回る。ラッキーにも2つのテントが近接できるスペースがあったのでそこで陣取り、ちゃちゃっとテントを張って、互いの間のスペースで軽く宴会を開始した。お昼の12時半のことであった。

皆でひとしきり呑んでお腹もいっぱいになったので、ぽかぽか陽気も相まってお昼寝と行きたところだったけれど、あまりの青空がもったいなくて木曽駒ヶ岳の山頂へゆくことにした。これが結果オーライとなる。二日目は朝こそご来光と綺麗な朝焼けを見ることができたけれど、その後は雨降って寒くって散々な撤収となってしまった。

さて話は戻り、木曽駒ヶ岳の山頂でひとしきり楽しんだあとは、15時過ぎに冷えて丁度良い頃合いとなると聞いていた生ビールを呑みに、駒ヶ岳頂上山荘までそそくさと下りて行った。

美味い~。これが実に旨いのだ。
そして一息ついた頃、生ビールをやりながら15時半からみんなで晩めしづくりを開始したっけ。

各々で鍋やおつまみをつくってシェア。ウチは適当に鍋キューブをぽんぽん入れて煮込むだけの簡単なサンラータン鍋。途中で投入したレモン汁の酸っぱさがなんともいえずグーでした。
鍋と、〆のラーメンでカラダが暖まったのもつかの間、やはり標高2,870mのテン場は寒かった。

日が暮れてくると冷たいビールがなかなか進まない。そうなるとオープンエアで開放的な外呑みから、4人入っても広い矢車家のアライ邸にお店替え。お酒も持参してきたワインに替えて、誰か一人がダウンするまで呑んだのだった。19時、消灯。そして睡眠。途中何度かものすごい暴風に起こされながらもまぁ快眠でした。

 

翌朝5時半。テントの外から聞こえる「おはよー」の声で起こされ、朝から元気な声の主と一緒にご来光を楽しむために山を登る。

起きてすぐだもの、息切れがスゴイ。だけども久しぶりに見た真っ赤な朝焼けはやっぱり良いもので、素晴らしすぎてしばらくその場にたたずんでました。もうすっかりダウンの上下と手袋が無いと耐えられません。そんな寒さの朝でした。

雨の中のテン場は7時半にはあとにして、千畳敷には9時に到着。あまりお天気が良くないからサクサク下りて行ったけれども、こんな天気の悪い日でも下からはどんどんたくさんの人が上がってくるのにはビックリだ。
そして10時には駒ヶ根にいて、大盛りでドデカい明治亭のソースかつ丼をみんなで頬張ってた。~_~;

何だかボクらのいつもの山行でホッとする。リハビリのためカラダを動かしたい気持ちとは裏腹に、またしても満腹な山旅と相成った。美味だった。

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